「Soul ジェーン エヴリン アトウッド展」
東京・銀座の「シャネル・ネクサスホール」にて、パリ在住のアメリカ人の写真家、ジェーン エヴリン アトウッドの日本初個展「Soul ジェーン エヴリン アトウッド展」が、3月30日(水)〜5月8日(日)までの期間開催されます。
排他的な世界でも、強く生き抜く人々を撮影
アトウッドはパリを拠点に活動する写真家。多くの人々が知らない、もしくは見てみぬふりをしている排他的な世界へと入り込み、苦難に向き合い生き抜いていく人々を撮影しています。
デビュー作となったパリの路上に立つ娼婦たちを捉えた作品をはじめ、盲目の子どもたちを捉えたシリーズが高い評価を受け、人間性や社会性を重視した作品に贈られる「ユージン スミス賞」を受賞。
アウトウッドは被写体を深く理解するために、被写体となる対象と時間を共にし、極めて私的で情熱的なアプローチでそれぞれのプロジェクトに没頭しています。地雷犠牲者の調査には4年間、女囚たちの撮影には10年間も要したそう。
扱う題材はどれも重く過酷なものですが、アウトウッドのフィルターを通した写真は、冷酷さや搾取的な印象を与えることはありません。被写体に対する思いやりが込められた作品は、直接的でありながらもどこか繊細。彼女にとって写真とは、自らの感情をストレートに表現するための手段だといいます。
アトウッドの代表的な作品を展示
「Soul ジェーン エヴリン アトウッド展」では、アトウッドの代表的なシリーズから厳選した作品の数々や、報道カメラマンとしての仕事などを紹介しながら、彼女の被写体に対する飽くなき探究の軌跡に触れることができます。
「写真を撮ったところで何の役にも立たない、と時に思うこともあります。それでも、とにかくやらなければならないのです。」
ジェーン エヴリン アトウッド
Soul ジェーン エヴリン アトウッド展
会場:シャネル・ネクサス・ホール(東京都中央区銀座3-5-3 シャネル銀座ビルディング4F)
会期:2022年3月30日(水)〜5月8日(日) *会期中無休
時間:11:00~19:00 (最終入場18:30)
料金:入場無料・予約不要
主催:シャネル合同会社
問い合わせ:シャネル・ネクサス・ホール事務局 Tel 03-6386-3071
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