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私たちの「もう一度、就活」!

育休中コロナ禍で失業。マザーズハローワークで再就職【30・40代の働き方】

  • LEE編集部

2022.02.25

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家事、育児と両立しながら働くことが多い30、40代のLEE世代。結婚、出産、育児など、環境の変化によって、その都度「働き方」を見つめ直す方も多いのでは?
さらには、続くコロナ禍で状況が変わったという声も。
さまざまな理由で再び就活をした読者の体験談から、"自分に合った多様な働き方"を探ります!

この記事は2022年1月7日発売LEE2月号の再掲載です。


「もう一度、就活」インタビュー
育休中のコロナ禍で戻るポジションがなくなり、マザーズハローワークで就活

LEEメンバー あやさん

LEEメンバー あやさん

5歳と2歳の2人の男の子の母。第2子の育休中にコロナ禍となり、仕事復帰が不透明に。会社の業績悪化で退職し、初めての転職を決意する。

【 あやさんの現在のお仕事 】
・メーカーの事務職(経理補助)
・コロナ禍と育休明けが重なり退職、すぐに職探し
・週4日、1日約6時間勤務

あやさんのお仕事ヒストリー

22歳
新卒で就職。営業事務職で15年間務める

35歳
結婚、妊娠

36歳
第1子出産。産後半年ほどで仕事復帰

39歳
第2子出産。産後5カ月で保育園に申し込み、入園が決定。
コロナ禍で仕事復帰が6月→10月→12月→翌年2月と、どんどん延期に

40歳
総務部の友人に転職をすすめられる

41歳
総務部の人事担当者に呼ばれて、正式に戻るポジションがないと言われる。翌日すぐにマザーズハローワークに登録し、就活を始める。1カ月ほどでメーカーの事務職(経理補助)として就職が決定

育休からの復帰が延びて「戻るポジションがない」と

あやさんは第1子の産休、育休を経て、新卒から約18年間同じ会社に勤務。今後も働き続けるつもりが、第2子の育休中にコロナ禍となり、状況が一変します。

「2020年4月に復帰の予定が、コロナ禍の影響で6月、さらに10月とどんどん延びてしまって。10月以降は会社の雇用調整で、給与をもらいながら仕事は休み続けるという事態に。12月、2月とさらに復帰が延長になり、だんだんこの中途半端さや、長く仕事をしない状態がつらくなってきました。
そんな中、会社の人事部から呼ばれて『今は戻るポジションがないので、できれば転職活動をしてほしい』と言われてしまい……。コロナ禍で業績が悪化して、私がいない間に部署を減らしたり、組織の変更があったようです。長く務めていたこともあり、こんなに冷たく突き放されてしまうものかと、すごくショックでしたね」



自己PRには何を書けばいい?久々の就活に戸惑いも

自己PRには何を書けばいい?久々の就活に戸惑いも

経済的に何かしら仕事はしたかったこと、子どもたちの保育園を継続したかったこともあり、すぐに夫と相談をして、転職へと気持ちを切り替えたそう。ハローワークに出向いて、就活をスタート。

「子どもがいながらの就活にはマザーズハローワークがいいと友達に聞いて、すぐに登録。転職するのは初めてで就活も久しぶりだったので、履歴書を書くのも一苦労でした。
自己PRに何を書けばいいのかわからず、新卒採用のときのように自己分析をして、あらためて自分にできること、できないことの振り返りを。ハローワークの担当者が親身になって相談に乗ってくれたり、自己分析をスムーズに行うための冊子なども用意されていて参考になりましたね。
これまでのことを細かく書き出した結果、私はコツコツやる作業が好きで、同じ仕事のルーティンが得意だとわかり、事務職が向いているのかなと。40代になった今、徹底的に自己分析をして自分を見直せたことは大きな収穫でした。タイミングよく募集があったメーカーの経理補助の事務職に応募し、就活を始めてから3カ月ほどで採用が決まりました。
今は週4日、10時〜16時勤務なので、子どものお迎えにもゆとりを持って行けます。平日に1日休みが取れるのもいいですね。
正社員で働き続けていたらもっと慌ただしかったと思うので、失業は残念でしたが、マイペースに働くきっかけになったと思います」

LEEメンバー あやさん
「もう一度、就活」エピソード

自己分析シートで実績や強みを確認

自己分析シートで実績や強みを確認

「ハローワークでもらえる応募書類の書き方をまとめた冊子。自己分析は項目ごとに書き込み式になっていて整理しやすかった」

ハローワークに登録すると仕事の紹介が

ハローワークに登録すると仕事の紹介が

「マザーズハローワーク限定の求人も。母親であることが前提なので、条件に合う募集が多いです」

LEEメンバー あやさん
「もう一度、就活」がわたしにくれたもの

  • 徹底的に自己分析をし、あらためて自分の長所に気づけた
  • 失業したことが、マイペースに働くきっかけになった

撮影/伊藤奈穂実 イラストレーション/オカダミカ 取材・原文/野々山 幸(TAPE)
この記事は2022年1月7日発売LEE2月号『私たちの「もう一度、就活」!』の再掲載です。

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LEE編集部 LEE Editors

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