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佐藤尚理さんの個展“as it always was”@noie extent訪問&購入した器5点

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2025.05.15

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初めて佐藤尚理さん作陶の器を手にしてから早10年…

初めて佐藤尚理さんの個展へ!@noie extent/都立大学駅・東京

ついに…、沖縄の作家さん・佐藤尚理さんの個展“as it always was”に行って来ました。佐藤尚理さん作陶の器は、10年前、2015年に新宿伊勢丹で開催されたグループ展「茶ガール展」へ赴いた時や、沖縄のギャラリーGARB DOMINGOさんがコロナ禍限定でオンラインショップをオープンされた時(2020年)に購入したことがありましたが、個展にお邪魔できるのは今回が初めてのことでした…!

GARB DOMINGOさんのオンラインショップで購入した時の過去記事は以下の通りです↓

個展が開催されたのは、東京都内、東急東横線の都立大学駅から近い、noie extentにて。額縁額装店newtonのキュレーションショップです。初日入場のみ予約制で、5月2日(金)19:00~Callオンラインストアでの予約受付スタート、初日の5月10日(土)の昼下がりの枠でなんとか予約でき、娘(小3)と2人で訪れました。

noie extentのウィンドウに貼られた『sato naomichi exhibition as it always was』の文字。展示期間は2025年5月10日から24日まで。ウィンドウ越しに花を活けた花器と、会場内に並ぶ来場者の足元が見える。

sato naomichi exhibition 2025

佐藤尚理さん個展2025“as it always was”@noie extent

個展の様子

ここからは写真ばかりになりますが、個展の様子をレポしたいと思います。作家さんである佐藤尚理さんご本人も在廊されていて、「購入点数は一人何点までですか…?」と、おずおずと訊ねてみたところ、まさかの「今回は購入点数制限は設けておりません!」とのご回答!!(えーーーーっ!!嬉しい拍子抜けです!)

壁に飾られた植物入りの鳥形陶器花器と、テーブルに並ぶ多彩なマグカップの展示。シンプルな白壁と黒いテーブルが作品を引き立てている。
佐藤尚理さんのユニークな図案が描かれたカップが整然と並んでいます。壁掛けできる小鳥の形の花器も可愛い!

あの佐藤尚理さんの器展で…、購入点数制限がない=何点でも買ってOKですと…!?興奮し過ぎて途中から記憶があまりないです…。ついつい一緒にいることを忘れそうになる娘から、「ママ…、それ全部買うの…?」と眉間にシワを寄せながら聞かれなかったら、歯止めが全くきかなかったかも知れません…。

展示会場のテーブルに並ぶ多数の模様入りの陶器の皿。丸型や角型があり、色や模様にバリエーションがある。背景には大きな陶器の花瓶も見える。

鳥さんの壁掛けの花器もこんなにバリエーションが。

鳥の形をした陶器の壁掛け花器が白い壁に6点展示され、いくつかにはドライフラワーが挿されている。色とりどりの模様が施され、柔らかな雰囲気を持つ。

レリーフ形のお皿はこの2点のみでした。

草花を挿した花器と、黒と赤の幾何学模様のレリーフ皿が黒いテーブルに配置されている

2020年前後からでしょうか、佐藤尚理さんの作品に、お花のモチーフが少しずつ登場し始めました。初めて訪れることのできた今回の個展では、お花モチーフのものを少なくとも1点は欲しい!と意気込んでおりました。

花や葉のモチーフが描かれた陶器の大皿。赤・青・黒などのカラーで繊細な線画が施されている。背景は黒いテーブル。

購入点数制限ナシであるにもかかわらず、昼下がりの枠でこれだけの品揃え!!今回の個展のために、たくさんの作品を用意してくださっていたのが分かります。

角皿と丸皿が交互に並んだ陶器の展示。さまざまな抽象的模様が施され、柔らかな色調で統一されている。

色とりどりの器に心躍ります。

花や幾何学模様が描かれた多彩なデザインの陶器の皿が整然と並んでいる

↓端正に成型されつつも手仕事の温かみを感じるカップ達。

前景にブルーと黒の模様が施されたマグカップが2点並び、背景には様々な色と模様のカップが整然と並ぶ展示の様子。

↓オブジェのような、実用性と芸術を兼ねたカップも!

カラフルな模様が描かれた陶器のマグカップやボウル、プレートが黒いテーブルに並ぶ展示風景。幾何学模様や手描きのような装飾が特徴的。

other exhibition…

佐藤尚理さんのオブジェ作品の展示@newton本店

もう一つの展示へ

実は、予約枠の時間帯よりだいぶ早くお店に到着してしまい、娘と2人、時間を持て余しそうだなぁ…、と思いあぐねていたところ、受付スタッフさんが「もし宜しければ…」と案内してくださったのが、noie extentの本店・newtonでの展示でした。スタッフさん曰く、「オブジェが中心ですし、展示の数はけっして多くないんですけれど…」と。訪れてみると、この小さな空間の中にしっかり佐藤尚理さんワールドが凝縮されていました!

ガラス窓の外から見た、newtonでの佐藤尚理さんのオブジェ展示の様子。ガラスには佐藤尚理さんにより白いポスターカラーで手描きされた模様や「BONOHO」の文字も見える。

本店・newtonでは、佐藤尚理さんのオブジェ展示の傍ら、たくさんの額縁・額装を職人さん達が制作中でした!

時系列が前後して申し訳ないですが…、このオブジェの展示の後に、予約していた指定の時間になり、本店newtonを後にすることに。noie extentのスタッフさんも本店newtonのスタッフさんも揃って親切で、こちらの展示を見て「ありがとうございました」と立ち去る時も、「楽しんで来てくださいね。向こう(noie extent)はもっとたくさんの作品がありますので」と温かいお言葉を掛けて頂きました。

Newtonでの佐藤尚理さんのオブジェの展示の様子。ニワトリのオブジェや壁掛けがあり、手前に観葉植物が設えられている。

次段では、購入品を紹介させてください。



items I purchased…

個人的に重視しているうつわ選びのポイントも勝手に書き連ねております

購入したのは

今回の個展、訪れることが出来た(予約が取れた)のが昼下がりであるにもかかわらず、たくさんの素敵な、バリエーション豊かな作品が揃っていて、あちらこちら目移りしてしまって選ぶのが大変でした…。私は器を選ぶ時は、手仕事ならではの温もりが宿っていること、重ねやすさや形の安定感はもちろん、料理が映えるかどうか、実際に手に取った時の心地良さや、手持ちの器や日々の食卓にすっと馴染むかどうか…、を基準にしています。実用性と、何より「ときめき」も私にとっては大切なことなのです…。

柄モノの器は、「料理が映えるか」という視点で考えると選ぶのが難しいのですが…、ふと目に入った時にテンションが上がる、嬉しくなるような華やかさのある器、だけど料理が主役の時には静かに寄り添ってくれるようなバランスの良さに惹かれて手に取ることが多いです。今回選んだのも、そんな基準で吟味した5点です!!

noie extentの展示会で購入した佐藤尚理さんの器5点を並べて撮影した写真。黒やベージュの花柄や幾何学模様が印象的な皿と小鉢が写っている。

まず真っ先に手に取ったのがこちらのオーバル皿。最近、大皿に料理を盛り付けて→各自取り皿に取り分け方式が多くなって来たので、大皿は絶対!と考えていました。今この写真を眺めているだけで胸が高鳴るほど大好きな図案です…。念願の佐藤尚理さんのお花模様の大皿!

佐藤尚理さん作陶の楕円形の皿。黒の花や幾何学模様が緻密に描かれているデザイン
ウットリ…。

そして。夫婦テレワークおうちランチ(夫も私も出社をしない日)も増えて来たので、2人でのワンプレートランチに器のバリエーションが欲しくなって大皿サイズのプレートを2枚。

佐藤尚理さん作陶の丸皿2枚。左は黄土色の円形模様とドットの縁取り、右はグレー地に花や三角の幾何学模様が配置されたデザイン
こちらもときめく…。

佐藤尚理さんの器、裏側まで抜かりなく可愛いのです。BONOHOとは佐藤尚理さんのアトリエ兼お店の名前だそうです。

佐藤尚理さん作陶の器の裏側。生成りの素地に細い線で幾何学模様や「BONOHO」「naomichi sato」などの文字が彫られている。
佐藤尚理さん作陶の器の裏側2枚。いずれも生成りの素地に「BONOHO」「naomichi sato」などの文字と、細かい幾何学模様が彫られている。個々に異なるパターンが刻まれている。

そしてボウルを2点!!佐藤尚理さんのボウルやフリーカップは、外側と内側が全く違う模様が施されているのが特徴と言えるのではないでしょうか。とっても凝っていますよね…!!

佐藤尚理さん作のボウル2点を斜め横から撮影。ボウルの側面に細かい模様が描かれており、左は内側ピンクと外側黒、右は内側が多色の四角と外側はイエローベースに繊細な線で描かれたお花模様。
どうしましょう。可愛すぎます。

内側はカラフルでポップ、外側は色数や色調を抑えてシックな感じですね。サイズとしては飯椀ぐらいです。

佐藤尚理さん作のボウル2点を内側から撮影。左はカラフルな四角模様、右はピンク色のちょうちょのような模様が散りばめられている。
佐藤尚理さん作のボウル2点を裏返しにして撮影。幾何学模様、雲やお花のような図案が施され、左はイエロー系、右は黒を基調としたデザイン。

手持ちの器や普段の食卓に馴染むかどうか?も実は器選びにおいて大切にしていることの一つでして…、こちらは、手持ちの鹿児島睦さん作陶の器と、今回購入の佐藤尚理さんの器を並べてみました。

佐藤尚理さんの器と、鹿児島睦さん作陶の器を並べて撮影した写真。黒を基調とした花柄の楕円皿と、同系統の図案の器が並ぶ。
土と線で描かれた草花の図案や自然モチーフがリズミカルに配置されていて、違う作家さんの手仕事でありながら、こうして一緒に並べると、図案の密度・モチーフのトーン・線のニュアンスが響き合っているようで、不思議と食卓で喧嘩しない親和性があるのです。模様が主役ですが、料理をのせた時に食材の彩りもしっかり受け止めてくれそうな器たちです。

個展を訪れたこの日、日中は中学校の部活保護者会の総会準備や車の修理でカーディーラーへ行く用事があったり、夕方は子ども達の歯医者さん付き添いなど慌ただしいスケジュールの中での訪問でしたが、会場に1歩足を踏み入れた瞬間、佐藤尚理さんの世界観と器の魅力にどっぷり浸れる至福のひとときを過ごすことが出来ました。大満足のお買い物。これから長く永く大切に使って行きたいと思います…!

佐藤尚理さんのnoie extentでの個展“sato naomichi exhibition 2025 as it always was”の会期は5月24日(土)までです。お近くの方でご興味のある方はぜひ足を運んでみてください。また、佐藤尚理さんは公式Instagramにて展示会・個展開催情報や納品情報、沖縄での佐藤尚理さんのアトリエBONOHOのオープンDAYなどの最新情報を発信されていますので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね◎

⋆⸜ᵀᴴᴬᴺᴷ ᵞᴼᵁ⸝⋆ LEE100人隊 / はな

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会社員 / 神奈川県 / LEE100人隊トップブロガー

42歳/夫・息子(14歳・12歳)・娘(9歳)/手づくり部・料理部・美容部/大雑把な山羊座のO型。好きなものは器、アメリカンヴィンテージ、宝塚歌劇、マンガ、ミナ ペルホネン、オールドマンズテーラー、GU、ユニクロ、無印良品など。ファッション・インテリア・お料理などLEEで勉強中。両実家とも遠方で3人の子育てに日々奮闘。17年間専業主婦→パートを経てフルタイムで働き始めました。ドタバタと過ぎて行く日々の中でも「今」を大切に、小さな幸せを拾い集めながら成長して行きたいです。

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