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子どもが「スマホを持ちたい」と言ったら…

【子どものスマホルール】利用時間は?守らなかったら?ゲームのルールは?みんなの「わが家ルール」を聞きました

2021.07.24

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リアルにうまくいっているから、まねしたい! 子どもとスマホ、みんなの「わが家ルール」

使い方から作っているルールまで、LEE読者の家庭での約束事をシェア! 手軽で現実的だから「うちでもできそう」と思えるものが多いはず。ぜひ取り入れてみて!

Index
  1. 子どものスマホルール1・スマホルールを具体的にする・貼っておく
  2. 子どものスマホルール2・利用時間を決める
  3. 子どものスマホルール3・誤解を招く言葉や悪口を送らない
  4. 子どものスマホルール4・親の目の届く場所や、家の中だけで使う
  5. 子どものスマホルール5・親のスマホに勝手に触らない
  6. 子どものスマホルール6・約束を破ったらペナルティ
  7. 子どもが没頭しやすい「ゲームのルールは?」
  8. 賢人たちはどんなルールを実践してる?
    1. OURHOME主宰 Emiさん/長女11歳・長男11歳
    2. 住生活ジャーナリスト・ライター 藤原千秋さん/長女18歳・次女14歳・三女10歳
    3. 産婦人科医 宋 美玄さん/長女9歳・長男5歳
    4. コラムニスト 河崎 環さん/長女24歳・長男16歳
  9. そのほかのスマホに関する記事はこちら!

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子どものスマホルール1・スマホルールを具体的にする・貼っておく

スマホに関する約束ごとをまとめ、10個ほどのルールを列挙しています

スマホに関する約束ごとをまとめ、子どもに署名させて契約を結びました。「このスマホはママの名前で契約し、パパがお金を支払っているものを、あなたに貸し出しているのです」という前提と、10個ほどのルールを列挙しています。(ニャゴローさん、長女14歳・長男9歳)

子どものスマホルール2・利用時間を決める

私のスマホを娘に貸すときは、朝10分、夜10分と決めてタイマーをかけて渡し、また親から見えるリビングで使わせています。(とよぷよさん、長女13歳・次女9歳・長男7歳)

動画などは、基本的に出かける前、ごはんを食べる前に視聴させるように。「出かけるよ~」「ごはんができたよ~」というタイミングで切り上げることにしています。(LEE100人隊No.058 gumiさん、長男4歳)



子どものスマホルール3・誤解を招く言葉や悪口を送らない

メールやLINEに友達の悪口は書かない。相手に送る前に必ず一度読み返すこと、と言い聞かせています。(エリリさん、長女14歳・次女10歳)

LINEの内容も、たまに親がチェックすることを伝えています。言葉づかいが悪かったり、ふざけても言ってはいけない言葉などを発見したら、注意しています。(ゆきんこさん、長男20歳・次男12歳・長女9歳)

子どものスマホルール4・親の目の届く場所や、家の中だけで使う

自分の名前のフォルダ内にあるアプリしか使わないことを約束しています

YouTubeを見るときは、スマホやタブレットではなくテレビで! 大きな画面だから、私も後ろから時々見て「これはやめなさい」などと声をかけられます。(LEE100人隊No.091 かおりんさん、長男10歳・長女7歳)

親の目の届くところで、自分の名前のフォルダ内にあるアプリしか使わないことを約束しています(まいんさん、長女7歳)

子どものスマホルール5・親のスマホに勝手に触らない

親のスマホに勝手に触らない

スマホは一人で勝手にいじらない。親のスマホを借りて動画を見る際も、「画面に触れる(操作する)ことはしない」と約束。(LEE100人隊No.064 すずいちさん、長男8歳・長女3歳)

子どものスマホルール6・約束を破ったらペナルティ

中学生であっても高校生であっても、親の契約で持つ以上いつでも取り上げる・解約することを条件にしています。それが嫌だったら、自立するまでスマホを我慢するように、とも伝えてあります。(じゅえるいさん、長女9歳)

常にリビング(親の目の届くところ)にスマホを置き、操作も必ずリビングでする、という約束。自分の部屋などに持ち込んでコソコソしたらすぐ没収する、という条件です。(マイケルさん、長男12歳・次男10歳)

子どもが没頭しやすい「ゲームのルールは?」

どんなゲームをやりたいのか、ゲームをする時間を、スタートする前に家族で話し合い。子どもの気持ちに寄り添いながらも、親の気持ちも伝えています。親が内容を知らないゲームはダウンロードも含め、やらせません。(LEE100人隊No.023 ASAMIさん、長男9歳・次男3歳)

ゲームは1日1時間の約束で、その使用時間のレポートが、親の携帯に送られる設定にしている。(LEE100人隊No.079 エペさん、長男10歳)

ゲームは2時間でロックがかかるように設定。ロックの解除は、夫のスマホのアプリから暗証番号を入力。ゲームを延長したいときは、子どもが夫に電話して、許可を得てロック解除してもらうようにしてます。(すーさん、長男13歳・長女11歳・次男8歳)

基本的にゲームは時間を制限しています。が、休日は勉強をした時間と同じだけゲームをしてもいいルールに。学生として、今一番しないといけない勉強をやってからできるゲームは、本人たちも後ろめたさがないようです。(LEE100人隊No.035 ロンゴアミーゴさん、双子男子12歳)

休日は勉強をした時間と同じだけゲームをしてもいいルールに

相手の顔が見えない場所(それぞれの家)でゲームをしていると、約束を守らなかったり、ちょっとした行き違いからトラブルになりやすいので、オンラインゲームでは遊ばせないようにしています。友達とゲームしたい場合は、同じ場所で一緒にいるときだけに。(Torinokotoriさん、長男10歳・次男6歳)

賢人たちはどんなルールを実践してる?

いつも私たちに新鮮な気付きをくれる「あの人」のスマホと子どもの付き合わせ方を、ヒントに!

OURHOME主宰 Emiさん/長女11歳・長男11歳

OURHOME主宰 Emiさん/長女11歳・長男11歳

整理収納アドバイザー。子育てママの視点から提案する、家族を巻き込みながらラクになれる実用的な片づけ・収納テクが支持を集める。

時間など基本的なルールだけで、あとは子どものプレゼン次第!

今はキッズ携帯のみでスマホはまだ持っていません。親のタブレットは動画視聴のため使わせています。「スマホ=悪」とは思っておらず、タイミングがきて必要であれば購入することになると思います。

ポイントは「親が先走って与えない」ということ。子どもが心から必要だ!とプレゼンしてきたときに持たせるつもりです。タブレットでは1日30分YouTubeを見てOKにしていて、娘が見ているのは、主に趣味の範囲の「小学生モデルの1日」「~買いました!」のレポートなどです。

ちゃんと理由を言えて、親が納得できたらOK!

でも、例えば「宝塚歌劇団」「海外サッカー」とか、子ども自身が「自分の将来に必要」と思った内容のものは、特に時間制限をしていません。口うるさく言うことはあまり意味をなさないかと思うので、そういうときは、自分なりに説明させます。ちゃんと理由を言えて、親が納得できたらOK!(笑)

住生活ジャーナリスト・ライター 藤原千秋さん/長女18歳・次女14歳・三女10歳

住生活ジャーナリスト・ライター 藤原千秋さん/長女18歳・次女14歳・三女10歳

大手住宅メーカー勤務の経験を生かし、主に住まい、暮らしまわりについて取材・執筆。本誌をはじめ雑誌等の掃除関連企画でも人気。

巻き込まれやすいトラブルなどを実体験を元に伝えています

スマホ利用についてのルールは特に設けていないのですが、「インターネットと SNS」に関しては、親である私が過去に体験したトラブル(Twitterの炎上、メールやメッセージのやりとりで生じやすい誤解やトラブル、LINEママグループでのトラブル等)について、子どもに詳しく報告しています。

言葉づかいや、主観的な持論を展開するなど、「ネット上でどういうことをすると、ボロが出たり足元をすくわれやすいのか」を考えさせることが重要かなと。

ちなみに長女は、中3(高校受験)の1年間は本人からの申し出で「持っていると勉強しなくなっちゃうから預かっておいて」と言われ、私がスマホを預かりました。外出時の連絡は公衆電話を使う徹底ぶりでした。

産婦人科医 宋 美玄さん/長女9歳・長男5歳

産婦人科医 宋 美玄さん/長女9歳・長男5歳

女性のヘルスリテラシー向上を目指し、噂や慣習に振り回されないための正しい情報を発信。日々の診療を中心に、メディアでも活躍。

ゲームの内容を事前に確認して、依存が心配なものはやらせません

小学4年生の長女も、まだ自分のスマホは持っておらず、今は親のiPadに接続制限とスクリーンタイムをかけて使わせています。「ゲームを長時間しない」「友達とのやりとりはまだダメ」がルールで、家族とだけショートメールをしていますが「メールをするときは、返事をすぐに期待・強要しないこと」も言い聞かせています。

時間を守れない場合はスクリーンタイムを減らす約束に。ただ、依存が心配なゲームはさせないようにしているので、時間は守れています。

「友達とのやりとりはまだダメ」がルールで、家族とだけショートメールをしています
コラムニスト 河崎 環さん/長女24歳・長男16歳

コラムニスト 河崎 環さん/長女24歳・長男16歳

子育て、時事、カルチャーなど多岐にわたる分野で記事を執筆。大学在学中はネット文化研究を専攻、家族で海外2カ国で生活した経験も。

リテラシー教育をきちんとしたうえで、中学生からは制限撤廃で自立を促す

ITリテラシーに関してはすごく気をつけて、言い聞かせてきました。スマホを持たせるとき、最初に何が危険か教えて、全部一緒にブロックをかけて。ペアレンタルコントロールの設定も子どもと一緒に見ながら、「じゃあこれはオンに、これはオフにするよ。これは平日の何時から何時までしかオンにできないようにするね」と。

人のパスワードは絶対に見ない、ということも大事なので、私がパスワードをかける間は「向こう向いてなさい」と、徹底。「お母さん、こういうゲームをインストールしたいんだけど、年齢制限があるんだよね」とリクエストしてきたら「どういうゲームかプレゼンしてごらん」と内容を聞いて「R-18はちょっと高いな、たぶんエロが入ってるね、もうちょっと待とう」というふうに、一緒に“相談”するのが基本方針です。

長男が小学生時代までは、夫が心配して「ゲーム機は1日1時間」「パソコンでYouTubeを見るのは30分」というルールで自動オフ設定をかけ、「親から3回注意されてもやめないときはデバイス破壊」など決めていました。が、そうやって物理的に縛るのはカッコ悪いと思うので、子どもが自己管理できない間は仕方がないけれど、中学生になった時点で時間制限をスッキリ撤廃に。

子どもに触れさせたくないジャンルの情報やコンテンツも、ウイルスや雑菌同様、潔癖すぎても免疫が獲得できず弊害もあるので「教養科目として嗜んでおいていい」と思います。ただ、それに振り回されるのは超ダサイ!と、ネット美意識を教育中です。

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詳しい内容は2021年LEE8月号(7/7発売)に掲載中です。

イラストレーション/近藤圭恵 取材・原文/遊佐信子

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