手書きでつける家計簿が続かない人でも大丈夫! 家計簿アプリにトライしたエリカさんの実際のレポートをご覧ください。
スマホひとつで貯められます。
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この記事は2020年2月7日発売LEE3月号「スマホひとつで貯められます。」の再掲載です。
読者がチャレンジしてみた!
エリカさん(仮名)31歳、会社員、子ども2人
以前紙の家計簿をつけてみたけれど全然続かなくて、さらにIT系に弱いわが家。気になりつつも、食わず嫌いだった家計簿アプリ。続くかどうか自信がないけれど、思いきってチャレンジしてみます!
STEP1 機能よりも相性で!
おすすめの5種類から1種類を
いくつか試してみて、感覚で選ぼう
「家計簿アプリは基本的に無料で利用できるので、いくつかダウンロードして試しましょう(おすすめアプリは前回の記事をご覧ください)。機能としては大差ないので、自分にとって使いやすいものを選ぶほうが長続きするはずです。ちなみにわが家では、夫婦で同じ家計簿アプリを使っています。アプリ上でお互いの入出金が見られ、情報共有できて便利ですよ」(山崎さん)
私はこの家計簿アプリに決めました
- LINE家計簿
「おすすめの中から普段からなじみのあるLINEの家計簿アプリに決定。LINEでメッセージを送る感覚で家計簿がつけられて便利ですね。記帳を忘れているときは『いかがお過ごしですか?』とさりげない催促をしてくれました」(エリカさん)
STEP2 記帳のわずらわしさは自動化で乗り切ろう!
電子マネーやECサイトなどを登録
記帳の手間を減らすため、できるだけ自動化を。「楽天やアマゾンなどのECサイトのアカウントのほか、電子マネーやクレジットカード、銀行口座などを登録しておくと、支出のたびに自動で記帳されます。最初の口座登録さえ完了すれば、あとはラクになりますよ。現金の買い物は、レシートを撮影すれば記帳されます」(山崎さん)
Q:三日坊主にならないコツはありますか?(エリカさん)
A:自動化の初期設定が終われば
- はじめは記帳の習慣を。無理して節約しなくてOK
- 1円単位でつける必要はありません
続けていくためには、はじめが肝心!「まとめてつけると面倒になるので、こまめにつけて習慣化を。まずは支出の現状を把握するために節約を意識せずに取り組みましょう。金額は10円単位くらいで、ざっくりつけるのでOK」(山崎さん)
STEP3 項目はできる限りシンプルに、12項目で家計を分類
家計簿をつける前に支出額をイメージ
細かく支出を分類すると手間がかかるので、極力シンプルに。「おすすめは公共料金からその他まで、大きく12項目。それぞれ、自分がひと月あたりどれくらいの支出があるかを、まずイメージしてみましょう」(山崎さん)。エリカさんが想定した当初の支出額は、STEP4の表参照。
STEP4 自分のイメージとずれた
支出を見つけよう!
家計簿をつけるだけで出費が減る効果も
家計簿アプリを1カ月間つけ、何にどれくらいかかっていたかを確認。「家計簿は家計の“見える化”。なんとなく使っていたお金の内容が把握でき、問題点が明らかになります。想定額と比較し、意外な支出を見つけられれば、無駄な出費を減らすことにつながります」(山崎さん)
意外と楽しくできた!
今後も続けられそう
「事前の想定額を超えないようにという意識が生まれ、無駄な飲み物やお菓子を自然と抑えてしまいました。あまりにも簡単につけられて、家計簿アプリがこんなに進化していたとは驚きです。集計もしてくれてズボラな私でも続けられそう!」(エリカさん)
山崎さんからアドバイス
家計簿を挫折することなく、しっかりつけられましたね。SNSを開く前など、家計簿アプリをつける習慣が身につけば必ず続けられるはず。あとは、当たり前だと思っている固定費(公共料金、通信費、保険料など)もこの機会に見直せばさらに減らせるかも。不要なもの、割高なものがないかを探してみてください。
●ファイナンシャルプランナー 山崎俊輔さん
ファイナンシャル・ウィズダム代表。LEEのマネー企画ではおなじみの人気FP。仕事や家事育児の効率的なやりくりを常に模索するライフハック好き。著書に『マネーハック大全』(フォレスト出版)等多数。
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イラストレーション/沼田 健 取材・原文/西山美紀
この記事は2020年2月7日発売LEE3月号「スマホひとつで貯められます。」の再掲載です。
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