ビタミンやリコピンも豊富で、健康と美容効果も期待できる、夏の万能野菜「トマト」。「生で」「煮る」「炊き込む」「スープをとる」と、いろんな料理に大活躍! 今回は、料理家 渡辺麻紀さんの、毎日食べても飽きないトマトレシピをご紹介します。
ミニトマト1パックを生で
コクのあるなめらかなソースにうっとり
カラフルミニトマトの豆腐ソースサラダ
「最近出回っているカラフルなミニトマトは、サラダにぴったり!にんにくやごまの風味をプラスした濃厚な豆腐ソースを敷いて、色鮮やかに」
【材料・2人分】
カラーミックスミニトマト……1パック
塩……少々
オリーブオイル……小さじ2
A
絹ごし豆腐……1/2丁
プレーンヨーグルト……大さじ3
白すりごま……大さじ2
にんにくのすりおろし……小さじ1/4
オリーブオイル……大さじ1
塩、こしょう……各適量
【作り方】
(1)ミニトマトは半分に切る。Aをボウルに入れ、泡立て器かゴムべらでなめらかに混ぜる。
(2)器にAの豆腐ソースを入れ、ミニトマトを散らし、塩を振り、オリーブオイルを回しかける。
渡辺麻紀さん
わたなべ・まき●フレンチをベースにしたおしゃれな洋風料理が得意。東京・目黒で料理教室「L’espace Makiette」を主宰 www.makiette.com
大玉トマト1個を炊き込む
ほんのりピンクでやさしい味わい
鶏肉とトマトのバターナンプラーごはん
「トマトを丸ごと1個入れて炊くごはんです。トマトの水分があるので水加減は普段より少なめに。炊き上がったら、すぐ混ぜるのがポイント」
【材料・4人分】
トマト(大玉)……1個(250g)
米……2合
鶏もも肉……1枚(300g)
玉ねぎ……1/2個
にんにく……1/2かけ
塩、こしょう……各少々
チキンスープ(顆粒チキンスープの素を表示どおり湯で溶いて冷ましたもの)……340mL
ナンプラー……小さじ2
バター……大さじ11/3
A
ローリエ……1枚
ローズマリー(あれば)……3本
【作り方】
(1)米は洗ってザルに上げて5分おき、鍋か炊飯器に入れる。
(2)トマトは室温に戻し、ヘタをくりぬく。玉ねぎ、にんにくは薄切りにする。鶏肉は3〜4cm角に切り、軽く塩、こしょうを振る。
(3)フライパンにバター小さじ2を溶かし、にんにくと玉ねぎを炒める。(1)に加えて米と混ぜる。
(4)フライパンをキッチンペーパーでふき、鶏肉の皮が下になるように入れ、中火でうっすら焼き色がつくまで両面を焼く(中まで火を通さなくてOK)。(3)に加える。
(5)(4)の中央にトマトをのせ、Aを加えてスープを注ぎ、バター小さじ2、ナンプラーを加えて30分ほどおく。普通に炊いて蒸らし、トマトに塩少々(分量外)を振り、トマトをくずしながら手早く全体を混ぜる。
大玉トマト1個を煮る
コクのあるクリーミーな味に大満足
肉だんごのトマトクリームソース
つなぎを入れない肉だんごは食べごたえ十分!「弱めの中火でコトコト煮ると、トマトのうま味が引き出せます。パスタやバターごはんにかけても」
【材料・2人分】
トマト(大玉)……1個
ローリエ……1枚
生クリーム……100mL
太白ごま油……小さじ1
粗びき黒こしょう、香菜(好みで)……各適量
A
合いびき肉……250g
玉ねぎの薄切り……小1/2個分
塩、粗びき黒こしょう……各適量
B
顆粒チキンスープの素……小さじ1
塩、粗びき黒こしょう……各適量
【作り方】
(1)トマトは適当にざっと切る。ボウルにAを練り合わせ、8等分して丸める。
(2)鍋に太白ごま油を熱し、トマトとBを入れて炒める。(1)の肉だんご、ローリエを加え、フタをして軽く沸騰したら火を弱め、15分ほど煮る。途中、くずさないようにそっと肉だんごを返す。
(3)肉だんごを鍋の片方に寄せ、トマトを木べらでくずし、生クリームを加え、軽く沸いたら火を止める。器に盛り、粗びき黒こしょうを振り、好みで香菜を添える。
肉だんごを寄せ、トマトを木べらで好みの状態までくずす。トマトの食べごたえが欲しい場合は、あまりくずさなくてOK
大玉トマト1個でスープをとる
トマトとアサリ、Wのうま味を引き出す
アサリ、トマト、セロリの具だくさんスープ
「ほのかに甘いうま味たっぷりのスープに、レモンを絞って軽く酸味をプラス。ほとんどの材料と水を鍋に入れて煮るだけなので、とってもラクチンです」
【材料・2人分】
トマト(大玉)……1個
アサリ(砂抜きしたもの)……250g
セロリ(葉付き)……1/2本
にんにく(好みで)……小1/2かけ
オリーブオイル……大さじ1/2
塩、こしょう……各少々
ナンプラー(またはしょうゆ)……小さじ2〜3
レモン……適量
【作り方】
(1)トマトはくし形に切り、セロリの茎は薄切り、葉はざく切り、にんにくはつぶす。アサリは殻をよく洗う。
(2)鍋に水400mL、オリーブオイル、(1)のセロリの葉以外をすべて入れ、フタをして中火にかける。沸騰したら弱火にして塩、こしょうを振り、さらに7〜8分煮る。
(3)ナンプラー、セロリの葉を加え、ひと煮立ちしたら火を止める。器に盛り、くし形に切ったレモンを絞る。
トマトやアサリのだしを引き出すため、香味野菜とともに水からじっくり煮るのがポイント。トマトは煮くずれてもOK
渡辺麻紀さんの、毎日食べても飽きないトマトレシピ、お役立てくださいね。
次回は、こんな調理法もあった!重信初江さんのトマト裏技レシピをお届けします。
詳しい内容は2018年8/7発売LEE9月号に掲載中です。ぜひあわせてチェックしてみてくださいね!
撮影/木村 拓 スタイリスト/朴 玲愛 取材・原文/海出正子
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