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古川晶子

話題の沖縄「DMMかりゆし水族館」に潜入! 企画担当者に見どころも教えてもらいました

  • 古川晶子

2020.09.09

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沖縄の新名所「DMMかりゆし水族館」

沖縄に移住する前から、CMなどを見てオープンを心待ちにしていた「DMMかりゆし水族館」に行ってきました! 今回、120%楽しむべく、特別にスタッフの方に見どころなどを解説してもらいながら巡ってきたので、その模様をレポートします!

 

そもそもDMMかりゆし水族館とは?

DMMかりゆし水族館は、那覇空港から車で約20分、沖縄県豊見城市にある屋内型水族館。新型コロナウイルスの影響によりオープンを見合わせていましたが、2020年5月25日にめでたく開業! また、大型ショッピングモール「イーアス沖縄豊崎」と併設しているので、水族館とショッピングを同時に楽しめるスポットとしても、注目を集めています。

そんなDMMかりゆし水族館のテーマは、“最新の映像表現と空間演出を駆使した新しいカタチのエンタテイメント水族館”

「エンタテイメントな水族館とはいったい……」と、期待が膨らむなかいざ潜入!

DMM RESORTSマーケティング企画部 小池さん

 

今回、案内をお願いしたのは「DMMかりゆし水族館」の運営会社、DMM RESORTSマーケティング企画部の小池さん。普通に巡っているだけじゃ見逃してしまいそうな、注目ポイントをたくさん教えてくださいました。

約3分の映像で気分が一気に高まる!

画像提供:DMMかりゆし水族館 ※一般のお客様は撮影禁止です。

 

まず館内に入ると、大型スクリーンが部屋全体を包み込むシアタールームへと案内されます。沖縄をテーマに、真っ青な海や首里城などが臨場感たっぷりに映し出され、思わず引き込まれてしまいました。

約3分の映像体験は、まるでアトラクションを乗り終えたような爽快感! 一気に気分があがります!

2階の亜熱帯エリアからスタート

シアタールームを抜けると、まるでジャングルのような亜熱帯の世界が。館内は、2階がスタート地点となり、1階へと降りながら巡っていきます。2階は、地上と浅瀬にいる生き物がメイン、1階は海の生き物をメインに展示しています。

巨大なガジュマルがシンボル。ウッドデッキに上がることもできます

 

入口すぐのエリアでは、巨大なガジュマルを中心に、淡水魚や爬虫類、両生類が生息する森を表現。

水中のワニの姿が新鮮!

 

実は臆病な性格というピラニア

このエリアでは、鳥の声などがBGMとして流れているのですが、実際にやんばるの森へ行き、なんと24時間体制で3日間張り込んで録音した音声を使っているのだとか! 本物の森の中を歩いているような感覚がしていたのですが、この秘話を聞いて納得でした。

ガジュマルの木の穴には、絶滅危惧種のリュウキュウオオコノハズク(映像)の姿が……!

 

沖縄県の県蝶、オオゴマダラの影が足元に

 

さらに、本物の森にいる感覚にさせてくれた、もうひとつの仕掛けが映像。

足元を注意深く見ていると、木々が揺らめいていたり、蝶々がとんできたりと、このプロジェクションマッピングと先ほどの音の効果で、思わず屋内にいることを忘れてしまいそうになるほどでした。



アプリをダウンロードしておくと2倍楽しい

さてここで、DMMかりゆし水族館の公式アプリを使った楽しみ方をご紹介!

DMMかりゆし水族館公式アプリ TOP画面

 

この案内板を見つけたらスマホをかざして

 

DMMかりゆし水族館の公式アプリをダウンロードして、館内のいたるところにある案内板にスマホをかざすと、近くにいる生き物の解説を見ることができます。

生き物の解説をみることができます

 

また、一部の生き物には「GETする」ボタンが表示され、生き物たちをアプリ内に集めることができるんです!

生き物の生態を知りながら、ゲーム感覚で楽しむことができるので、ついつい夢中に。さらに、館内のカフェやショップで使えるクーポンも配信されているので、ぜひ来館前にダウンロードしておきましょう!

映像とリアルが交わり、沖縄の海を表現


亜熱帯エリアを抜けると、突如海が出現! 背景には沖縄の空と海が、手前には波に揺られる海水魚が。

映像とリアルが見事に融合していて、ついつい見入ってしまいました。


そんな風に長居していると、背景の映像が夕暮れに! 映像は、実際の時間に合わせて陽がくれたり、夜になったりと演出が切り替わるそう。ときには、クジラがジャンプしている姿が観られることも。このエリアは、映像にも注目してみてくださいね。

ガラスの床はスリル満点!


続いては、私がもっとも興奮した、透明なガラス床の水槽。最大で6.6mの深さがあり、靴を脱いで裸足で恐る恐る立ってみましたが、スリル満点! そして楽しい!


足元をサメやエイが通り抜けていく初めての体験に大興奮! ダイバーの人が訪れた際には、「普段自分たちが見ている景色と似ている!」とおっしゃっていたそう。気軽にダイビング気分を味わいたい人にとってもおすすめです。

 

子どもに大人気のタッチングプール

サメやナマコなどに触れられるタッチングプールもありました。このコーナーは子どもたちに大人気!

ビビりな私はなにひとつタッチできない横で、子どもたちは果敢に触れていて、すごいなぁ……とただただ眺めていました。

陸に住む生き物が間近に迫る!

柵もなく、自然な状態で木にとまっていたヒムネオオハシ

 

次に、他と区切られた部屋の中へと入ると「えっ、普通に鳥がいる……」とびっくり。

ここは柵などの隔たりがほぼない状態で、陸に住む鳥やナマケモノ、アルマジロなどを間近で観察できるエリア。

食事中のカピバラ

「カピバラかわいいなぁ」とほのぼの眺めていると、

びっくりして写真もブレブレ

ペリカンがくちばしを開けて迫ってきていた、なんてことも! この部屋には必ず飼育員さんがいるので、安心しながら楽しむことができますよ。

2階のアイドル! カワウソ&ペンギン

泳いでいる姿もみられるコツメカワウソ

 

その他2階には、アイドル的な可愛さで来館者をめろめろにしていたカワウソや、ペンギンなどもいました。

残念ながら手前にはきてくれなかったフンボルトペンギン

 

沖縄でペンギンを見られる場所はここだけとのことで、沖縄育ちの子どもたちからは、「はじめて本物のペンギンを見た!」と喜ばれているそうです。

海中の世界をテーマにした1階へ

エスカレーターで海中の世界へ

 

2階エリアを満喫したところで、1階へ。

エスカレーターでは、下るスピードに合わせてBGMが、<波打ち際の音→ブクブクと潜る音→水中の音>、と少しずつ変化。海の世界へと入り込んでいく様子を演出しています。この波の音も、沖縄の海で録音されたそうですよ。

小さな海水魚と貴重なサンゴに注目

1階へ降りると、小さな海水魚が泳ぐ8個の水槽、壁面には色鮮やかなサンゴがゆらめく6個の水槽が並んでいます。

水族館の人気者、カクレクマノミやチンアナゴを発見! こちらの水槽の生き物は定期的に入れ替わるそうなので、また来たときにもじっくりとチェックしたいですね。

壁面にずらりと並ぶサンゴですが、実はとても繊細な生き物で、水族館で生きたまま展示するのは難しいとされているそう。

沖縄・読谷村にあるサンゴの養殖施設より飼育指導を受け、今回の展示が実現したのだとか! 6個の水槽は、深度ごとに異なるサンゴが順番に並んで展示されているので、そこにもぜひ注目してみてください。

幻想的なクラゲだけのエリア


奥へ進むと、円柱型の水槽にクラゲが漂う幻想的な世界が広がっています。ここでは自分も交えて撮影している人も多く、写真映え確実なスポット!

沖縄近郊の魚が優雅に泳ぐ巨大水槽

ラストには、沖縄近海の魚が回遊する、横幅15mの巨大水槽が現れます。2階でガラス床で上からのぞいたのは、この水槽でした。また、写真左手に見えるのは、レンズ状の覗き窓。

この窓から覗くと、自分も水中にいるような気持ちに。1つの水槽をさまざまな角度から見ることで、生き物をじっくりと観察しながら楽しむことができました。

リュウグウノツカイも泳ぐバーチャル水槽

バーチャル水槽にジンベイザメが

巨大水槽の真後ろには、同じく巨大なバーチャル水槽が。本物の水槽と同じアクリル板を使用しているそうで、とってもリアル!

リュウグウノツカイ

リュウグウノツカイやダイオウイカなど、水族館では見ることのできない生物も映し出され、バーチャル水槽ならではの面白さが!

沖縄らしい料理を食べられるカフェ


また、館内には軽食やデザートが食べられるカフェもあります。島野菜カレーや紅芋ミックスフライドポテトなど沖縄らしい食べ物や、アルコールも提供。

生物をモチーフにした菓子パン。キャラパン(各)¥350

1番人気は、館内にいる生物をモチーフにした、キャラパン。休日には売り切れることもあるそう! テイクアウトもできるので、水族館を巡ったあとのおやつにしても良さそうですね。

お土産コーナーで人気なのは意外なあの生き物

最後はお土産コーナーへ!

着ぐるみキーホルダー (各)¥1300

沖縄塩チョコリーフパイ ¥883

 

シーサーの着ぐるみをかぶった、カワウソやペンギンのキーホルダーや、石垣の塩を使ったお菓子などは、沖縄土産としてもぴったり! 沖縄塩チョコリーフパイを実際に買って食べてみたのですが、ほんのりとした塩気がチョコの甘さを引き立てていて、とっても美味しかったです。

リュウグウノツカイぬいぐるみ ¥8000

 

そんな数ある商品のなかでも、小池さんいわく「実は、リュウグウノツカイぬいぐるみが人気なんです」とのこと。

これは意外! 口から手がすっぽり入れられることができ、抱き枕としてありかも? とちょっと心くすぐられました。気になる方はぜひ!

アプリがあれば思い出も持ち帰られる

さて、最初にアプリで生き物をGETできることをお伝えしたのを覚えていますか? 取材をしながらも、案内板を見つけたときにはすかさずスマホをかざしていました。

そうすると、何もいなかった私のアプリ画面に、GETした生き物たちが出現! 水族館を出た後もずっと泳いでいるので、楽しい思い出をいつでもながめることができます。

テーマパークのような新しいカタチの水族館

館内案内のデザインも可愛い!

 

今回巡ってみて、テーマでもある映像や空間の演出が、決して生き物たちの自然な姿を邪魔することなく、見事に融合していた点に感動! また、魚だけでなく、カピバラやナマケモノなど、動物園で展示されている生き物たちも見ることができたので、全く飽きることがありませんでした。

那覇空港からもアクセスがよく、完全屋内なので雨の心配もなし! 大人も子どもも楽しめる、新たな沖縄観光スポットとして、おすすめです!

古川晶子 Shoko Furukawa

ライター

1989年、兵庫県生まれ。主にファッションやライフスタイルの編集・執筆を担当。結婚1ヶ月で夫が沖縄へと転勤。単身赴任生活1年を経て、自身も沖縄へ短期移住することに。趣味はお笑い鑑賞。

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