おせちに毎日の料理に！ぶきっちょさんでも簡単「野菜の小さな飾り切り」

食卓を華やかに彩りたいこの季節。手軽でかわいい飾り切りに挑戦してみませんか？

教えてくれたのは、おいしくてかわいい料理で人気の、料理家・フードスタイリストの黄川田としえさん。
なんだか難しそうに見えるけれど、一度手順を覚えてしまえば、一生モノ！たとえおなじみの料理だって、ひとつあしらうだけでごちそう気分です。

まずは「飾り切りといえば」のこちらをマスター。
和食の煮物にあしらうイメージですが、ピクルスにしてもかわいいですよ。

動画コーナー「LEEチャンネル」でもご紹介中！

［用意するもの］

抜き型は、直径4 cmほどのものが扱いやすくて◎。そろえたいのは梅と菊。百貨店の調理用品売り場や100円ショップで。

［基本の切り方］

１　輪切りのにんじんを型で抜く
薄いと途中で割れやすく、作業がしづらいので、にんじんの厚さは1.5cmを目安に。

２　中心を決める
中心につまようじを刺して印をつけて。ここが包丁を入れる際の目印になります。

３　切り込みを入れる
包丁の刃の根元のほうを使い、花びらと花びらの間に外側から中心の印に向かって垂直に切り込みを。外側は厚さの半分程度、中心は浅めに。全部で5本入れて。

４　花びらの端から薄く削ぎ切る
切り込みに向かって花びらを削っていきます。削り始めは薄く、切り込みに向かって中心は浅く、外側は深くなるように。

完成！

［より花らしくアレンジ］

型で抜いて中心に印をつけた後、包丁を少し寝かせて刃先を使い、中心から外に向けて、垂直にではなく斜めに、花びらの丸さを意識しながら切り込みを。基本と同様、中心は浅めに外側は厚みの半分ほどに。

基本のねじり梅は垂直に切り込みを入れるので直線。斜めに切り込みを入れることで花びらが丸くなります。

あとは基本のねじり梅と同様。花びらの端から丸さを出すように削ぎはじめ、斜めに切り込みを入れた部分まで削って。

［野菜を替えて］

イエローにんじん、紅芯大根や渦巻きビーツなどカラフル野菜を使って。
「かたさがあり、煮崩れないものならOK」（黄川田としえさん）

［型を替えて］

菊の飾り切りも、花びらが多いだけで切り方は同じ。
「野菜によっては、マーガレットみたいな洋の雰囲気に」（黄川田としえさん）

撮影／鈴木静華　取材・文／福山雅美
※詳しくは2018年12/7発売LEE1月号をご覧下さい。