おでかけ部

【北海道・ニセコ親子国内留学】日本語ボランティアに参加。心地よい「揺らぎ」の1日<vol.17>

  • 082 ひでみん

2026.06.21

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082ひでみんです。

家族で出かけたヒラフで「小さなモヤモヤ」を持ち帰った日の後のこと。

滞在していたニセコ町で、何か自分にもできることはないかと探していて出合ったのが、日本語ボランティアでした。

教える側として教室の扉を開けたはずなのに、いつの間にか私のほうが、たくさんの「気づき」を受け取っていました。

日本にいながらにして、どこか海外を旅しているときのような、不思議な空気を感じた一日。

ちなみにその前、ラジオニセコでの本の紹介ボランティアにも思い切って応募してみたのですが、滞在期間中の枠は埋まっており、今回は叶わず……。

想像は、何度も静かに裏切られた

ニセコ フリースペース 旧でんぷん工場
場所はニセコ中央倉庫群の「旧でんぷん工場」。1階は誰でも無料で使えるフリースペースになっています。リノベーションされていて全体がおしゃれ。

2階の教室に入ると、講師の方が、生徒さんに日本語を教えているところでした。

講師のひとりは女性の方。最初は何となく「講師=日本の方」だと思っていたのですが、名札を見て——「もしかして、アジア圏の方かな」。ところが自己紹介では微笑みながら「カナダ出身です」。

自分の早とちりが恥ずかしいような、ちょっとおかしいような。

もう一人の講師もドイツ出身でとても流暢な日本語を話す方でした。

生徒さんはカリフォルニアから来たそう。スノーボード目的の観光客かと思いきや、「牧師です」。

また私と同じボランティアの男性にも、「日本の方かな」と思って親近感を持って話しかけてみたところ、ハワイ生まれのアメリカ国籍でした。

日本で、海外から来た先生たちが、海外から来た生徒さんに、日本語を教えている。その光景そのものを、とても新鮮に感じました。

見た目や肩書きから、私は気づかないうちに「きっとこういう人だろう」と勝手な像を描いていたようです。ひとり、またひとりと自己紹介を聞くたびに、それが音もなく、少しずつ揺らぐのを感じました。

「当たり前」の枠組みを外してみる

ニセコ フリースペース ライト

偏見は持たないようにしたいし、多様性を尊重したいと日頃から思っていたつもりでした。

けれど、ニセコで数人が集まる、わずか1時間ほどの教室でさえ、自分の狭い視野に気づかされる刺激的な体験をしました。

海外にいるときは、「いろいろな人がいるよね」と当たり前のように思えていて、目の前の人を「こういう人だろう」と思い描くこと自体、そもそもありませんでした。

ここが日本だからこそ、私は混乱したのかもしれません。

日本でありながら、多様さが色濃い「ニセコ」という場所。

日本語と英語が入り混じる教室は、かつて海外で感じたあの「言葉や背景が交差する空気」とよく似ていました。

日本にいながらにして、自分が「多数派」ではない感覚の中に立つ。

その揺らぎは、不思議と心地よいものでした。

「話せる」と「教える」は、違う

ニセコ フリースペース チェア
ブログ掲載の許可をいただいております

「日本語を母語として話せることと、教えることは違う」ーー知っていたつもりだったけれど、明確に実感し直した日。

特に印象的だったのは、海外出身の先生の教え方です。

一から日本語を学んできたからこそ、生徒がどこでつまずくのか、どう説明すれば腑に落ちるのかを、的確に理解しているのです。

母語話者として「なんとなく」で済ませてきた部分を、先生は丁寧に言語化していました。

もっと上手に伝えられたら。

もっと整理して説明できたら。

そんなもどかしさが残ると同時に、一から学んできた人の強さをはっきりと見ることができた時間でもありました。

自分がいかに「日本語という言語のハードル」を意識せずにすんできたか。

そんな私は、講師のように完璧に教えることはできないかもしれません。

けれど、「聞き役」として、うなずきながら言葉を待つ時間や、間違いを恐れず話せる空気をつくることはできます。

それもまた、“今の私”にできる、一つの役割なのかもしれないと思い直しました。

日本にいるのに、海外の風が吹くような一日。

揺らぎは、視野が広がる前触れなのかもしれません。

今日が、誰にとっても境界線をやわらかく見つめられる、そんな1日になりますように🌏

082ひでみん

静岡在住・11歳の男の子ママ。2025年夏にマルタ、冬にニセコへそれぞれ1ヶ月の親子留学を経験。
英米文学科卒・教員免許を持つ母の目線で、親子留学のリアルを発信中。

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082 - ひでみん

WEBライター / 静岡県 / LEE100人隊

39歳/夫・息子(11歳)/手づくり部・料理部・美容部/隊員3年目。猫のような息子と犬っぽい夫とともに暮らす主婦。“海外への憧れ”が昔から強く、いつか出張に行ったり、住んだりしてみたいと心の奥底で夢見ています……♡好きな色はホワイト。ドラマをこよなく愛して約30年が経ちました(笑)。お料理、ファッション、メイク、エンタメまで幅広く興味があるので、LEE100人隊の活動を通してみなさんとたくさん情報交換させていただきたいです!どうぞよろしくお願いいたします♪身長159cm。

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