「いつも同じ着こなしになってしまう」
「新鮮さがない･･･！」

シンプルだからこそ、コーディネートに行き詰まりを感じる夏。ファッションのプロはどんな風に夏コーデを楽しんでいるのでしょうか？

そこで、LEE9月号では、敏腕スタイリストの私服センスを取材！
私服スタイルの洗練テクに、夏のコーデ悩み解決の答えがありました。

お悩み
トレンドMIXのコツをつかんで、差のつく着こなしを目指したい！

吉村友希さん教えて！
スポーティ小物の女っぽい取り入れ方は？

着こなしに手詰まりを感じたとき、有効なのがテイストMIXですが、おしゃれなバランスを見極めるのが難しいという一面も。そこでお手本にしたいのが、フェミニンシンプルなスタイリングに定評がある、スタイリスト吉村友希さんの私服スタイル。

「私が普段取り入れているスポーティ小物は、どれもベーシックカラー。色、というよりも形や素材感でスポーティさを足すイメージです。そのほうがワードローブに合わせやすく、大人めに仕上がります」

今回教えてくれたのは、なじみのある4つのスポーティ小物を使ったコーディネート。女性らしい着こなしと、対照的な小物との上手な付き合い方をうかがいました。

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白サコッシュは抜け感と重心アップに効果的。定番のパンツコーデにもたちまち鮮度が増します

「サコッシュはサブライムのもの。スポーティ小物の中でも特にトレンド感の高いアイテムなので、ベーシックな服にさらっと合わせられる白を選びました。また主張しすぎない細身のコードも、大人の日常使いにちょうどいい！」（吉村友希さん）

ミリタリージャケットとボーダートップスの間から、やや高い位置で斜めがけした白サコッシュをちらりとのぞかせて。鮮度に加え視線の引き上げとメリハリ効果を担ってくれるから、黒スキニーの女性らしいシルエットが魅力的に映えます。

サコッシュ／サブライム　ジャケット／ザ ニューハウス　トップス／アクテ　パンツ／エーゴールドイー　サングラス／エナロイドブレスレット・太リング／ハム

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美しいＩラインを作る旬のタイトスカートにはスポサンの＂厚み＂で一目置かれる存在感を

「Ｔシャツ＋ロング丈タイトスカートは、この夏本当によくする組み合わせ。ここに華奢なサンダルを合わせてきれいにまとめるのも素敵ですが、私は厚底のスポサンでボリュームを出すのが気分！　思わず視線が留まるような印象が演出できるんです」（吉村友希さん）

シルバーの金具を配したスイコックのスポサンは、今夏購入したジャーナルスタンダードの別注モデル。

「きれいめな服とも相性がいい絶妙なスポーティさ。夏はこれだけでいいと思えるくらい出番の多い一足です」

サンダル／スイコックＴシャツ／イレーヴスカート／ロンハーマンバッグ／セリーヌサングラス／エナロイド

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タイトなリブトップスに無骨なボリューム。大人っぽい配色ならこんな意外性もしっくり

五分袖のリブトップスとロング丈のフレアスカート。そんな今年らしくフェミニンな着こなしにプラスしたのは、対照的なバッハの本格バックパック。

「バックパックとスカートの色合いをリンクさせたのがポイントです。意外性はあっても、ミスマッチには見えません。ほどよい大きさのデイパックよりも、このくらい潔くボリュームがあるほうが、逆に服の女性らしさがきわだちます」（吉村友希さん）

バックパックだけで浮いて見えないよう、足元にはコンパーズのハイカットを投入。

バックパック／バッハトップス／12closetスカート／イレーヴ靴／コンバースバングル／シンパシー オブ ソウル

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ベースボールキャップはモノトーンでさらりと。でもメイクはしっかりと！

ミュールバウアーの真っ白なキャップは、生地と同色の小さなロゴをサイドに飾ったシンプルなデザイン。楊柳風の涼しげな黒シャツワンピースで、ヘルシーに取り入れるのが吉村さん流。

「ボーイッシュで元気なイメージのベースボールキャップは、モノトーン配色で大人めにシフトさせることが多いです。そして朝のお散歩みたいにならないように（笑）、赤いリップで女性らしさを足すなど、メイクにも気を使います」（吉村友希さん）

キャップ／ミュールバウアーワンピース／アクテバッグ／アロンバングル／サスキアディッツ

次回は、定番カラー中心の配色を華やかに見せるテクニックの持ち主。スタイリスト松村純子さんに、無理せずアカ抜ける配色テクをうかがいます！

撮影／須藤敬一（ルポ）　魚地武大（TENT）（物）　ヘア＆メイク／TOMIE（nude.） 　取材・原文／鈴木絵美　撮影協力／S.Parissa
※スタイリストの私服のため、現在購入できないアイテムを多数含みます。詳しくは2018年8/7発売LEE9月号をご覧下さい。