オススメは「電子マネー化」と「寄付」!
つい持ち帰ってしまった様々な外貨が引き出しの奥に…
両替するほどの額でもなく、かといって、お金だけに処分するわけにもいかないまま引き出しの奥に眠らせてしまっていた外国のコインや紙幣たち。海外旅行が好きで独身時代はよく出かけていたこと、そして現在は夫に海外出張の機会が多いことから、気がついたらそれなりの量になっていました。
まだしばらくは気軽に海外旅行へ行くことは難しそうな状況が続く中、それらを簡単に有効活用する方法をご紹介します。
年末に向けて家をスッキリさせたくなるこの時期、お片付けの第一歩としていかがでしょうか?
私がオススメしたい方法は「電子マネー化」と「寄付」の2種類です。
「ポケットチェンジ」
余った外貨を電子マネーやクーポンなどに!
まず1つ目は、空港や駅に設置されている「ポケットチェンジ」という便利なマシン。
海外旅行の際に余った外貨を希望の電子マネーやギフトコード、クーポンなどに両替できる日本初の画期的なサービスで、日本円・米ドル・ユーロ・中国元・韓国ウォンといった10通貨に対応しています。
使い方はとても簡単!
まず言語を選択し、交換したい電子マネーやギフトカードを選びお金を投入するだけです。
国と用途によって選べる多数の交換先があり、例えば日本ならPASMOやSuicaなどの交通系電子マネーやWAON、Amazonギフト券など、アメリカならばecoPayzといった具合に、様々な国で利用できる選択肢が揃っています。
設置場所は現在全国約80か所ほどで、公式サイトから近いところを探すこともできます。
お金を眠らせることなく最後まで使える事はやはり嬉しいですし、私たちの余った外貨はもちろん、訪日外国人の方の余った日本円もチェンジすることができるので、これからますます大活躍しそうなサービスだと感じています。
手軽さも魅力、ユニセフの「外国コイン募金」
私自身がこれまでも何度かしてきたのは、ユニセフによる「外国コイン募金」という取り組みへの寄付です。余った外貨を世界の子どもたちのために役立てることができます。
最も簡単な方法は、各空港の税関検査場内(スーツケースなど機内に預けた荷物を受け取るターンテーブルがあるホール)にある寄付箱に余ったコインなどを入れること。
また、日本航空の国際線(コードシェア便を除く全路線)や国内線では、機内に用意されている封筒「Change for Good®(チェンジフォーグッド)」に入れて客室乗務員の方に渡し、募金をすることもできるそうです。
家まで持ち帰ってしまった場合は、三井住友銀行・JTBグループ・毎日新聞社の支店や店舗にはユニセフ外国コイン募金箱が設置されているため、近くになる店頭へ直接持っていき寄付をすることも可能です。
私は今回初めて、最寄り駅にある三井住友銀行で寄付をさせていただきました。
利用した店舗では普段は奥の方にしまわれているようで、受付でお願いをするとスタッフの方が感染対策に配慮した上で募金箱を出してくださいました。(一部取り扱っていない支店、支局もございますので最寄りの店舗・受付に直接お問い合わせください。)
時間のかかる手続きや書類の記入等は一切なく、来店してからわずか2、3分で終了。合わせてもそこまで大きな額ではないにも関わらず、お礼を言ってくださり記念のポストカードまでいただきました。ちょっと恥ずかしいような嬉しいような、清々しい気持ちで銀行をあとにしました。
次にいつ使うかわからないお金であれば、おうちで眠らせているよりも自分が良いと感じる形で活用したほうが有意義ではないかなと思います。どちらも気軽にできる方法なので、気になった方はぜひ試してみてくださいね!
佐々木はる菜 Halna Sasaki
ライター
1983年東京都生まれ。小学生兄妹の母。夫の海外転勤に伴い、ブラジル生活8か月を経て現在は家族でアルゼンチン在住。暮らし・子育てや通信社での海外ルポなど幅広く執筆中。出産離職や海外転勤など自身の経験から「女性の生き方」にまつわる発信がライフワークで著書にKindle『今こそ!フリーランスママ入門』。