妹、姪っ子ちゃん（小2）、私、末っ娘（小2）…の女4人で、宝塚歌劇団の花組公演、『エンジェリック ライ／Jubilee（ジュビリー）』を東京宝塚劇場の生舞台観劇して来ました。観劇チケットは妹が用意してくれました。（感謝感謝です…🙏）

何と言ってもこの公演は、我ら4人の最推し・永久輝（とわき）せあさんの花組トップ就任お披露目公演！娘役トップの星空美咲さんとのコンビも大好きです。このお二人が主演の作品はこれまでに『冬霞の巴里』、『激情 －ホセとカルメン－』、『ドン・ジュアン』をBlu-rayやライブビューイングで娘と観ております。永久輝さんは『冬霞の巴里』では父の仇への復讐に静かに燃えるオクターヴ、『激情』では魔性の女・カルメンに翻弄されるホセ、『ドン・ジュアン』では騎士団長殺しとしても悪名高く稀代のプレイボーイでもあるドン・ジュアンを演じられています。2番手時代はファン泣かせな役どころが多かった中（女役とかバカ殿様とか涙）、既に星空さんとのコンビで真ん中を張られたこの3作品はそれぞれに難役で全く違う役どころでありながら、永久輝さんの魅力全開、役の幅の広さ・変幻自在ぶりに舌を巻き、あまりのカッコ良さに酔いしれてしまうのです…！

私（と、母、妹）が“酔いしれる”ことのできる男役さんは過去に2人。花組の高汐巴さんと、宙組初代トップの姿月あさとさんです。高汐さんは1987年に退団され。姿月さんは1998年に宙組トップに就任され2000年に寿退団。そして永久輝さんが2024年に花組トップに就任。我々（母・妹・私）の勝手な感性でウットリ酔いしれられるトップさんが出るのに実に20年以上の歳月が…涙。

遡ること8年前、2016年に望海風斗さん主演で上演された『ドン・ジュアン』で、望海さん演じるドン・ジュアンの恋敵役ラファエル役に大抜擢された永久輝さん。当時雪組下級生はノーマークだったので、若輩にしてカリスマ性とスターオーラ溢れ真ん中が似合い男役として既に完成されている永久輝さんに一気に惹きつけられ、そこから我々の地味な推し活が始まりました…。花組トップに決定したニュースが舞い込んで来た時なんてもう、お祭り騒ぎです。

ちなみに娘は8月下旬からこの日をずっとずっと楽しみにしており、12月に入ってからは指折り数えて「早く観劇の日にならないかなぁ♡」と。娘はこの日が大劇場での観劇デビューとなりました。

観劇チケットのチェックを済ませて、大劇場に入るとたちまちそこには非日常の世界が広がっています。ホリデーシーズンなのでクリスマスツリーが！！花組カラーのピンクを基調としたツリーが可愛いです。

「ピンクのクリスマスツリーだ♡」とテンション上がる小2女子2人。

さて、早速お芝居『エンジェリック ライ』の感想をば…！

「永久輝さんは悪戯が過ぎて天界を追い出された天使アザゼルに扮し、トップ娘役の星空さんはトレジャーハンターらしい」という雑な予備知識だけを入れて、舞台批評や宝塚ファンのブログなどは一切読まずに観劇に臨みました。堕天使とトレジャーハンター…、あまりロマンスは期待できそうにないな…（涙）と思いきや、予想の斜め上な展開に気分も晴れ晴れ。どんなお役も永久輝さんの緻密な計算と知性を感じる解釈で自由自在に自分のものにされていて、贔屓目なしに、卓越した演技力に脱帽です…！終始コメディタッチで、今回のアザゼル、これまでのお役と同じぐらい本当に難しい役どころだと思うんですよね…。スペインものの陰キャが続いたので、陽キャなアザゼル役は「味変、ってところかなぁ」と妹。味変をファンとしてしっかり堪能しました！エレナ役の星空美咲さんは登場するたびにガラリと違う印象で、某怪盗のようでした。歌が本当にお上手なので安心して観られます…！

続いては、お芝居の後のショー『Jubilee（ジュビリー）』。Jubileeとは周年祭を意味する言葉だそうで、今年創立110周年を迎えた宝塚歌劇団と永久輝さんトップお披露目にピッタリのテーマですね。やっぱりショーでは「嗚呼…、永久輝さんが組子を率いている…、真ん中に立っている…！」と実感できる場面が多く感無量でございました…。お芝居では見られなかった大人っぽくてクールな雰囲気の、スーツ姿や軍服姿の永久輝さんを観ることができて、お芝居観賞直後に感じた「眉間にシワとか、鋭い眼差しの永久輝さんも見たかったな…」という心残りや不完全燃焼さはショーで全て払拭されました♡

お芝居とショーの幕間休憩が35分ありまして、その間に今回の公演仕様のチョコレートを記念に購入しました♡

東京宝塚劇場のすぐ向かいにある商業複合施設 日比谷シャンテ内にある宝塚グッズショップ「キャトル・レーヴ」にももちろん立ち寄りました！キャトル・レーヴでは舞台写真集と脚本も兼ねた『ル・サンク』も購入して、観劇後も余韻に浸ります。

日比谷シャンテ内のレストラン「果実園リーベル」で遅めのランチを食べました。姪っ子ちゃん＆娘は一緒にごはんが食べられる！と大喜び。

ランチの後はカフェ「CHAYA ワイルド＆テーブル」に場所を移して再びおしゃべり。

妹＆私は、舞台観劇の感想話に花を咲かせます。「銀髪似合うってすごい」「私は金髪にして欲しかった。銀髪にする必要ある？同じ天使でも同期役は金髪だったのに」「天使悪魔系だったら『天使の微笑 悪魔の涙』のファウスト博士をやって欲しいよ…、なんで初演一回限りでその後再演がないんだーー涙！音楽も最高なのに！」「令和の世だと“ワルプルギスの夜”は演出変更だろうなぁ…」「銀髪つながりで『銀の狼』のシルバもやって欲しい」「1789のロナンも、ロミジュリのロミオも似合いそう…！」「赤と黒やってくれないかなぁ…」　観劇歴が同じ妹とは40年近く前の作品についても語り合うことが出来て本当に有難いです🙏。ゲーテ作『ファウスト』原作の『天使の微笑 悪魔の涙』は、密かに長年再演を待っているのですが…、ロイヤルティ問題があるんですかね…、星空美咲さんの歌唱力ならマルガレーテもお似合いだろうな、とか聖乃あすかさんのメフィストフェレスを見てみたいなぁ、とか妄想を繰り広げております…。

ネタバレ回避のために本題からだいぶ逸れてしまい、また、永久輝さんの話題に偏った感想になってしまい申し訳ありません。推しは推せる時に推す、をモットーにこれからも密かに応援したいと思います…！！

ちなみに現在発売中のLEE2025年1・2月合併号のタカラジェンヌさんへのインタビュー連載、今号のゲストは雪組トップスターの朝美絢さんです…！！雑誌読み放題プランには掲載されていませんので、ぜひ実際に手に取って読んでみてください◎

⋆⸜ᵀᴴᴬᴺᴷ ᵞᴼᵁ⸝⋆ LEE100人隊 ／ はな