当サイトでは当社の提携先等がお客様のニーズ等について調査・分析したり、お客様にお勧めの広告を表示する目的で Cookie を使用する場合があります。詳しくはこちら

LIFE

「家族を飾る」インテリア術

家族の思い出を素敵に飾る!スタイリスト伊東朋惠さん・前田かおりさんのインテリアアイデア

2019.12.13

この記事をクリップする

気づくとどんどんたまっていく、家族写真や子どもの絵、工作類。

引き出しにしまい込むだけでなく、リビングや共有スペースに飾ってみると、家族にも部屋にもプラスの効果がある様子。

楽しくおしゃれな思い出の取り入れ方を、スタイリスト伊東朋惠さん、前田かおりさんにうかがいました!

家族の思い出をインテリアに01
子どもの拾った自然の贈り物を中心に、素材を重ねてコーナー作りを

スタイリスト伊東朋惠さん
雑誌、書籍、広告を中心に、フードやファッション、インテリアなどのスタイリングで幅広く活躍。フォトグラファーの夫、6歳の息子、猫と暮らす。

ガラスのフードカバーを中心にしたコーナー作り

「仕事柄、私が普段部屋にものを飾るのを見ているからでしょうか。息子にも『飾りグセ』がついて、『ママ、こういうの好きかな?』と、外で拾ってきたものをリビングの一角に飾るようになりました」(伊東さん)

「キッザニア東京」で制作体験した粘土細工の車を筆頭に、散歩の途中で拾ったおはじきや朝顔のつぼみ、海で拾った貝殻や石など。ガラスケースの上に標本のように並べるとルールを決め、あとは子どもの自由に飾らせます。

ガラスはチーズなどを収めるフードカバーだったもの。下に洋書のモノクロ写真集を置いて、ディスプレイコーナーの枠組みを作るように。枠があるため、部屋全体が雑多にならず、「素敵な飾り方ができたね!」と、会話が生まれるきっかけにもなるそう。

息子の湧太郎くんも、自分の拾ったものや作った作品を部屋に飾ってもらえるのは、うれしい様子です。

洋服のコーディネートのように、素材を重ねて

湧太郎くんが保育園時代に描いた「子どもにやさしい怪獣」の絵は、園だよりの表紙にも採用された思い出の作品。
ベースの段ボール色に合わせ、木枠のフレームや陶器のジャグなど、ベージュトーンの小物をまわりに置いて、やわらかな雰囲気に統一。

アンティークのフレームの写真は、夫が湧太郎くんのファーストシューズを撮影したもの。モノクロなのでシックな印象に。

黒のフレームで、絵を大人っぽく演出

水墨画のワークショップに参加して描いた赤いチーター。墨の色に合わせて黒で額装したら、部屋にもなじみやすくなったそう。赤ちゃんの頃の写真などと一緒に飾って。

・ ・ ・ ・

「色のトーンをできるだけ揃え、なおかつ木やガラス、布などいろんな素材を組み合わせてみたりしています。服でも、同系色でツヤのあるシルクにざっくりしたニットを重ねたりしたら素敵ですよね。
子どものコーナー作りも同じように考えてみると、立体的に見えつつ、雰囲気もまとまるのではないかと思います」(伊東さん)

家族の思い出をインテリアに02
子どもの絵や写真を、キーカラーを決めて壁にコラージュ

スタイリスト前田かおりさん
スタイリストの岡尾美代子氏に師事後、独立。広告や雑誌、書籍などでファッションやインテリア、料理など、主に暮らしまわりのスタイリングを手がけている。

淡いトーンの緑や黄色を組み合わせて統一感を

「フォトグラファーの横浪修さんに撮影していただいた息子の写真を最初に飾っていて、そのまわりにいろいろと貼っていったら、こんな感じになりました」(前田さん)

白壁と無垢材の床を基調にした、ナチュラルですっきりとした一軒家に住まう前田さん。
そこかしこにお気に入りの雑貨を飾ったセンスあふれるインテリアの中に、5歳になる息子の遥くんの絵や写真も、ごく自然になじみ、飾られていました。

「息子が今まで描いた絵は全部とってあって、その中から季節感や色合いが合うものを選んで、貼るようにしています。子どもの自由な色使いやのびやかな線には、いつもハッとさせられます」(前田さん)

寝室の一角には落ち着いた青を配置

「以前息子と、ライトのシェードに絵を描くワークショップに参加して、そのときの作品と月形のライトを重ねて寝室で使っています」(前田さん)

直角の壁に貼った2枚の水彩画は、旅先で宇宙談議をした思い出からインスパイアされ、冥王星と月を描いたものなのだそう。

淡いピンクのチェストの上には、ピンクの絵の具を使った絵を。フレーム類は、清潔感のある白で揃えて。

ツヤ感が出るラメ入り絵の具で雰囲気作り

近所の輸入雑貨店で購入した、息子さんもお気に入りのラメ入りの固形絵の具。

「家で一緒にお絵かきをするときは、部屋になじむトーンの画材を選ぶようにしています」(前田さん)

まだ遥くんが上手に絵を描けない時期は、絵の具を含ませた筆を手渡し、「この紙に自由に描いてごらん」とすすめてみたりしたそう。

飾るときのコツは、色をあまりバラけさせず、ブルー系、ピンク系など、おおよその色合いをまとめること。四角い絵や写真だけでなく、立体のアイテムを組み合わせることで、空間にリズムを作ります。

・ ・ ・ ・

「子どもの絵や字は大人にはない表現があって、飾り方や切り取り方次第で、立派なアート作品になりますよね。壁に貼って眺めていると、子どもの成長も少しずつわかって、それもうれしいんです」(前田さん)


撮影/三村健二(伊東朋惠さん) 大森忠明(前田かおりさん)取材・原文/田中のり子

この記事へのコメント( 0 )

※ コメントにはメンバー登録が必要です。

LEE公式SNSをフォローする

閉じる

閉じる