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「冷蔵庫」の掃除&収納術

冷蔵庫のメンテナンス6つのポイント! 製氷室、ドアのズレ…家電のプロがレクチャー

2019.12.18

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普段はあまり意識しない冷蔵庫のメンテナンス。

掃除に加えて、少し手をかけることで、冷蔵庫の機能を最大限に引き出すことができます!

総合家電エンジニア本多宏行さんに、冷蔵庫のメンテナンスについて見直しポイントをレクチャーしてもらいました!

 

プロが教える冷蔵庫掃除&収納術 03
長く使うためにもメンテナンスを!冷蔵庫の機能を最大限引き出す見直し方法

メンテナンスを怠ると故障や破損にもつながります!

豊富な家電の知識を持つ本多さん。なぜ冷蔵庫のメンテナンスは必要なのでしょうか?

「冷蔵庫に負担が大きい使い方をしたり、メンテナンスを怠ると、故障や破損につながることも。本来使える寿命よりも短い期間で買い替えが必要になることもあります」(本多宏行さん)

冷蔵・冷凍機能を最大限引き出すコツ!

・冷却装置の前にものを置かない
・冷蔵室はものを詰めすぎない
・冷凍室は隙間なく詰めることで保冷効果アップ
・冷蔵室内の各スペースで温度が違うので、適所に収納する
重いものほど下に入れる

「特に、冷蔵室は詰めすぎてしまうと、冷却装置が機能せず冷えが悪くなるので要注意。
反対に、冷凍室はある程度詰めることで外気が侵入しづらく、保冷効果がアップ。これを知っておくだけでも、冷蔵庫を有効に活用できるはずです」(本多宏行さん)

この機会に見直したい!冷蔵庫のメンテナンス6つのポイント

「女性ひとりでも簡単にできるメンテナンスのチェックポイントがあるので確認を。また、冷蔵庫の効果を引き出すためのコツもあるのでぜひ意識してみて」(本多宏行さん)

 

見直し POINT 1製氷室のメンテナンス

カビは自分で取れないので無理しないで
タンクは月に1〜2回、取り出してフィルターを外して、流水で掃除を。ぬめりには中性洗剤を希釈してつけ置き。

タンクに入れるのは水道水のみで。カビなどを見つけた場合は、無理に掃除すると故障の原因となるのでメーカーサービスに相談。

 



見直し POINT 2ドアのズレ

左右開閉タイプのドアズレを直して長もち
長年使っているとドアの重さでズレが生じることも。放置するとドアパッキンがゆるんで外気が侵入しやすくなり、電気代がかさみます。

冷蔵庫下にあるネジでドアの調整が可能。ネジを右に1周回すとドアが1mm上がります。

見直し POINT 3|冷蔵庫の

カバーを取って掃除。通気よく保って
冷蔵庫下のカバーはほとんどのメーカーで外せるので外して、中にワイパーなどを入れ込んで掃除を。冷蔵庫の下は暖かく、虫が発生していることもあるので、定期的に掃除をすること。ほこりを取って風通しよい状態を保って。

 

見直し POINT 4|冷蔵庫の横、背面

冷蔵庫と壁の間隔は5cm以上を目安に
横と背面は、壁との距離が5 cm以上になるようにチェック。あまり近いと壁が変色したりと、家にも悪影響です。不必要なほこりも電気代を増幅させるので、掃除機の隙間ノズルなどで可能な限り掃除を。

見直し POINT 5|冷蔵庫のコンセント

ほこりがたまりやすい部分。火事の心配も
最近の冷蔵庫は、本体よりも高いところにコンセントがある場合が多いので、上にほこりがたまりがち。あまりため込むと火災の原因にもなります。掃除機のブラシノズルで吸うと、感電の心配が少ないので○。

 

見直し POINT 6|冷蔵庫の中身、入れすぎ・詰めすぎ

プラスチックの破損に気をつけて
食材の詰め込みすぎは、冷蔵機能を低下させて、電気代もかさむのでNG。また、トレイなどにあまり入れすぎると、出すときに引っかかり、プラスチックの破損の原因にも。故障につながることもあります。


撮影/名和真紀子 取材・原文/野々山 幸(TAPE)
※商品の価格は本体価格(税抜き:2019年12/7発売LEE1月号現在)で表示しています。詳しくはLEE1月号をご覧下さい。

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