こんにちは、いちこです。
先日015ユリちゃんとのデートのためにひさしぶりに京都に行きました。その時の話しはこちら。松之助でアップルパイを食べて、しゃべり足りなくてイノダコーヒーでお茶をしてユリちゃんと別れた後、私はお土産を買うために百貨店に向かいました。
バレンタインデー用のチョコにも惹かれつつ選んだのは満月の阿闍梨餅(あじゃりもち)。
これ、私が1番好きな京都のお土産で、1番好きな和菓子です。
満月の阿闍梨餅(あじゃりもち)

柳のような緑色の渋い包装の中に入っているのは、ぺたんと平たい半生菓子。

皮がもっちりとしていて、中には甘さ控えめの粒あんが入っています。
この甘さ控えめ加減が絶妙で、もう1個食べたい!とついつい手が伸びてしまいます。
阿闍梨餅はリーズナブル
何年か前までは税抜き100円だったような気がするのですが、さすがに値上げされていて今は税込み141円。それでも十分リーズナブルなお値段です。
箱入りもありますが、私はいつもバラで好きな数を買って帰ります。

阿闍梨餅の気になること

阿闍梨餅のパッケージを見るたびに気になっていることがあるんです。
「保存場所や季節により固くなりましたらオーブン等で、加熱、又は、薄衣にて油揚げしていただくと格別の風味がございます。」
薄衣にて油揚げ!!!
好物のため、毎回すぐの食べ切ってしまうので固くなったことがありません。だけど、薄衣にて油揚げは気になる。10年以上ずっと気になっています。
誰か油揚げをしたことがある方がいたら感想をお聞きしたいです。本当に格別の風味なんでしょうか。もしそうなら、次の時は食べ切らずにじっと我慢して油揚げをしてみようかと思います。
『スピノザ診察室』夏川草介

話しは変わって小説を紹介します。突然のように思いますが、きちんと繋がりがありますよ。
主人公の雄町哲郎(通称マチ先生)は京都の町中の地域病院で働く内科医。
マチ先生は、とにかく甘いものに目がないんです。
そんなマチ先生がこの世にはぜひ味わうべき3つの食べ物があると言ってあげたのが、矢来餅(やきもち)と阿闍梨餅と長五郎餅。
この3つに共通するのは、皮がもっちり、あんこは甘さ控えめでぎっしりというところ。マチ先生とは食の好みが合いそうです。私も3つとも好きです!矢来餅は下鴨神社近く。長五郎餅は北野天満宮近くにお店があります。
マチ先生の働く地域病院では、終末期の患者さんが多いため、死を避けては通れません。だけど、そこには悲壮感はなくて、包み込むようなあたたかさがあります。
作中には京都の各所がでてきて、緑水庵清水の金平糖や西加茂チーズ、村上開真堂のマドレーヌなど甘くて美味しいものがたくさん登場します。
いい風が吹く中で京都を散策しているような気持ちになれるおすすめの小説です。
みんながチョコレートを投稿しているというのに、マイペースにあんこの話しを書いてしまいました。チョコレートは明日買いに行きます!

088 - いちこ
会社員 / 大阪府 / LEE100人隊
42歳/夫・娘(8歳・2歳)/手づくり部・料理部・美容部/美味しいものと、美味しいものがでてくる小説、民芸、雑貨、キャンプが好きです。特別ではない、ありふれた暮らしの中で、好きなものや、うれしい気持ちになること、新しい気付きを見つけながら毎日を送りたいです。あっという間の3年目。ラストイヤーも、LEEのことが好きなひとりの読者として思いのままに書きつづります。身長152cm・イエベ秋・顔タイプフレッシュ。
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