『パンプキンマリトッツオ』
10月半ば
秋深まり、実りの季節。
美味しい季節も本番。
10月の恒例行事、ハロウィンも近づいてきました。
今回のレシピは こちらも恒例のハロウィン仕様で「パンプキンマリトッツオ」です。
昨今、大人気のマリトッツオ。
丸いブリオッシュに たっぷりの生クリームを挟んだ イタリア生まれのスイーツは、インパクトのあるビジュアルで今年一番の流行スイーツに。
今では専門店もできるほどです。
今回はパンプキンジャムをたっぷりとはさんでジャック・オー・ランタンにしてみました。
シナモンの香るパンプキンジャムは、とろりとなめらかな口当たり。
そのまま食べてもいいし、パイ生地で包んだり、パンやビスケットに乗せると簡単にかぼちゃスイーツの出来上がり。
煮詰めるのでジャムと呼んではいますが、ほぼほぼクリーム。
いつもはゆるめに、柔らかい状態に仕上げますが、マリトッツオには、すくえるくらいまで炊き上げた方が挟みやすくなります。
(冷えると固くなるので 冷蔵庫で一晩寝かせると、よりしっかりとします。)
水分の多いかぼちゃだととろみがつくまで少し時間がかかりますが、焦がさないように混ぜながら、気長にじっくりと煮てくださいね。
悪霊を払うとともに、収穫を祝う行事のハロウィン。
季節外れのお天気が続く中、生産者さんの大変な努力に改めて感謝して、秋の味覚を満喫したいと思います。
皆さんもたのしいハロウィンをお過ごしくださいね。
パンプキンマリトッツオ
【材料】
6個分
・かぼちゃ……300g(正味)
・ブラウンシュガー……50g
・牛乳……200ml
・生クリーム……100ml
・バター……30g
・シナモン……小さじ1/2
・丸パン……6個
【作り方】
- かぼちゃは種とわたを取り、皮をむき、一口大に切る。(この状態で300g用意する) 耐熱皿にのせ、軽くラップをして、すぐに潰せる柔らかさになるまで4~5分電子レンジで加熱する。(デコレーション用に皮は少し取っておく。)
- ①を熱いうちに裏ごしする。鍋に入れブラウンシュガーを加え、よく混ぜる。
- 牛乳、生クリームを少しずつ加え、ときのばす。
- 弱火にかけ、絶えず混ぜながら、全体がぽってりとし、すくったときに落ちたクリームの形が残るくらいまで煮詰める。
- 炊き上がったら火からおろし、熱いうちにバター、シナモンを加えて混ぜる。表面にぴったりとラップをし、しっかり冷やす。(一晩冷蔵庫で寝かせるといい)
- 丸パンに斜めに切り込みを入れる。⑤を絞り入れ、表面を平にならす。
- かぼちゃの皮を電子レンジで加熱してやわらかくし、三角形に切り取る。⑥に貼り付ける。
製作・撮影/八田 真樹
お菓子研究家。短大卒業後、会社勤めを経て幼い頃から好きだったお菓子の道へ転身。フランスに留学、ル・コルドン・ブルー パリ校卒業。ルノートル、ベルーエ・コンセイユなどでも学ぶ。著書に『フラン』『ケーク・サレ』(共に文化出版局)、『野菜・豆・果物のヘルシーお菓子』(扶桑社)、『板チョコスイーツ』(主婦と生活社)などが。
八田真樹 Maki Hatta
お菓子研究家
短大卒業後、会社勤めを経て幼い頃から好きだったお菓子の道へ転身。フランスに留学、ル・コルドン・ブルー パリ校卒業。ルノートル、ベルーエ・コンセイユなどでも学ぶ。著書に『フラン』『ケーク・サレ』(共に文化出版局)、『野菜・豆・果物のヘルシーお菓子』(扶桑社)、『板チョコスイーツ』(主婦と生活社)など。
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