今年のクリスマスは家族だけでなく、プラス一冊のプレゼントを寄付しませんか? コロナ禍で厳しい環境に置かれている子どもたちに本を届けるプロジェクト『ブックサンタ2020』が今年も開催されています。簡単に参加できるので、その様子をご紹介しますね。
ブックサンタ とは?
ブックサンタとは、子どもたちに贈りたい本を書店で購入し、そのままレジでその本を寄付できるという、とてもシンプルなシステムのチャリティ。クリスマスに厳しい環境に置かれている全国の子どもたちに「サンタクロースから本が届く」素敵な社会貢献プログラムなんです。4年目となる今年は11/1〜12/24まで開催。全国36都道府県の307店舗とオンライン書店で参加ができます。
ブックサンタプロジェクト、実施の背景
このプロジェクトは、貧困や災害などでに困難な状況下にあって、クリスマスをお祝いできない子どもたちへ、サンタクロースが絵本を届けるプロジェクトとして2017年にスタートしたもの。昨年2019年は、3,003人の子どもたちに本が届けられました。今年は、コロナ禍で迎える初めてのクリスマス。収入が減少してしまった困窮家庭が増えることが懸念されています。そこで、昨年を上回る8,000冊を目標に、ブックサンタさんを募っているのだそう。
集まった本は、NPO法人チャリティーサンタのメンバーとボランティアさんの力で、クリスマスイブの夜にサンタクロースとなってお届け。経済的に厳しい・入院中・災害で被害にあったなど、さまざまな理由で困難な状況にいる全国の0歳~中学生の子どもたちのところへ出向き、一人ひとりに言葉をかけながらプレゼントを手渡しします。子どもたちが本に触れる・読むきっかけを作ったり、本が親子のコミュニケーションの一助となり、クリスマスには誰かのために本を贈るムーブメント(文化)になること を目指しています。
近所に参加書店がなくてもオンラインの参加が可能です
わたしは近所に該当する書店がなかったので、オンラインで参加。好きな本がたくさんあり、とっても悩んだのですが、映画化もされた児童小説「ワンダー」をチョイス。どんな場所のどんな子どもの元に届くのかな、と、ドキドキしています。寄付した人には、ブックサンタ参加ステッカーとサンクスレターをプレゼント。オンライン書店の場合は後日郵送されてくるそうです。サンクスレターに記載しているURLでは、プロジェクト進行の様子やクリスマスイブ当日の様子、子どもたちがサンタクロースに宛てて書いた手紙も掲載されるというので、寄付してすぐ終わりにならないのもいいですね。
皆さんも今年は誰かのサンタクロースになってみませんか?

近くに参加書店がない方はぜひオンラインで。好きな一冊を選んで購入するだけ。とても簡単!
ブックサンタ2020 実施概要
実施期間:2020年11月1日(日)~2020年12月24日(木)
本のお届け日:2020年クリスマス(一部はクリスマス前後にも届けられます)
実施場所:
① 書店:36都道府県307店舗( https://booksanta.charity-santa.com/bookstore )
② オンライン書店 Honya Club.com
③ クラウドファンディングサイト CAMPFIRE

峰典子 Noriko Mine
ライター/コピーライター
1984年、神奈川県生まれ。映画や音楽レビュー、企業のブランディングなどを手がける。子どもとの休日は、書店か映画館のインドアコースが定番。フードユニットrakkoとしての活動も。夫、5歳の息子との3人家族。