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【2点購入】輪島塗・蔦屋漆器店の白漆の器が届きました!

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2025.04.12

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Tableware Festival 2024

輪島塗つたや@テーブルウェアフェスティバル2024

オーダーしていた蔦屋漆器店さんの白漆

昨年(2024年)11月28日(木)~12月4日(水)の期間に開催された“テーブルウェア・フェスティバル2024 ~暮らしを彩る器展~”では、令和6年1月1日に発生した能登半島地震に心を寄せて、能登復興応援企画“麗しのJapan「輪島塗」”の展示がありました。(テーブルウェアフェスティバル2024について書いた過去記事は以下の通りです↓)

ブース番号1、トップバッターで出店されていた、蔦屋漆器店さんのブース「輪島塗つたや」。展示販売会場に入って、こちらのブースが目に入った途端、すぐに足を止めて見入ってしまいました。蔦屋漆器店さんは、江戸時代・万延元(1860)年創業、輪島塗はその専門性の高さから分業制が敷かれていて、木地屋→下地塗り→沈金、蒔絵師など多くの職人がリレーのように一つの漆器を仕上げるシステムで、その職人さん達を指揮して製造販売するのが塗師屋(ぬしや)で、蔦屋漆器店さんがこちらに該当、全国各地を「行商」する、輪島塗の伝統的な販売手法を代々守って来られたそうです。

輪島塗の製作風景
輪島塗が出来上がるまで…実に124の工程が!!

お重いろいろ。

蔦屋漆器店 テーブルウェアフェスティバルでのブースの様子写真1
(※店主さまより大変快く撮影許可およびブログ掲載許可を頂いております。ありがとうございます…!)

輪島塗が長持ちする理由はズバリ、輪島でしか採れない「地の粉(じのこ)」を漆に混ぜて下地を塗り、木地を補強しているからなのだそう!「地の粉」は、珪藻土を焼成して粉末状にしたもので、主成分がガラス質であるため、堅牢で断熱性に優れているのだとか。能登地方は日本有数の珪藻土の産地でもあるとのこと。

蔦屋漆器店 テーブルウェアフェスティバルでのブースの様子写真2

店頭で思わず一目惚れしてしまった美しい器たち…。自分の予算とも相談しながら、吟味して2点に絞りました。店頭にあるのは展示品で、受注生産になるとのこと…。店頭には6代目女将さんが接客もされていて、「震災の影響で、まだ職人が何人かは戻って来ていなくて…、お待ち頂くかも知れません」と言われましたが、「いくらでも待ちます!」とオーダーしました。

後から知ったのですが、昨年の地震発生当時、6代目女将さんは被災されて避難所生活の真っ只中でお店のほうも営業再開の目処が立っていない状況下にありながら、1月7日にはご自宅のガレージで「復興cafe Yoshiko」をオープンされたそうです。断水中、電気も来ていない中でも少しでも被災された方の心を温めたい…という取り組みに感銘を受けました。

そんな物語が宿っている、購入した輪島塗2点を紹介させてください。

Items I purchased

刳(く)り目カップ(大)黒内白/刳(く)り板 白<さざ波>

宅配便で届きました。作家ものの器の受注となると、2年待ちなどもザラなので、4ヵ月なんてとっても早いほうです…!!

蔦屋漆器店の包み紙

一点目は、店頭で目が釘付けになってしまった、こちらの「刳(く)り板」。朴材を木地職人が手彫り刳った板に、黒漆や白漆で拭き漆が施されたものだそうです。

↓「さざ波」と名付けられた美しい彫り模様と、白漆のマットな質感が堪りません…!

くり板 白漆 さざ波 蔦屋漆器店

ウットリしてしまいます…。

蔦屋漆器店の白漆くり板さざ波

2点目は、「刳(く)り目カップ」。店頭でズラッと並んでいて、外側の彫りと内側の白漆のデザインが、手持ちのカップと合わせやすそう…!と、手に取りました。

くり目カップ テーブルウェアフェスティバル2024 輪島塗つたやのブース

こちらも、とても丁寧に包装されて届きました。

くり目カップと包装紙

職人さんの手仕事をビシビシ感じる佇まいに惚れ惚れ。

くり目カップ大 黒内白 蔦屋漆器店
くり目カップ 黒内白 蔦屋漆器店

手持ちの三谷龍二さん作のカップと一緒に並べてサイズを比較してみました。

刳り目カップのサイズ比較
左2つが三谷龍二さん作のカップ、一番右が今回購入の蔦屋漆器店さんの刳り目カップです。

size comparison

手持ちの白漆の器とサイズ比較

並べてみました

手持ちの白漆の器と一緒に今回の購入品を並べてみました。

白漆の器集合 三谷龍二 蔦屋漆器店 藤野智郎
左下は藤野智郎さん作です。

トーストをのせたりして早速使っています。トーストの水分を良い感じに吸ってくれています。

刳り板白漆さざ波を使ってみた

最後に。大変な中納品してくださった蔦屋漆器店さんに御礼申し上げます。今回届けて頂いたお品の中に同梱されていたお手紙。「先はまだ見えませんが、進んでいきます」のお言葉にこちらまで勇気を頂けたような気がします。

6代目女将さんからのお手紙 蔦屋漆器店 能登復興
こちらのお手紙も写真撮影およびブログ掲載の許可をお電話にて頂いております。どうもありがとうございます…!

蔦屋漆器店さんは現在オンラインショップは「未だ充分な在庫数が確保できていない」ため再開はまだ先のようですが、三越伊勢丹のふるさと納税では、石川県輪島市への寄付で蔦屋漆器店の器が返礼品リストにいくつか入っています!また、蔦屋漆器店の女将さんのInstagramでは能登・輪島の復興の様子や漆器の使い方などを発信されていますので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね◎

⋆⸜ᵀᴴᴬᴺᴷ ᵞᴼᵁ⸝⋆ LEE100人隊 / はな

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TB - はな

会社員 / 神奈川県 / LEE100人隊トップブロガー

42歳/夫・息子(14歳・12歳)・娘(9歳)/手づくり部・料理部・美容部/大雑把な山羊座のO型。好きなものは器、アメリカンヴィンテージ、宝塚歌劇、マンガ、ミナ ペルホネン、オールドマンズテーラー、GU、ユニクロ、無印良品など。ファッション・インテリア・お料理などLEEで勉強中。両実家とも遠方で3人の子育てに日々奮闘。17年間専業主婦→パートを経てフルタイムで働き始めました。ドタバタと過ぎて行く日々の中でも「今」を大切に、小さな幸せを拾い集めながら成長して行きたいです。

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