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FOOD

高木綾子

おにぎりをSNSに投稿するだけで社会貢献!「おにぎりアクション2020」で世界の子供たちに給食を

  • 高木綾子

2020.10.04

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暑い夏が終わり、新米の出回る秋がやってきました。今はいつもの年ならば運動会や行楽シーズン。この季節になると無性に「おにぎり」を食べたくなりませんか?

真っ白なおにぎりはもちろん、栗ご飯にきのこご飯…

想像しただけでも幸せな気持ちになるのは、いつか誰かが握ってくれた優しいおにぎりを思い出すから?

そんな日本人のソールフード「おにぎり」を、たったのワンアクションで社会貢献につながる取り組み「おにぎりアクション」が、今年も始まりました!

「おにぎりアクション2020」とは?

今年で6周年を迎える「おにぎりアクション」。 国連の10月16日の「世界食糧デー」に合わせ、日本発のNPO法人「TABLE FOR TWO(以下TFT)」が『日本の食で世界を変える』をテーマに開催している取り組みです。

「おにぎりアクション2020」への参加方法は至ってシンプル。

10月1日〜31日の期間中、自身で撮影したおにぎりの画像に「#OnigiriAction」のハッシュタグを付けてSNS(Instagram, Twitter, Facebook)で投稿、もしくは特設サイトに投稿するだけ!

私たちが1枚投稿するたびに、100円(給食5食分相当)が協賛する団体から開発途上国の子供たちへ届けられる仕組みです。

トップスポンサーの日産自動車を初めとし、オイシックス・ラ・大地、ベネッセ、Mizkanなど日米40の企業、自治体が協賛しています。それぞれの団体で独自の支援をしているところもあるため、ぜひ特設サイトでチェックを!

投稿は、家庭で作ったおにぎりだけでなく、購入したおにぎりの写真、イラストでもOK。(※ちなみにストーリーズは対象外になります。)

2015年の開催以来定期的に行われてきたこの取り組みで、今まで合計80万枚の投稿、のべ230万人が参加し、450万食もの給食を開発途上国へ届けてきました。

2020年の投稿テーマは「つながり」

今年のテーマは「つながり」。新型コロナ感染症の流行で、家族や身近な人たちとの時間や関わりを大切にしたいという人が増えています。

TFTは、大切な人とのごはんシーンに「おにぎりアクション」を通じて、食の大切さを考えるきっかけになること、世界の子供たちに給食を届けることを目指しています。

コロナ禍で支援が必要な子供は1.5倍に…

今、世界の飢餓状態にある人口は約10億人。一方肥満に悩む人口はその倍の約20億人にも登ります。TFTは、この不均衡を是正しようと2007年より活動を続けています。

毎日の食事もままならず、時には食べるために働き、勉強さえ諦めざるをえない状況にある支援先の国々の子供たち。

更に、このコロナ禍でこの子供たちの状況はますます悪化。支援が必要だと思われる子供の数は、7月時点でコロナ前の1.5倍にも増加したという調査結果も見逃すことはできません。



オンライン授業はできてもオンライン給食はできない

日本でも今年3月からしばらくの間、全国で学校が休校になりました。その時、ママ友との間で、「給食がなくて本当に辛い」「食費が大変!」と言う話をよくしていたのを覚えています。

「オンライン授業はできても、オンライン給食はできない」。スポンサー企業であるオイシックスの丸尾さんの言葉は、まさに私たちの言葉を代弁してくれていた気がしました。

無くなって改めてその有り難さに気がつく給食。

途上国では現在学校は再会してきているものの、家庭の経済状況の悪化などから、益々支援の必要性が高まってきています。

SNS主体の支援は、withコロナ時代の新しいスタンダードに

誰でも簡単に参加が出来るのが「おにぎりアクション」の最大の魅力。SNSに投稿するだけなので、事前の登録や、誰かとどこかにいく必要もありません。まさに今の世の中にもぴったりのアクションですよね!

小さなアクションの積み重ねが大きな影響を与えることこそSNSの強み。

このところ、SNSに関する暗いニュースが続いていますが、この様な取り組みがどんどん広がっていくことは、withコロナ時代の”正しいSNSの使い方”を広めるきっかけにもつながるのではないでしょうか。

YouTubeで開催されたオンラインでの「おにぎりパーティー」もwithコロナ時代ならでは。全国各地からオリジナルのおにぎり、好きな具材などの話で盛り上がっていました

うどん県から「#OnigiriAction」!

ちなみに我が家の「おにぎりアクション」はこちら。

「うどんに合うおにぎり」をテーマに子供たちが作りました!

移住した夫の故郷、香川県。「うどん県」の名の通りコンビニの数よりうどん屋の数の方が多いのです。そして大抵のお店にはその店の手作りおにぎりが置いてあり、おにぎりは私にとって益々身近な存在に!

「うどんと一緒におにぎりを食べるの…?」と驚いたのは遠い昔…。どの店も、ふりかけや、鶏飯など、子供が食べやすい味のものが多く、子供たちはすっかり気に入っています。

長女は、「うどんにはシンプルな塩おにぎりが一番」と(笑)。今回は私が好きなうどん屋を真似て、地元で採れた有機栽培の新米「水主米」を、小豆島のハーブソルト、淡路島の塩で握ってもらいました。

実際うどんとおにぎりを一緒に食べてみると、うどんが「具沢山のスープ」、おにぎりが「主食」の様な感じ。「ラーメン&チャーハン」とも違う…なんとも癖になりますよ(笑)

うどんといただく塩おにぎり。その土地の食文化を好きになることは、家族と地域のつながりも強くしてくれる気がします。

そして、この投稿が、世界の子供たちの給食につながります様に。

おにぎりアクション2020
期間:2020年10月1日(木)〜31日(土)
https://onigiri-action.com

日本の代表的な食である「おにぎり」をシンボルに、 「おにぎり」の写真をSNS(Instagram, Twitter, Facebook)、または特設サイトに投稿すると、 1枚の写真投稿につき給食5食分に相当する寄付(100円)を協賛企業が提供し、 NPO法人TABLE FOR TWO Internationalを通じてアフリカ・アジアの子どもたちに給食をプレゼントできる取り組み。2019年 「ジャパンSDGsアワード」において、「SDGs副本部長(外務大臣)賞」を受賞。

NPO法人TABLE FOR TWO International
http://jp.tablefor2.org/

“TABLE FOR TWO”を直訳すると「二人のための食卓」。
先進国の私たちと開発途上国の子どもたちが食事を分かち合うというコンセプトのもと2007年10月設立。

世界の約75億人のうち、約10億人が飢餓や栄養失調の問題で苦しむ一方で、20億人近くが肥満など食に起因する生活習慣病をかかえている。TABLE FOR TWOは、世界規模で起きているこの食の不均衡を解消し、 開発途上国と先進国双方の人々の健康を同時に改善することをミッションに活動している。

高木綾子 Ayako Takagi

ライター/LEEキャラクター

1981年生まれ。百貨店バイヤー、ヴィンテージショップなどファッション業界を10年経験。その後、LEEキャラクターになったことをきっかけに同世代の女性に役立つ情報を伝える仕事に興味を持ち、ライターの道へ。夫の仕事の関係で2020年より東京から香川へ移住し、ファッションや子育てのほか、四国地方についても執筆。2児の女の子ママ。

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