3 DK 100㎡ | |
シンプルでクリーンな空間に彩りをほんのひとさじ |
ストックホルムの中心部から少し離れた静かな住宅街。子供と一緒に暮らすにはこれ以上ないくらい理想的な住まいを見つけた、Y.Mさん。
「古くて雰囲気のいい部屋を探していたときに、ここを見つけて。天井が高くて、窓からはきれいな緑が見えて。目の前は公園で鴨がいる池もあって、幼稚園もすぐ近く。子供にとってもすごくいい環境なんです」
玄関から入ると、廊下の先にきれいな緑が目に入ります。落ち着いた色みのダイニングチェアはFARSTRUPのヴィンテージ。
夫婦ともに本好きということで、壁一面を造作の本棚に。キッチンとリビングの間の壁にあったユニークな形の窓はそのまま生かしました。
ダイニングキッチンのリビング側の壁面。ベンチも白を選んで、そこにスヴェンスクテン(スウェーデンの老舗インテリアショップ)の個性的なパターンのクッションを置いて表情を出しています。
「手を入れたのは本棚を作ったのと、壁と扉を白く塗ったくらい」と話すように、きりっとした白が印象的なインテリアですが、白い空間はクリーンな半面、決まりすぎて、緊張感を生んでしまうことも。
「モノトーンやクリアなガラスでつくるインテリアは好きです。でも毎日過ごす家なので、それだけだとちょっと寂しいから。ベースはシンプルに、そこに少しだけアクセントを加えるのが私たちにとって気持ちのいいバランスですね」
かわいい子供部屋にも、ほかの部屋との統一感を
子供部屋のテーブルやチェアも、ほかの部屋と同様シンプルに。ガーランドやファブリック使いでかわいらしさを出します。
子供部屋のドアノブに、小さなスニーカーをひっかけて。これはかわいいアイデア!
奥の棚には、ニルス君が大好きな『カーズ』と『プレーンズ』のキャラクターグッズがぎっしり。
こちらのチェアは、なんと1986年に夫のKさんが初めて自分で選んだ家具だそう。子供の頃から洗練されたセンス。それを今、子供たちが使っています。
おもちゃをまとめているのはヴィンテージの木箱。子供部屋にもところどころ辛口なアイテムを織り交ぜて、家全体に統一感を。
ベッドカバー、クッションなどベッドまわりはH&M HOMEのアイテムでコーディネート。かわいいデザインのものを選びながら、落ち着いた色でまとめているのがおもしろい。
壁に飾っているのは、いろいろなアルファベットをモチーフにしたYさんの作品。
自身がデザイナーを務めるH&M HOMEや、多彩なファブリックが揃う、スヴェンスクテンのアイテムを置いて、色や柄をひとさじプラス。それだけで、インテリアに生き生きとした表情が生まれます。
色は多用しないからこそ効果的で、空間全体の大人っぽさも保ってくれているよう。
家族の空間は"大人本位"に。その分、子供の好みを反映させた場所も忘れずに。このきっちりした線引きも参考にしたいですね。
Profile
妻33歳(「H&M HOME」デザイナー)・夫35歳(会社員)・息子3歳・娘0歳
おしゃれも暮らしも自分らしく!
1983年の創刊以来、「心地よいおしゃれと暮らし」を提案してきたLEE。
仕事や子育て、家事に慌ただしい日々でも、LEEを手に取れば“好き”と“共感”が詰まっていて、一日の終わりにホッとできる。
そんな存在でありたいと思っています。
ファッション、ビューティ、インテリア、料理、そして読者の本音や時代を切り取る読み物……。
今読者が求めている情報に寄り添い、LEE、LEEweb、通販のLEEマルシェが一体となって、毎日をポジティブな気分で過ごせる企画をお届けします!
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