テクノスポーツHADOってなに?
頭にはVRゴーグルに手にはスマホ、この近未来感あふれるこのHADOというスポーツをご存知ですか?
テクノロジーを駆使したリアルなスポーツで、ゲームやアニメのような世界が現実に味わえるARスポーツなのです(AR=拡張現実。現実で人が感知できる情報に、デジタルの力で現実を「拡張」するテクノロジーのこと)。HADO(波動)という名の通り、エナジーボールを撃ち合う。まさに、かめはめ波をテクノロジーの力で打てるようになったイメージですね。
これは2016年に株式会社meleapという日本の会社が考案したスポーツで、すでに世界中で160万人もの人が体験しています。昨今話題のEスポーツの次にくるのが、このテクノスポーツと言われていて、すでにワールドカップが行われた程、世界的注目度の高いスポーツなのです。そのHADOがついに初のジュニアクラスが登場するとのことで、日比谷にある「HADO AREANA HIBIYA」でいち早く体験してきました。
テクノスポーツって…どんな道具を使うの?
専用のスマホを2台、頭にヘッドマウントディスプレイと腕にアームセンサーを装着します。機材は全てレンタルなので、当日は動きやすい服装で挑めばOK。消毒もされて、飛沫や換気などの感染症対策も万全。何よりも人と接触しないスポーツなのでソーシャルディスタンスもバッチリ…と、今のwithコロナ時代に最適なのです。子どもたちはとにかく、早く実践してみたくてたまらない様子。
準備運動からレッスンスタート
早速、ダンスの要素を取り入れた準備運動からスタートです。HADOの動きで重要になってくる「よける」「かわす」ポーズも取り入れられていました。
HADOの良いところは、筋力や身体能力による差があまり出ないこと。大人と子どもが戦っても同等な戦いができますし、体格や年齢、性別問わず対戦できるので、ボーダレスに楽しめるのですね。高学年のクラスにはHADO歴も長く(日本ランキング6位)、ダンス経験も豊富な先生がアサインされるので、より期待値が上がります。
エネルギーを貯めて…ねらって打つのみ
通常は1チーム3対3で行われ、1試合80秒間。目の前にいる相手にエナジーボールをあてて、ライフを破壊すればポイントが入ります。連打するとエネルギーがなくなるので、右肘を上に曲げて、チャージしなくてはなりません。その間、相手からの攻撃を避け、シールドを張りながらかわします。むやみに打ちすぎるとすぐにエネルギーがなくなるので、的確に狙って打つ必要があります。
練習の後は少し振り返りをしつつ、「どうすれば相手のライフを取れる?」「どうすれば攻撃を防げる?」など戦略を考えます。HADOは瞬発力などの身体能力よりも、チームでの戦略力が問われるそうなので、慣れてくるとアタッカーやディフェンダー、テクニカーといったように役割分担も必要になるそうです。
とにかく80秒があっという間なのですが、4年生の兄は何度かプレイしているうちに避け方や、自分なりの攻め方がわかってくる様子。高学年ぐらいになると戦術を練りながらチームプレイが楽しめそうです。1年生の弟もしっかりねらって打つことができました。見ている私も、相当やりたくなったので、今度はファミリーで体験してみたいと思います。未来のテクノスポーツ、体験してみたい方はぜひ!
【未来型スポーツスクールHADOアカデミージュニアクラス】
低学年向け→毎週金曜18:00-19:30
高学年向け→毎週土曜10:00-11:30
3月5日(金)~開講、詳しくはこちらのHPを参照ください
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飯田りえ Rie Iida
ライター
1978年、兵庫県生まれ。女性誌&MOOK編集者を経て上京後、フリーランスに。雑誌・WEBなどで子育てや教育、食や旅などのテーマを中心に編執筆を手がける。「幼少期はとことん家族で遊ぶ!」を信条に、夫とボーイズ2人とアクティブに過ごす日々。