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常温で食材が長持ち!カルテックの「フードフレッシュキーパー」は一家に一台の必需品かも

  • 神原サリー

2022.04.08

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#35 カルテック フードフレッシュキーパー

頂き物の柑橘類やリンゴ、特売だったバナナなど、箱に入れたままでは傷んでしまうし、冷蔵庫の野菜室を占領するのも困りもの。ところがそんな悩みを解決する魔法みたいな家電があるんです。自宅でもアトリエでも愛用しているカルテックの常温保鮮ボックス「フードフレッシュキーパーKL-K01」の魅力をご紹介しますね!

「神原サリーの愛しの家電語り」
注目の新作から、長年使い続ける名品まで。家電ライフスタイルプロデューサーとして活躍する神原サリーさんが、本気でオススメの”愛用家電”だけをご紹介!バックナンバーはこちら

除菌脱臭(空気清浄)機で知られる光触媒技術を応用

常温保鮮ボックス「フードフレッシュキーパーKL-K01」21,780円

常温保鮮ボックス「フードフレッシュキーパーKL-K01」21,780円

カルテックという名前、前にもこのコラムで読んだような…そんなふうに思ってくださった方もいらっしゃるかもしれませんね。そうなんです、以前「アトリエで大活躍の光触媒空間除菌脱臭機たち」という記事でご紹介したように、カルテックはシャープ出身の技術者・染井潤一氏が、同社出身の仲間と共に2018年4月に立ち上げたスタートアップで、私のアトリエの壁にお気に入りのアートと共に並んで、除菌脱臭機能を発揮してくれているのが、カルテックの光触媒除菌脱臭機「ターンド・ケイ」KL-W01です。

光触媒フィルターに光を照射すると、強力な酸化力が発生しますが、この酸化力を利用して、空気中の悪臭成分や有害物質などを水と二酸化炭素に分解するというのが、光触媒技術。優れた光触媒材料の開発力とその反応率を限界まで向上させる製品開発力がカルテックの強みで、今回初めてその技術をキッチン家電に応用し、2021年12月にこの常温保鮮ボックス「フードフレッシュキーパー」を発売しました。冷蔵庫を占領しなくとも、常温で食品を長く新鮮に保つことで、フードロスの削減につなげたいという狙いがあるといいます。

10Lのたっぷりサイズで果物やパン、調味料の保存に大活躍

スライド式のどこか懐かしい雰囲気を感じさせるデザイン

スライド式のどこか懐かしい雰囲気を感じさせるデザイン

昭和の時代に各家庭にあって、調味料などを入れていたボックスを思わせるような、どこか懐かしさを感じさせるデザイン。スライド式の扉を開けると、中は10Lと広々としています。庫内の奥に設置されている光触媒フィルターに光を照射させることで、カビの発生を抑制するほか、食品から出るエチレンガスを分解して、野菜や果物の鮮度を長く保つことができる仕組みです。

果物の保存にもぴったり

果物の保存にもぴったり

実際に発売当初から自宅に置いて使ってみていますが、これまで冷蔵庫の野菜室で保存していた柑橘類やリンゴなどが、常温でも3週間ほど経ってもフレッシュさをキープ。年末に購入した切り餅も七草を過ぎるころまでカビが生えずにおいしく食べられたことに感動しました。これまで小分けして冷凍したり、すぐに食べる分はワサビや辛子と一緒に保存容器に入れて冷蔵室に入れたりと大変だったのが噓のようです。すぐに食べる分を残して冷凍保存しているうちに霜が付いてしまい、廃棄することもあったことを思うとまさに食品ロスの削減に役立つサステナビリティに富んだ家電だと思います。

アトリエではレビューで使った食パンや強力粉、ドライイースト、お煎餅などを保存しています

アトリエではレビューで使った食パンや強力粉、ドライイースト、お煎餅などを保存しています

アトリエではレビューのために購入した食パンの残りをフードフレッシュキーパーに入れておいたところ、なんと1か月以上経過してもカビも生えず保存できたことにびっくり(1か月というのはあくまで実験ですが)。お気に入りのパン屋さんで購入したパン類や、スーパーでまとめ買いした食パンも、すぐに食べない分は冷凍するのが一般的になっていますが、数日から1週間程度なら常温で風味を保ったままおいしく保存できるので本当に便利。「冷凍室がいつもぎゅうぎゅう」というお悩みも解決できるはず

消費期限が2022年2月18日と書かれた食パンを試しにずっと保存してみたところ、1か月以上経った3月24日になってもカビが生えたりせず、いい匂いのままでした

消費期限が2022年2月18日と書かれた食パンを試しにずっと保存してみたところ、1か月以上経った3月24日になってもカビが生えたりせず、いい匂いのままでした



冷蔵庫に入れると温度差で結露しやすい乾物の保存にも

冷蔵庫に入れる必要のない調味料や乾物の保存にも向いています

冷蔵庫に入れる必要のない調味料や乾物の保存にも向いています

小麦粉や片栗粉、調味料のほか、ひじきなどの乾物類は、冷蔵庫に入れて置く人が多いかと思いますが、実は冷蔵庫に入れたり出したりしていると、温度差で結露しやすく傷みや味の劣化に繋がってしまうんですよね。そんな“常温保存したいもの”の保管庫にもぴったり

デザインのアクセントにもなっているハンドルには、家電製品としては珍しく、吉野ヒノキの間伐材が使われています。柱を挽いた残りの端材を利用しているため、森林破壊などは一切なく、一本の原木を余すところなく利用しているとのこと。人の手に触れると色や質感の変化が生まれるというのも、まるで家具のようでうれしいですよね。

お手入れは3か月に一度、しかも簡単!

庫内奥にある光触媒フィルター。3か月に一度(電源ランプがオレンジ色に変わったら)外してお手入れをします

庫内奥にある光触媒フィルター。3か月に一度(電源ランプがオレンジ色に変わったら)外してお手入れをします

食品を保存するものなので、いつでも清潔に使いたいもの。庫内トレーは取り外し可能で洗えますし、気になるお手入れも3か月に一度でOKです。通常は青く光っている電源ランプがオレンジ色に変わったら、庫内奥にある光触媒フィルターを外して、80〜100℃の熱湯に15分以上、浸け置きします。あとは水分が無くなるまで、天日で自然乾燥させるだけ。小さいフィルターなので私はザルに入れてアトリエの窓際の日当たりのいいところに半日置いて乾燥させました。

80〜100℃の熱湯に15分以上、浸け置きします

80〜100℃の熱湯に15分以上、浸け置きします

水分が無くなるまで、天日で自然乾燥させればOK

水分が無くなるまで、天日で自然乾燥させればOK

再び光触媒フィルターを取り付けたら、本体の裏側、電源スイッチの右側にあるリセットボタンを長押しすればお手入れ完了です

再び光触媒フィルターを取り付けたら、本体の裏側、電源スイッチの右側にあるリセットボタンを長押しすればお手入れ完了です

乾いた光触媒フィルターを庫内奥に取り付けたら、本体の裏側、電源スイッチの右側にあるリセットボタンを長押しすればお手入れ完了です。価格も約2万円ですし、霜取りの必要な冷凍庫を購入するよりも、まずは常温保鮮ボックスを活用してみてはどうでしょう? 消費電力も約2Wとわずかなので電気代もかかりません。

DATA

  • ブランド:カルテック
  • 商品名:常温保鮮ボックス「フードフレッシュキーパーKL-K01」
製品情報を公式サイトで見る

 

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「神原サリーの愛しの家電語り」は、毎月2回更新。次回もお楽しみに!

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●Info●
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神原サリー Sally Kamihara

家電ライフスタイルプロデューサー

新聞社勤務、フリーランスライターを経て、家電ライフスタイルプロデューサーとして独立。「企業の思いを生活者に伝え、生活者の願いを企業に伝える」べく、東京・広尾の「家電アトリエ」をベースにテレビやラジオ、雑誌やウェブなどさまざまなメディアで情報発信中。商品企画やコンサルティングの仕事も多数。

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