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LIFE

折田千鶴子

“アレ”が家出?! 異色のエンタメ映画『ポプラン』で『カメ止め!』上田慎一郎監督×『メランコリック』主演・皆川暢二さんが初タッグ!【爆笑対談】

  • 折田千鶴子

2022.01.14

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日本映画界を賑わせた2人

日本中を沸きに沸かせた“カメ止め!”こと『カメラを止めるな!』(2018)の超大ヒットは、誰の記憶にもまだまだ新しいと思います。ところがその翌年、“カメ止め旋風”とまでは行かないまでも、インディーズ映画からまたも大ヒット作が飛び出しました。多くの映画人や映画好きがこぞって絶賛した『メランコリック』(2019)が、またも日本映画界を明るく照らしてくれたのでした。

その、『カメラを止めるな!』の上田慎一郎監督と、『メランコリック』の主演&プロデューサーの皆川暢二さんが初タッグを組んだのが、この異色すぎる『ポプラン』です。来た来たコレコレ、と嬉しくなってしまうような、一見バカバカしいけれど、ちょっとクセになる面白さ。“ある朝、大切なアレが家出してしまった”というアイディアを出発点に、どこまでも深~く色んなことを感じ、読み取りたくなる作品です。

そんな2人の爆笑対談、はじまります!

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──近年のインディーズ映画から飛び出された2人とはいえ、本作が初タッグであり、本作で知り合われた、という感じなんですよね!?

上田「はい。初対面は、僕がテアトル新宿に『メランコリック』を観に行ったときです」

皆川「僕が劇場の前で、チラシ配りをしていたんです」

上田「その時にご挨拶をした、その1回しかお会いしていなかったのですが、『ポプラン』の主役は撮影前からガッツリ肩を組んで取り組んでくださる方、且つ、この物語を理解してくれる人がいいな、と。皆川さんなら、『メランコリック』がスマッシュヒットした成功と、その後に訪れるであろう“壁”みたいなものも知っているだろうと、お願いしようと思いました」

──劇場で主演俳優がチラシ配りをするという、その姿勢自体に自分と通じるものがあると、ピンと来たのもありましたか?

上田「ありましたね」

皆川「僕も、すごくありました(笑)!」

上田「皆川さんって、すごくイケメンだし、主人公感がとてもあるのに、どこか憎めない抜けているところがあって」

皆川「あははは(笑)」

上田「その“抜け”がないと、愛せない主人公になってしまうと思ったんです。イメージ的にはゴレンジャーでいうと確実にレッド。それなのに人間としての隙がある。『メランコリック』の舞台挨拶でも、それを感じたんですね」

皆川「感じたんか~い(笑)!!」

上田「そういう舞台挨拶でも淀みなく、つまづくことなく語り切る人って、僕、緊張しちゃって仲良くなれない気がするんですよ(笑)。もっと人間味を感じられる人がいいんです」

『ポプラン』ってこんな映画

©映画「ポプラン」製作委員会
1月14日(金)テアトル新宿ほか全国公開

<STORY>
漫画配信事業で大成功を収めた田上(皆川暢二)は、ある朝、自分の大切な“アレ”がなくなっていることに気付いてパニックに陥る。やがて彼は自分同様、“アレ”を失くした人々が集う“ポプランの会”にたどり着く。そこで“6日以内に逃げ出したアレを捕まえないと、二度と元に戻らない”と知る。田上は“アレ改めポプラン捕獲”用の網を片手に、疎遠になった元相棒(アベラヒデノブ)や元妻(徳永えり)、両親(渡辺裕之、原日出子)を訪ねながら、家出したポプラン探しの旅に出る――。

──資料によると“構想10年”と壮大なキャッチがついていますが、どの辺りまでアイディアが膨らんでいたのですか?

上田「思いついた27歳当時、脚本も書いていました。初恋の人に会ったり、実家に帰って疎遠だった両親に会ったり、という要素も既に入っていました。その時の台本にも、本作同様、カーチェイスまで既にありました(笑)」

──そんなところまで! 10年前の構想を今撮ることで、何か変わったもの、変えたことはありますか。例えば“アレ”がなくなってしまう設定は、傷つくとか欠けるではなく、完全に“失われた状態でなければならない”のか、など。

上田「失くすというより、家出というのが一番しっくりくるんですよね。というのも、僕は今37歳ですが、年を取れば取るほど自分の体が言うことをきかなくなってくる感覚があって。この10年の間に起きた自分の変化の中で、“自分の体が自分のものだと思うなよ”という感覚が加わった気がします。大事にしていないと愛想をつかして家出されてしまうぞ、と」

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上田慎一郎
1984年、滋賀県出身。2009年、映画製作団体を結成。『お米とおっぱい。』『恋する小説家』『テイク8』など10本以上を監督し、国内外の映画祭で20のグランプリを含む46冠を獲得。2018年、初の劇場用長編『カメラを止めるな!』が異例の大ヒットを記録。主な監督作に、『イソップの思うツボ』(2019/3人の共同監督)、『スペシャルアクターズ』(2019)、コロナ禍に完全リモートで製作した『カメラを止めるな!リモート大作戦!』(2020)YouTubeで無料公開。その他、『100日間生きたワニ』(2021)、『DIVOC-12』(2021)が昨年、公開された。

──確かに年を取ると、自分の身体に対する意識の変化は大いにありますよね。

上田「そういうことを踏まえて、僕は“大人の寓話”みたいなものをやりたかったんです。子供の絵本などに、よくありますよね。例えば、“自分の手を痛めつけていたら、ある朝起きたら右手ちゃんが逃げていっちゃったよ”的なカリカチュアされた寓話。そういう、カリカチュアライズされた話から始まる実写の邦画を、僕はあまり観たことがない気がしたんです。どこか『世にも奇妙な物語』系でもありますが、20~30分で描く短編・中編ではなく、そういう童話・寓話的なものを長編でやってみたい、という気持ちがありました」

どれだけ真面目にやれるか

――では、“アレの家出”から始まる脚本を読んで、皆川さんはどう感じましたか。“うわ、本当に俺、コレやるの!?”みたいな?

皆川「いえいえ(笑)、面白い、やってみたい、と思いました。監督も仰っていましたが、本作はどれだけ真面目にやれるか、だと思いました。コメディ的な要素もありますが、そこに何かをプラスして乗せないこと、そういう提示は決してしない、ということは決めていました」

上田「メチャクチャ重たいサスペンスをやる、くらいの気持ちで臨もう、と」

皆川「その辺りのバランスも、現場で監督が見ながらつけてくれました」

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──最初に“撮影前からガッツリ組む”とおっしゃっていましたが、役作りについての話し合いなどをされたのですか?

上田「それもありましたが、リハーサルもしました。子役のオーディションにも来ていただいて、子役の相手をしてもらったり。また、演じてもらう田上の設定である、漫画配信会社の方に実際に会いに行きました。劇中で描かれているような、高層ビルの高層階のオフィスに」

皆川「行きましたね! 劇中に出てくる田上の会社とイメージが近かったですね」

上田「社長さん自身は、田上とは全く違うタイプでしたが(笑)、本当に(ブイブイ鳴らしている系の)田上のような人もいるという、リアルなお話も聞かせていただきました」

皆川「撮影に入る前から、そうして監督と時間を共有させていただいたのは、すごく楽しかったです。監督自身が楽しみながら撮る方なので、現場では周りのスタッフ・キャストもその影響を受け、みんなでとても楽しくやらせていただきました。そんな環境に感謝しています!」

──いけ好かない田上のオフィスは、東京を見下ろす勝ち組の象徴のようでしたが、漫画配信で成功されると、あんな感じのオフィスを構えられちゃうのですね。

高層階に構えたオフィスでふんぞり返る田中。ちょっと、いけ好かない奴です。

上田「田上のような王道のバブリーな人よりも、今は庶民派の社長さんの方が多いそうです。でも中には田上みたいな人もいるそうで、リアリティがあるかどうか脚本も見ていただきました」

誰も経験していないから正解もない

──そんな田上が、大切な“アレ”に家出をされてしまい、初めてそのことに気づく場面は、前半最大の見どころとも言えると思います。トイレから叫び声を聞いた瞬間、色んな想像が頭を駆け巡りました。つい笑ってしまう、あのリアクションは、どのように作っていったのでしょう?

皆川「確かにあのリアクションは、ある意味、一番大変でした。メチャクチャ声を“わ~っ”と上げるようにも演じてみたりもしました。分からない、分からないと言いながら、何度も繰り返し撮った、すごく難しい場面でした」

上田「だって、そんな経験をした人がいないので(笑)、正解が分からない」

皆川「それでもファースト・インパクトの、すごく大事なシーンなので、やりながら“いや、違う。こうじゃない”と迷いながら何度も繰り返し、何テイクも重ねて作っていきました」

上田「そうでしたね。叫んだ方がいいのか、いや、声が出なくなってしまう方がリアルだとか、色々と話し合いながら決めていきました」

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皆川暢二
1987年、神奈川県出身。大学時代に俳優を志し、舞台を中心に活躍。その後、カナダに滞在しながら北米大陸の自転車横断に挑戦。帰国後、2018年に主演兼プロデューサーとして映画『メランコリック』(2019)に参加。第31回東京国際映画祭 日本映画スプラッシュ部門で監督賞を受賞。ウディネファーイースト映画祭で新人監督作品賞に選出される(ちなみに、前年は『カメラを止めるな!』が観客賞を受賞した映画祭)。本作が主演映画2作目。

──最初の頃は、田上が人を裏切ったり傷つけて来たことに対する“天罰”なのかと思いました。でも観ていくうちに、そういうわけでもないぞ、と分かって来て……。

上田「それについては、“家出”というアイディアを考えた後に、後付けで考え始めた気がします。ただ、田上が性にだらしない人だからとか、そういうことではないんです。“ポプランの会” に集まって来た人たちを見れば分かる通り、色んな地位や肩書の人がそこにいますよね。社会的に成功した人に限った話でもなくて」

皆川「僕も演じながら、“なぜ自分にこんなことが!?”という気持ちは、もちろん常に持っていました。でも “自分のポプランを探しに行く”ことが、自分が今まで捨てて来てしまった人たちと向き合わなければいけないことにも繋がっていって……。ポプランを必死で探さなければならないのと同時に、ないがしろにしてきた人たちと向き合わなければならないという、2つの大きな柱がありました」

──そこから、懺悔行脚が始まる、という展開に入っていきます。

元妻と座る時も微妙な距離感が……ちょっと笑えます。

上田「背景については敢えて多くを語りませんでした。語ってしまうと逆に、“自分とは違う”と共感を遠ざけてしまうように感じたので。だから余白を持たせることにしました。ただ、本編では語っていませんが、登場人物の歴史年表みたいなものは、それぞれ作っていました」



ポプラン探しの珍道中

──いかにもアンダーグラウンドで開催されているような、“ポプランの会”も面白かったです。連帯感が生まれてしまうのか、みたいな(笑)。

上田「予告編にもありますが、つまり全国で“家出”が頻発しているわけです。家出されてしまった人たちのことを劇中では“ロスト”と呼んでいますが、自分だけではないということに、みんなどこかでホッとしたところはあったでしょうね。あ、俺だけじゃない、と(笑)」

皆川「やっぱり同じような境遇に陥ると、なんとなく連帯感的なものが生まれる気がしますよね(笑)。しかも男のシンボルですし、そこで男の絆というか、通じ合えるものはあったと思います」

ポプランの会の一人ですが、国籍等々もよく分かりません。とにかく大勢が“ポプラン会員”ということですね(笑)。

──そういう展開にも、色んなメタファーを読み取れますよね。バカバカしいと笑っていたら、どこまでも深堀できそうなテーマになっています。

上田「“ポプランの会”は、どこか人生に迷っている人――人生の迷子たちの会でもあるんです。女性だから、男性だからということではなく、もっと普遍的なものとして脚本を書いていました。だから、ちょっと迷っている人にこそ観て欲しい作品です。試写で観た女性の方の中にも、“すごく共感した”とおっしゃる方々も結構いましたから」

──なるほど、懺悔行脚というより、自分探しの旅に近いわけですね。

皆川「観る時期や年齢によっても、共感するのか客観的に観るのか、かなり違ってくるみたいですよね。……あれ、笑ってますが、“男ってバカだなぁ”と思って観ました?」

──はい。途中までは、“ざまぁみろ、田上!”と思って笑っていました(笑)。でも同時に、期限内に見つけてくれよ、とも思っていました。

上田「その辺りも、イソップ童話の『金の斧、銀の斧』みたいな感じでもあると思うんです。本作を観て、すごい笑ったという人もいれば、コメディだと思わなかった、という方もいる」

皆川「観る人によって大きな幅があるのは、すごく嬉しいです」

上田「男性は割に、“身につまされた”という感想が結構ありました。友人を裏切ってしまった、元妻から同じようなことを言われたことがある、女性に対する不義理をした、両親とずっと会っていないなど、田上に自分を重ねて観る方が結構いるみたいですね」

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ギターは大切なもののメタファー

──200キロを超える速度で飛んでくる“ポプラン”と格闘するシーンは、本当に笑いました。しかも、なかなか自分のポプランを捕まえられない(笑)。そこも色々と深読みできたりして……。

上田「ただただ笑って見てくれてもいいし、色んな事を考えながら見てくれてもいい。例えば、田上がいつも抱えているギターケースもアレを感じさせる形……とか捉えることも可能ですよね」

皆川「それ後から監督に聞いて、僕も“なるほど!”と思いました。というのも最初は、偶然僕がギターケースをぶつけてしまったことから始まっていて。それを僕は、単に“田上のちょっと憎めない部分”とか“おっちょこちょいで抜けている部分”と捉えていたんです。でも監督から、ギターがメタファーになっていると聞いて……」

上田「最初は皆川さんのアドリブというか偶然でした。でも、田上がギターケースを何度もぶつけてしまうのは、自分の幅が分かっていないから、ということでもあるんです」

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──ところで今回は、“ポプラン”との格闘アクションあり、カーチェイスあり、これまでの上田作品の中で最もアクションの要素が濃い印象があります。

上田「他の作品もいつもドタバタはしていますが、今回はドタバタ、プラス、ちょっとした立ち回りのような殺陣シーンもあるので、アクション監督についてもらいました」

皆川「ただ僕の感覚では、あまりアクションと捉えていませんでした。アクション監督さんについて練習をかなりしましたが、実際の現場では、練習とは違うことをやったのもあって。というのも、教えていただいたことをそのままやると、“型”っぽくなっちゃうんです。でも田上の動きとしてはカッコよくやる必要も、上手くやる必要もない。ただ“必死になっている”という見え方をしたかったので、現場でアクションがちょっとずつ変わっていきました。それがまた、演じていても面白かったことの一つです」

──アクションに加えて、監督にとってはCGも新たな挑戦ではありませんでしたか? 何しろ200キロでポプランが飛んできますから(笑)!

上田「そして、そのポプランと格闘しますからね(笑)。もちろんポプランはCGで作っていますが、大きさ、色、スピードと、どれが的確なのか、何度も手直ししました。これまでも若干CGを使ってますが、これまでは気づかないような使い方。でも今回は実際にないものをCGで作るという、大きな嘘をついています。それにあたっては、模型からちゃんと作りました。というのも田上が格闘して掴む瞬間、やっぱり実体がないとダメですから。実際には見せられないようなリアルな模型を作りました」

皆川「見せられないけれど、ちゃんとあるという。監督はそこ、かなりこだわっていましたよね(笑)」

上田「万が一、映ってしまったら“R指定”が付いてしまいますからね(笑)。そこはこだわって、映さないスレスレのところで存在させる。それも、とても難しかったです!」

なぜかお洒落なポスター

──これまでも上田監督はポスターにこだわってきたと思いますが、本作はかなりお洒落なポスターですね。よく見ると、右端は全裸ですが(笑)。

上田「今までは、どちらかというと足し算系のポスターを作って来ました。邦画って、とにかく足し算のポスターが多いんです。でも今回は引き算のポスターを作りたい、そして壁に貼っておきたくなるようなお洒落なポスターにしたい、と思っていました。あまり邦画にないポスターにしたい、そして観終わった後に感じ方が変わるようなイメージを与えたくて。というのも、“ある朝イチモツが家出した”というキャッチでパ~ッと明るいポスターだと、完全にライトコメディかおバカ映画だと思われてしまう。作品のトーンもしっかりポスターで伝えようと、思い切ってこの形にしてみました」

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──最後に、皆川さんからLEE読者に本作のアピールを。

皆川「読者の方の多くは、過去に色々と経験をされていると思うので、劇中に出てくる色んな人の各エピソードの何かしらにリンクしたものを感じていただけると思います。それを懐かしんで観るも良し、単純に“男ってバカだな”と思うのも良し、“女の方が強いぞ”という目線で楽しむもあり。色んな角度から楽しめる作品になっていますので、ぜひ劇場に来て楽しんで欲しいです!」

 

田上が帰省して両親に会い……という辺りからの展開は、ちょっと切ないような、くすぐったいような後味さえ残す本作。まさに“ベタでシュール、馬鹿で知的”と監督のコメントにあるように、入口と出口が全く違う、予想を超えた展開やその落としどころを大いに楽しんで欲しい作品です。始まりの下ネタを笑いながら、“あら案外、考えさせられた”なんて思考を深められるのも、大人の特権ですから!

映画『ポプラン』

【テアトル新宿ほか全国公開中】

2022年/日本/96分/配給:エイベックス・ピクチャーズ

監督・脚本・編集:上田慎一郎

出演:皆川暢二  アベラヒデノブ  徳永えり 原日出子 渡辺裕之

 

©映画「ポプラン」製作委員会

公式Twitter @cinemalab_jp 

『ポプラン』公式サイト

写真:山崎ユミ

上田慎一郎さん: ヘアメイク 堀ちほ

皆川暢二さん : スタイリスト 沖田慧 /ヘアメイク Chieko Katayama (HMC)

折田千鶴子 Chizuko Orita

映画ライター/映画評論家

LEE本誌でCULTURE NAVIの映画コーナー、人物インタビューを担当。Webでは「カルチャーナビアネックス」としてディープな映画人へのインタビューや対談、おススメ偏愛映画を発信中。他に雑誌、週刊誌、新聞、映画パンフレット、映画サイトなどで、作品レビューやインタビュー記事も執筆。夫、能天気な双子の息子たち(’08年生まれ)、2匹の黒猫(兄妹)と暮らす。

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