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MONEY

今さら聞けない格安スマホの話

【格安スマホ キャリア比較】ドコモ、au…各プランの安さとデメリットのバランスで選んで

2021.05.21

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-5000円は当たり前!替えた人からトクしてる!今さら聞けない格安スマホの話

スマホの料金、ちょっと高いなと思っていませんか?

気になる、けれど今さら聞けない「格安スマホ」について、徹底解説!

「仕組みがまったくわからない」「何から始めれば?」という人でも大丈夫。乗り換えのために必要な知識をつけちゃいましょう!

LEEメンバー675人にアンケート
あなたは「格安スマホ」を使っていますか?

約6割の人がまだ使っていないという結果に。その理由は「格安スマホ(格安SIM)の仕組みがわからない」「乗り換え方がわからない」が多数でした。

替えた方がお得?
1カ月の携帯電話料金を比較

格安スマホの人

2000円以下・・・104人
2001~3000円・・・85人
3001~4000円・・・44人
4001~5000円・・・21人

それ以外の人

7001~9000円・・・100人
5001~7000円・・・92人
9001円以上・・・71人
4001~5000円・・・40人

わかりやすい大きな違いが!
使っていない人は7001円~が最も多く、9001円以上という人も多かったのに比べ、格安スマホの人は4割以上が2000円以下。乗り換えれば、料金は大幅に下がりそうです。

格安スマホを使っている人に質問(272人中)
格安スマホに乗り換えて、困っていることはありますか?

はい80人/いいえ192人

約7割の人は特に困っていることはないよう。
困っていることの中では、昼の混み合う時間帯(12~13時頃)に通信速度が遅くなる、が最多。チャットでの問い合わせの返答が遅いという声もあり、そこは注意が必要かも。



ケータイのプロに聞く!
「格安スマホ」ってどういうもの?大手と何かが違うの?

教えてくれたのは… モバイルライター 佐野正弘さん

モバイルライター 佐野正弘さん

All About携帯電話・スマートフォンガイド。携帯電話に関する幅広い分野の情報を発信。著書に『5Gビジネス最前線』(技術評論社)ほか。

* * * * *

「格安スマホとは簡単に言うと、機能やサービスを削る分、料金を安くしたものです。
docomo、au、SoftBankの大手キャリアで契約すると店頭でのフォローなどさまざまなサービスを受けられますが、その中で必要なものだけを選んで安く使いましょう、ということです」(モバイルライター 佐野正弘さん)

大手キャリアで契約している人の利用料は月8000円程度かと思いますが、3・4月に始まった格安プランに乗り換えれば月3000円程度に抑えられます。

「ただし、申し込みや問い合わせはwebでというケースも多いです。また留守番電話が使えない、キャリアメールが使えないといったことも。
安さに対してデメリットが許容できるかを踏まえて、乗り換えを検討してみてください」(モバイルライター 佐野正弘さん)

まずはこのワードを押さえて!
「データ通信量」「SIMカード」って?

【データ通信量】
ネットなどを使うときの容量のこと。この量が多ければ料金アップ

データ通信量とは、ネットやアプリなどを使うときに消費するパケット通信の容量のこと。
基本的には、毎月使えるデータ通信量が大きいほど料金が高くなります。

「まずは今契約しているデータ通信量と、毎月実際に使っている量を確認してみましょう。Wi-Fiにつなげば消費しないので、自宅や職場でWi-Fiを使っていれば意外と使用量が少なく、3GBや5GBほどかもしれません」(モバイルライター 佐野正弘さん)

【SIMカード】
契約情報が入った小さなカードで、スマホに差し込んで使います

「SIM(シム)カード」は必ず理解しておきたいワード。

「SIMカードとは、契約情報が詰まっているICカードのこと。これをスマホに差し込むことで初めて通話ができ、電話として使えるわけです。
長い間、スマホ端末とSIMカードがセットで販売されてきたためわかりにくいのですが、本来は別々。格安スマホとは、SIMカードの利用料が安いもの=格安SIMと理解してもらえれば。
別の会社に乗り換えるときは、このSIMカードを入れ替える作業が必要です」(モバイルライター 佐野正弘さん)

大手キャリアも負けてない?
今話題の「3大キャリアの格安プラン」って?

さまざまな会社が格安スマホを扱っていますが、ニュースでもよく取り上げられた、大手キャリアの新プランをチェック!

LINEをよく使う人はメリットあり
[SoftBank]
LINEMO 月/20GB 2728円

「LINEのデータ通信が無料で使えて、20GBのうちに入らないのが大きな特徴。また『LINEスタンプ プレミアム(ベーシックコース)』が追加料金なしで利用できるようになる予定。LINEをよく使う人にはおすすめです。
通話オプションは別途料金が必要。SoftBank内での乗り換えの場合でも、SIMカードの差し替えが必要です」(モバイルライター 佐野正弘さん)

通話無料オプションがない分安い料金設定に
[au]
povo 月/20GB 2728円

「基本の内容はシンプルにしておいて、その分料金を安く、必要に応じてオプション機能をつけていくというのが特徴。5分以内の通話かけ放題のオプションをつける場合は月550円必要で、合計3278円になります。
通話をあまりしない人向けと言えるでしょう。au内での乗り換えなら、SIMカードの交換は不要です」(モバイルライター 佐野正弘さん)

5分以内の通話無料のオプションがついています
[docomo]
ahamo 月/20GB 2970円

「格安スマホは通話機能が基本料金に含まれていないことが多いですが、ahamoは通話が5分以内ならかけ放題のオプションがセットになっているのが特徴。迷ったらこれを選んでおけば間違いないかと。
また、docomoの家族割引きの対象になるのも強み。docomo内で乗り換える場合はSIMカードの差し替えは不要です」(モバイルライター 佐野正弘さん)

例えば、docomo内で乗り換えると……

以前の人気プラン「ギガホ(月/約8000円)」からahamo(月/2970円)で月額で約5000円も安くなる!

2019年9月以前の人気だったプラン「ギガホ」は、基本料金が7678円で、5分以内の通話が無料になるオプションをつけると8448円。ahamoにすれば約3000円に!

もっと安いプランも!
データ通信量が少なくてもいい&電話はあまり使わない人はこちらも

[Y!mobile]
シンプルS/3GB 2178円

[UQ mobile]
くりこしプランS/3GB 1628円

[楽天モバイル]
Rakuten UN-LIMIT Ⅵ/3GBまで1078円、20GBまで2178円

3大キャリアのプランは20GBとデータ通信量に余裕がありますが、「Wi-Fiにつないでいることが多いのでそんなに容量はいらない」という人もいるはず。

「今使っているのが3GB程度であれば、例えばSoftBankのサブブランド"Y!mobile"やauのサブブランド"UQ mobile"、また"楽天モバイル"など、3大キャリアのプランに比べて安くなるものもあります。いずれも店頭窓口があるので、web上の手続きが不安な人にも向いています」(モバイルライター 佐野正弘さん)


イラストレーション/Aikoberry 取材・原文/西山美紀
※掲載されている情報は、2021年4月13日時点のものです。実際の契約の際は、最新の情報をご自身でご確認ください。

※商品価格は消費税込みの総額表示(2021年5/7発売LEE6月号現在)です。

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