前回の「おしゃれ編」につづいて「センス編」です。
(長くてすんませんね)
センスとは?

なんとなーく頭で分かってはいるけど
説明しなさいって言われるとなかなか難しい「センス」。
辞書によると
「微妙な差を感じ判断できる能力のこと」
AIによると
「物事の感じや味わいを微妙な点まで悟る働き、感覚のこと」
なのだそう。
どうやら「微妙な差を感じる」てところが肝のようです。
うん、確かにそうかも!
私の周りのセンスのいい人たちを見ていると
それをすごく感じます。
例えばテーブルコーデや料理の盛り付け方でもそうなんですけど
パパっと単に盛ったり置いたりしてるだけなのにバランスがいい。
写真だってそう。
適当にパパっと撮ってたように見えたのに
対象の切り取り方がすごくバランスがいい。
SNSの投稿も
盛り込み過ぎて安売りチラシみたいになってたり
洗練したものにしようと細かく作りこみすぎて不自然だったり
空回りしている人も多くいる中、
センスの良い人のものは、わざとらしさがなく心地よい。
おそらく本人も気づいてないところで
色んな計算や判断が瞬時に行われているんだと思います。
センスは後から磨ける?

センスなんて生まれ持ったもんなんでしょ!
と思われがちですが
生まれ持った才能(身体的な能力や遺伝的要素)
のような先天的なものと
環境によって自然と形成されていく
後天的なものとあるように思います。
後天的なものは、これまで見てきたもの触れてきたもの
経験してきたことなんかが影響するのでしょうか
例えば、田舎で暮らしていると
よりたくさんの色を識別できるようになると聞いたことがあるし
都会は都会で田舎にはない感覚がきっと自然と身についているはず。
経験したことがデータとして蓄積され、
それがセンスのベースとなっていく。
だとするならば、生まれ持ったセンスがなくても
経験や学習でデータを増やすことで
「微妙な差を感じ」て「瞬時に判断する」ことが
自然とできるようになるのかもしれません。
おしゃれな人が考えるセンスのいい人
本誌(といっても先月号ですけどね 笑)
16ページから、おしゃれな方々が考える
「センスのいい人とは?」が特集されています。

ファッションの世界で活躍されてる方の言葉は
とっても説得力があり
一語一句にうんうんって頷きたくなるものばかりなので
是非読んでいただきたい!
(といっても先月号ですけどね 笑)←本日2回目
みなさん自分の言葉で説明されてはいますが
共通して挙げられていた3点、
「自分自身をよく知っている」
「自分らしさを大事にしている」
「流行りに流されない」
これに、私がなるほど!っと思った
「押しつけがましくない」
についてちょっと考えてみたいと思います。
\\ まずはここから!//
自分自身を知り、自分らしさを知る
自分らしさを大事にするのにも
まず自分自身をちゃんと知っておかないとダメですよね。
何が好きだとかいうソフト面だけではなく
ハード面ですよ、
向き合いたくないですが体型とかね。笑
ここでセンスのあるなしは置いといて、
ちょっとだけ私の話を。
1.全身鏡と私
中学生ごろから全身鏡をよく見てました。
(ナルシストじゃないですよ!)
友達が着ると可愛い服が
同じくらいの身長なのに私が着るとバランスが悪いのは何故だろう・・・
この丈のソックス履くとバランス悪いのは何故だろう・・・
流行りの〇〇が似合わないのは何故だろう・・・
同じシャツなのにこのタイプが似合わないのは何故だろう・・・
当時の私は夜な夜な全身鏡見ながら
こんなことを考えていました。(勉強せんかい 笑)
そして導き出した答えが
私は、顔がデカい、首が短い、腕が短い、
二の腕がデカい、太ももがデカい、ということ。
(泣いていいですか?)
でもこんな自分にも、ちゃんと救いがあることにも気づけたんです。
手首足首がやたら細い、指がやたら細い(短いけど)
腰の位置が高い(けど、脚が長いわけではない謎)
私、中学からあんまり体型変わってないので
(さすがに肉の付き方は変わりましたが)
この時期に試行錯誤した私なりの体型カバーのルールは
30年以上経った今でも私の服選びのベースになっています。
2.トライ&エラーと私
自分にしっくりくる色を見つけるまでにも
ここでは紹介しきれないくらい色々ありまして・・・
自分には赤がイケてると思い始めたころ
赤いジャケットを買ってみたら
クイズ番組の司会者みたいになって「おや?」っとなり、
兄の彼女が着ていたインバーアランの赤いニットが可愛くて
ちょっと借りて着てみたところ
田舎っぺ臭が溢れ出してしまい「おやおや??」っとなり、
更に、彼女が着ると可愛かったベージュの服も
私が着るとまるで裸族状態に。笑
コスメもそうで、
彼女のつけていたリップの色がすごく可愛くて
真似して買って、卒業アルバムの写真撮影の日につけて行き
病人みたいな仕上がりになって後悔したり。笑
とにかくたくさんのトライ&エラーを繰り返して
同じ色でもちょっとしたトーンの違いや素材の違いで
似合う似合わないがあるんやなー、
ていうことに気づきました。
こうやって失敗してきたことは決して無駄ではなくて
好き嫌い、似合う似合わない、ということを
その都度自分で判断してきた経験がデータとして蓄積され
今の自分を作っているんだろうな、と思います。
自分を客観的に見るって大事ですよね(ーー;)
生まれ持ったセンスがなければ
知識や経験、それに興味や好きという気持ちで補うしかないんです!!
自分がゼロだと意味がない
今は〇〇診断というものが色々あって
自分に合うものがすぐに分かる時代にはなりました。
自分以外の人の客観的な意見を聞くのは大切なことだし
素敵になれるコツを教えてもらえるなら
手っ取り早いのかもしれません。
でも、そのコツを適宜自分で使い分けられないと
自分のスタイルに昇華できずに終わってしまう気がします。
やっぱり、実際自分で体験して身につけたことと
教えてもらって頭の中でとりあえず理解したことでは
扱いやすさが違うと思うんです。
せっかく良いアドバスをもらっても
自分のベースがゼロだと意味がない。
ゼロって何掛けてもゼロですからね。
塾でコツや公式教えてもらっても
これを実践で使うための最低限の知識がないと
応用なんてできないですよね。
きっと、それと同じことかなーと。

だから、頼るだけではなくって
自分のベースを整えて行くことも必要だと思うんです。
あとは「慣れる」こと。
数をこなして経験値を上げていくことでも
自然と微妙な差を瞬時に感じ取れるようになるのではないでしょうか。
流行りに流される必要はないけれど・・・

センスのある人って、
トレンドの力を借りずともおしゃれなオーラが溢れています。
だからといって、トレンドを全く無視しているわけでもないんですよね、
きっと。
以前の仕事でスタイリストさんとお会いする機会がわりとあったのですが
みなさんスタンダードなアイテムを身につけていらっしゃるのに
なーんかキラリと輝くところがあって
決して派手ではないけれど
ただならぬオーラを粛々・・
いや、深々と(かな・・)発しておられました◎
(↑使い方変ですけどニュアンス伝わりますかね・・・)
昔からあるものなのに、古臭くないし普通過ぎもしない。
見てるこちらは何がそうさせるのか気になって仕方ないわけですよ。笑
もうこういう風に周りを惑わせていること自体がセンスですよね(´ω`)
誌面でスタイリストの磯部さんがおっしゃってたように、
センスのある人って自分の好きを大事にしつつ周りの客観的に見れていて
トレンドも柔軟にとらえ、日々進化を続けているんだと思います。
歳をとると若い頃のルールではどうにもならなくなったりしますよね。
流行りに流されてしまう必要はないけれど
ちょっと離れたところから
その流れの方向を見ておくぐらいのことは必要なのかもしれません。
そもそも自分の軸がしっかりしている人は
さらさらーっと簡単に流されてしまう心配もないでしょうし
そういう人は好き嫌いせず
どっぷり流行りの中に浸かってみたら
新たな自分が発見できるってこともあるかもしれませんよね。
押しつけがましくない人
はまじさんが誌面でおっしゃってたことなんですが
(先月号ですけどね)←本日3回目

「好きなものがライフスタイルと馴染んだ時に現れる輪郭、
それが周りに対して押しつけがましくない、と思った時に
センスがいいと感じる」
この一文を読んだ瞬間、「そうそう!」って
痒いところに手が届いたようなスッキリ感がありました。
(この言葉のチョイスもはまじさんのセンスですよねぇ♡)
センスのいい人は、自分の「好き!」が
その人のライフスタイル全般に広く根を張っているから
どこから芽が出ても(つまり何をしても)
自然とその人らしい花が咲くし、
無理してない分、嫌味がない。
読み手によって受け取り方は違うかもしれませんが
「押しつけがましくない」っていうのは
私はそういうことなのかな、て思いました。
センスのいい人ってファッションだけじゃなくって
多方面にバランス良く素敵なんですよね・・
わざとらしくないから自然体で余裕すら感じる。
こんな余裕のある人になりたいなぁ。
結局私は、前回の「おしゃれとは?」でも長々語ったように
「余裕」を感じる人に惹かれるようです。笑
一部の情報にもやっとしてるようじゃ
私もまだまだですねぇ(´_ゝ`)
しなやかにたおやかに。。。。
日々精進。
オマケ
センスのない人がビュッフェでソフトクリームをとるとこうなります。

夫よ、もうちょっとどうにかなったんちゃうの?(ーー;)
いや、これもある意味センスなのか??
以上、オバハンの長すぎる独り言でした。

TB - こばん
翻訳 / 大阪府 / LEE100人隊トップブロガー
44歳/夫/手づくり部・料理部・美容部/熊本のド田舎生まれ、ド田舎育ち。基本のんびりアナログ派の細かいことは気にしないゆる~い人間です。猫と旅を愛する元バックパッカー。イギリスとヴィンテージという響きに弱く、背景に物語を感じる古いものに惹かれます。趣味はピアノと落書き。流行りに関係なく好きなものをアップします。身長162cm、ブルーベース、ウィンター。
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