FOOD

葡萄のおいしさ丸ごと焼き込んだ秋色フラン☆  10月のレシピ『葡萄と紅茶のフラン』

  • 八田真樹

2021.10.05

この記事をクリップする

『葡萄と紅茶のフラン』

 

10月

日に日に秋めいてきて、近頃オーブンの出番も増えてきました。
オーブンから甘い香りがしてくると、それだけで幸せな気持ちになりますね。

今回のレシピは「葡萄と紅茶のフラン」です。
紅茶がふんわりと香る生地に、葡萄を並べて焼き上げたフラン。
焼きたてはふわふわ、中がトロリとクリーミー。
冷めると生地がしっかりして、もっちりとしてきます。

皮ごと焼き込んだ葡萄は瑞々しくて、風味も香りも ぎゅうっと濃縮されて濃厚。
香ばしく焼けた皮がまたおいしいのです。
素朴な焼き上がりが魅力のフランですが、卵とミルクのやさしい風味に 芳醇な葡萄が合わさって、季節限定の贅沢なスイーツに。
果汁たっぷりの秋の味覚のフランです。

旬の果物を焼き込んで、さっと作れる その手軽さもうれしいところ。
思い立って作り始めたら、あっという間にオーブンへ。
キッチンから甘ーーい匂いが広がります。

葡萄のおいしさをそのままとじこめた 秋色のフラン。
この季節に、皮ごと焼いた葡萄のおいしさを ぜひお楽しみくださいね。

 

 

葡萄と紅茶のフラン

【材料】

4人分

・ 卵…… 2個
・ 砂糖……40g
・ 薄力粉…… 25g
・ 牛乳…… 150ml
・ 紅茶葉…… 6g(アールグレーなど香りの強いもの)
・ 生クリーム…… 100ml
・ 葡萄(巨峰など)

・ バター…… 適量

【作り方】

* オーブンを180℃に温める。
* 器にバターをぬる。

  1. 牛乳と紅茶葉を合わせて小鍋に入れ弱火にかける。ふつふつし始めたら、絶えず混ぜながら2分ほど煮る。茶葉が完全に開いて濃いめの紅茶液を抽出できたら茶こしで漉す。茶こしの茶葉をぎゅっと押さえて紅茶液を絞る。
  2. ボウルに卵を割りほぐし、砂糖を加えて泡立て器でよく混ぜる。
  3. 薄力粉を振るい入れ混ぜる。
  4. ①を少しずつ加えて混ぜる。
  5. 生クリームを少しずつ加えて混ぜる。
  6. 葡萄を皮つきのまま半分に切る。種のあるものは除く。器に葡萄を並べ、⑤を注ぐ。オーブンで25~30分焼く。竹串を刺してみて、生地がついてこなければ焼き上がり。

製作・撮影/八田 真樹

お菓子研究家。短大卒業後、会社勤めを経て幼い頃から好きだったお菓子の道へ転身。フランスに留学、ル・コルドン・ブルー パリ校卒業。ルノートル、ベルーエ・コンセイユなどでも学ぶ。著書に『フラン』『ケーク・サレ』(共に文化出版局)、『野菜・豆・果物のヘルシーお菓子』(扶桑社)、『板チョコスイーツ』(主婦と生活社)などが。

八田真樹 Maki Hatta

お菓子研究家

短大卒業後、会社勤めを経て幼い頃から好きだったお菓子の道へ転身。フランスに留学、ル・コルドン・ブルー パリ校卒業。ルノートル、ベルーエ・コンセイユなどでも学ぶ。著書に『フラン』『ケーク・サレ』(共に文化出版局)、『野菜・豆・果物のヘルシーお菓子』(扶桑社)、『板チョコスイーツ』(主婦と生活社)など。

この記事へのコメント( 0 )

※ コメントにはメンバー登録が必要です。

LEE公式SNSをフォローする

閉じる

閉じる