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生活シーンで使い回せる北欧のスツールたち/ヴィンテージ家具・雑貨の選び方

2019.05.01

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おしゃれな部屋に住む人の家を訪ねると、必ずと言っていいほどある、ヴィンテージの家具と雑貨。

LEE5月号では、そんな、憧れのヴィンテージ家具&雑貨の取り入れ方を、目利きのプロがアドバイス!

「古いものを選ぶときのポイントは?」の疑問に、おすすめを紹介しつつ答えます。

 

ヴィンテージ家具・雑貨の選び方 04
SPOONFUL主宰 おさだゆかりさんの【スツール使い】

年に数回北欧諸国に足を運び、各地で雑貨類を買い付けているおさださん。食器やかごなど雑貨類とともに、気に入ったスツールを自宅に買ってくることも多いそう。

「大きな家具を日本に送るのにはコンテナが必要だけど、スツールなら大きめの段ボールで雑貨と一緒に梱包可能。生活のいろんな場面で活用できるので、気づくと数が増えていました」

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スツール使い
POINT 1

隙間にも気軽に置ける小ぶりサイズ

ストックホルムのアンティークショップで見つけたというスツールは木目が美しく、上に置いた白樺の木箱との相性もバッチリ。軽くて動かしやすいので、ちょっとした空間に置けるのが便利。

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スツール使い
POINT 2

脚や座面にポイントとなる色使いのもの

赤くペイントした脚がアクセントのスツールも、スウェーデンのヴィンテージ。内側に花柄のビニールが張られたかごとスタイリング。
「床置きが味気ないときに、スツールを台にすると様になります」(おさださん)

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スツール使い
POINT 3

白ならどんな空間ともなじみやすい

ハンス・J・ウェグナーがデザインしたソファベッドのそばにも、ミニテーブル代わりにスツールを。こちらはスウェーデンで見つけた’60年代のヴィンテージ。白なので、落ち着いた木目や色鮮やかなファブリックともなじむそう。

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スツール使い
POINT 4

有名デザイナーの椅子もスツールなら手頃

手前がヤコブセン、奥はアアルト、北欧を代表する巨匠デザイナーが手掛けたスツール。それぞれ北欧のフリマやアンティーク店で手に入れたもの。

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スツール使い
POINT 5

箱やかごなどと組み合わせを楽しめる

デンマークの子ども用椅子は、写真のようにかごとの組み合わせを想定して購入。
「上のかごはサイフやパスケース、下は買い付けた商品を掃除するための道具類を収めています」(おさださん)

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スツール使い
初心者がまず買うなら?

座面がフラットだとテーブル代わりにも!

スツールの座面は座り心地を考えて凹みがあるタイプと、平らなタイプがあり、上にものを置いたり、ミニテーブル代わりに使いたいと考えている人は後者を選ぶとよい。
「愛用しているこのスツールは広さも十分で、昼はお茶セットを、夜はお酒なんかを置くのに重宝です」(おさださん)

・ ・ ・ ・

古いものは、座ってグラグラしない安定感のあるもの、置くだけで雰囲気が出るような、佇まいに味わいがあるものが選ぶポイント。

「背もたれがないぶん、いくつあっても視界を邪魔せず、見た目はすっきり。踏み台やディスプレイ台、ベッドサイドでライトを置くなど、使い道も幅広いのがうれしいです」(おさださん)

PROFILE
SPOONFUL主宰 おさだゆかりさん
2005年に北欧雑貨店「SPOONFUL」をスタート。7 月に北欧ヴィンテージを探す旅を紹介する新刊が発売予定。
SPOONFUL
http://www.spoon-ful.jp/


撮影/砂原 文 取材・原文/田中のり子
※商品の価格は本体価格(税抜き:2019年4/7発売LEE5月号現在)で表示しています。詳しくはLEE5月号をご覧下さい。

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