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宝塚星組公演『マノン』Live配信をおうちで視聴!

  • TB はな

2021.07.13

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またまた濃いネタを失礼致します…。m(_ _)m
先日、星組公演 愛月ひかるさん主演『マノン』Live配信をおうちで視聴しました!今回は宝塚バウホールでの公演です。

『マノン』20年ぶりの再演!

2001年花組、瀬奈じゅんさん・彩乃かなみさん主演のバウホール公演『マノン』が初演。アペ・プレヴォー原作、当時ご健在だった、故・柴田侑宏先生監修、中村暁氏脚本・演出。当時、瀬奈さんは4〜5番手くらいだったと思いますが、瀬奈さん初主演のバウ作品で、しかも柴田先生監修!ということで、期待に胸を膨らませ、当時高校生でしたが自分でビデオテープを購入(今は実家に置いてあります)。
柴田先生と言えば、宝塚の宝とも言える数々の名作を遺されています。目の病で、1996年の『仮面のロマネスク』以降は演出の前線から退かれ、脚本の執筆や監修をされました。
そして今回。推しの一人である愛月ひかるさん主演で、『マノン』が、実に20年ぶりに再演!これは絶対観なきゃ…!!と。

ちなみにバウホール公演とは

バウ(Bow)とは船首とか船の舳先(へさき)という意味で、たとえば東京宝塚劇場ホールの客席数2,069席に対し、バウホールの客席数は、たったの526席です。銀橋やオケBOX、大階段もありませんが、バウホールは、現トップスターではない、次代を担うスター(二番手、三番手以下)を主役として起用した作品を多く扱っています。そのため、若手スターにとっての登竜門のような存在なのです。バウホール作品のほとんどは、2時間半の1本もののお芝居。歌舞伎のように、若手がスターへの階段を着々と上って行く様を追いかけたいファンとしては、バウホール公演はうってつけ。主役じゃなくても、大劇場公演などで台詞さえもらえないような超若手でも活躍の場が与えられるのがバウホール公演です。
バウホール作品の全てを網羅するのは到底できないのですが、私の中で特に記憶に残っているバウホール作品は、『結末の彼方に』、『FAKE LOVE』、『アンナ・カレーニナ』、『凍てついた明日-ボニーとクライドの邂逅-』、『逆転裁判』、『メイちゃんの執事』、『月雲の皇子(つきぐものみこ)-衣通姫伝説より-』、『サンクチュアリ』、『双頭の鷲』…です。

新『マノン』LIVE配信の感想。

前振りが長くなってすみません。
物語の舞台は19世紀のスペイン南部。セビリヤの若き青年貴族ロドリゴ(演:愛月ひかるさん)が、ひょんなことから1人の美しい娘・マノン(演:有沙瞳さん)と情熱的な恋に堕ちて駆け落ちし…というストーリー。

愛月ひかるさんはこれまで、ルキーニやラスプーチン、黒太子マッティワザやプガチョフなど、クセが強くて濃い役が多く、どれも怪演というかむしろ名演で本当によく似合われてて。だけどヒロインの方とラブラブなお役って、『サンクチュアリ』以来じゃないでしょうか…(そのサンクチュアリも恋愛が主軸ではなかったです)。
『カルメン』におけるドン・ホセもですが、今回のロドリゴも女に溺れて身を滅ぼす役で、宝塚王道の男役とは違いますが、男役の中の男役とも言える人でないと、フェアリータイプや中性的なタイプの人ではけっして務まらない役どころ。本作20年ぶり再演でロドリゴに愛月さんがキャスティングされるのも深く頷けます!(願わくばドン・ホセも演じて頂きたい!)
ロドリゴの行動の中身は若さゆえの愚かさ全開ですが、マノンへの一途な愛を全身で表現されていました!360度どこから見ても紛うことなきイケメンぶりでマノンが一目惚れするにも充分な説得力!
有沙瞳さん演じるマノンは魔性の女というよりどこか憎めない可愛らしさがあり、かつ「絶対的にロドリゴが本命」というのがよく伝わりました。整った美しい容姿と愛嬌でモテモテなのにも納得です。
他に特筆すべきは、マノンのお兄さん役のレスコーを演じた天飛華音さん!初演では蘭寿とむさんが演じられてたお役なんですが、天飛さんは102期生(研6!?)と、若手!!なのに愛月さんを翻弄したり余裕綽々の演技で対等に渡り合ってて脱帽!
アルフォンゾ侯爵演じる朝水りょうさんのイケオジぶりもひときわ存在感を放っていました。

初演のビデオを祖母と観た時は、祖母が「結局この男が甲斐性ナシなのがアカンのやわ」と、身も蓋もないことを言っていた記憶が(°⌓°;) 愛を貫いた2人が破滅に向かうまでを描いているので、Twitterで同じようにLIVE配信を視聴している人たちの実況つぶやき見ながら視聴したらもう、楽し過ぎました…!!



初演の主役のお二人、瀬奈さん・彩乃さんもLIVE配信を視聴!

Instagramを見て後から知ったのですが、初演の主役のお二人、瀬奈さん・彩乃さんもLIVE配信を視聴されていたようです…!!ハッシュタグにも笑いました。視聴者と同じ目線だったのが面白くて嬉しくて。ちなみにプロローグの「エル・アモール」は初演と今回でメロディーが違いました。個人的に初演のほうが曲調が好みです。

今回のLIVE配信視聴にあたり、夫が「このディスプレイだと大画面で観られるよ」と設定してくれました。なんだかんだで優しい夫…、感謝です…。

そんな訳で今回のLIVE配信で充電完了です◎ ここのところギスギスした日々を送っているので、こういう心の潤いの重要性をひしひしと感じています…。

過去の観劇&ライブビューイング参加記事は以下の通りです。↓
宝塚『ポーの一族』観劇
きっと伝説になる公演。宝塚雪組ミュージカル『ファントム』。千秋楽ライブビューイングへ
宝塚版『花より男子』千秋楽ライブビューイングへ(長文)
生舞台観劇☆宝塚花組トップ明日海りおさん退団公演『A Fairy Tale ~青い薔薇の精~/シャルム!』
生舞台観劇。宝塚月組公演『ピガール狂騒曲/WELCOME TO TAKARAZUKA』
生舞台観劇。宝塚雪組の名コンビサヨナラ公演『fff-フォルティッシッシモ-/シルクロード ~盗賊と宝石~』
宝塚星組『ロミオとジュリエット』千秋楽LIVE配信をおうちで視聴!
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生舞台観劇。宝塚花組公演『アウグストゥス-尊厳ある者-/Cool Beast!!』

⋆⸜ᵀᴴᴬᴺᴷ ᵞᴼᵁ⸝⋆ LEE100人隊はな

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主婦 / 神奈川県 / LEE100人隊トップブロガー

41歳/夫・息子(13歳・10歳)・娘(8歳)/手づくり部・料理部・美容部/大雑把な山羊座のO型。好きなものは器、アメリカンヴィンテージ、宝塚歌劇、マンガ、ミナペルホネン、オールドマンズテーラー、GU、ユニクロなど。インテリア・ファッションなどLEEで勉強中。両実家とも遠方で3人の子育てに日々奮闘。ドタバタと過ぎて行く日々の中でも「今」を大切に、小さな幸せを拾い集めながら成長して行きたいです。

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