(館内は他の人が写らないことを条件に快く撮影許可を頂いております。ありがとうございます…!)
The Exhibition of cutting-edge technology!!
完全事前予約制!
TEPIA先端技術館へ行って来ました
春休みの或る日。ITOCHU SDGs STUDIOから徒歩6~7分ほどの距離にある、TEPIA先端技術館に行って来ました。運営元は一般財団法人高度技術社会推進協会(TEPIA)。入場は完全事前予約制。公式HPにて入場予約をして電子予約チケットをスキャン・入場するシステムです。入場料は、なんと無料!開館日の(第1部)9:30~11:30/(第2部)13:00~15:00/(第3部)15:00~17:00のいずれかの時間枠で予約を。長男(新・中2)&次男(新・小5)と3人で、第2部の13:00~15:00の枠でお邪魔して来ました。(※末っ娘はMY実家に宿泊中)
第1部~第3部の、どの時間枠で予約しても、同じ内容のワークショップ(以下WS。所要時間20~30分)が複数回開催されているので、入場したらまずスタッフさんにWSのスタート時間を確認し、その場で予約をします。
私たちは13:20に入場して、13:30スタートの枠は満席だったので、14:00スタートの枠で参加することに。WSの内容は開催時期によって変わるそうですが、今回はロボットプログラミングのWSでした!14:00のWSスタートまでゆっくり展示を見ることが出来ました。
TEPIAとは、Technology+Utopiaの造語です。
Quiz Rallies, searching for answers by checking different exhibits!!
最先端テクノロジーとSDGs
クイズラリーに参加して楽しく展示巡り
子ども向けにクイズラリーが用意されていました。展示内容から解答を見つけ出し、全問に答えるとガチャを回してお土産がもらえます。今回のクイズラリーは春休み用に作られたのだそうです!
以下、各展示やワークショップについて紹介させてください。
【Part.1】
ショーケースエリアより
プロローグエリア
まず、入ってすぐのプロローグエリアでは、大型キャラクター召喚装置で召喚されたデジタルキャラクターがお出迎え!ここで館内をアテンドしてくれるデジタルアテンダント「てぴ」ちゃんの紹介が。スマホでQRコードを読み取ると、各エリアの展示に関する開発の経緯や技術ポイントの詳細を「てぴ」ちゃんが説明してくれて、たまにクイズなんかも交えながら楽しくガイドしてくれます。
【Part.2】
ショーケースエリアより。これからの暮らしをより良いものへ進化させてくれるテクノロジー
暮らし・経済エリア
自動運転やスマートホームなどに代表される“スマート社会”に必須の、センサー。センサーに欠かせない、安定的な電源供給が目下の課題とされています。そこへ、1度でも温度差があると発電可能な「微小温度差発電モジュール」搭載の体温発電機!さらに、無害かつ低コストなFAST材®で熱電材料をNIMSが開発、クリーンな発電システムとして注目されているそうです!
バーチャルカメラアプリ・エクスプレッションカメラ(xpression camera)は、自分の外見をAIに置き換えられるテクノロジー。リアルタイムで表情をそのまま反映させることが出来ます。今回の置き換えAI画像はバッハとオードリー・ヘップバーン。カメラが必要なくなるので、たとえば実際はパジャマ姿でも自分のスーツ姿のAIに置き換えてZoom画面に映したり、料理をしながらでもビデオチャットに参加出来るメリットが!
↓展示の中で、最も目を見張ったのが、非接触タッチパネル!!光学プレート(ASKA 3Dプレート)による「空中ディスプレイ」で、タッチパネル面に触れることなく操作が可能なのです。コロナ禍において、公共機関などでの不特定多数の人が触るタッチパネルの衛生面での配慮が必要になり、ますます注目されるテクノロジーです。店舗や飲食店・食品工場・公共施設などでの衛生維持だけじゃなく、消毒などのコスト削減にも貢献!!
【Part.3】
ショーケースエリアより。医療・健康・福祉・教育など社会の課題を解決するテクノロジー
社会エリア
社会エリアでは、医療・健康・福祉・教育関連の課題を解決するさまざまなテクノロジーの展示が。たとえば着用型端末「ダイナグラス」は、AIが視覚情報を自動解析して言語化し、目の前の情景や文字・人物のタグ付けをして視覚障がいのあるユーザーなどへ情報を音声で伝えることが出来るクラウドシステムだそうです。左手の奥には音が鳴る布「ファブリックスピーカー」(byAIST)も。
電動クローラ(キャタピラ)移動用ロボット「CuGo」は、スタッフさんに声を掛ければ実際に動かしてくださいます!展示スペースではフラットな場所での走行ですが、こちらはありとあらゆる不整地(砂浜、瓦礫、傾斜地)でも高い走破性を発揮する移動用ロボット!重量わずか9kgでありながら最大積載量80kgまでOKなパワフルさ、乗り越え段差9cm、最大登坂角度20度まで大丈夫。わずか20分でカスタム完了で連結やバッテリー増設も簡単なカスタマイズ性を備え、テスト機をスピーディーに低コストで開発できるようモジュール化に成功したことでより便利に!
【Part.4】
ショーケースエリアより。資源枯渇・気候変動・自然災害…課題解決に取り組むテクノロジー
地球・生命エリア
普段なかなか身近に感じることがない、地球規模のスケールの大きな人類全体の課題。たとえばプラスチックによる海洋汚染問題。プラスチックのうち大きさが5mm以下のものをマイクロプラスチックと呼び、世界全体で年間数百万トンものプラスチックが陸上から海洋へ流出していると言われていますが、海中のマイクロプラスチックの分布や量の詳細は不明のようです。そこへ、ハイパースペクトル画像診断技術(byJAMSTEC)により、肉眼で視認しにくいマクロプラスチックを高速で検出・分類し、マイクロプラスチックの実態把握が進むことが期待されています!
↓マイクロプラスチックを顕微鏡で観察!
↓こちらは、消臭・抗菌・抗ウイルス・UVカット効果のある天然繊維100%の製品、和紙繊維「キュアテックス®」の展示。多孔質構造と優れた生分解性により、土壌に短時間で分解され、完全に土に還るのだそうです…!
【Part.5】
ショーケースエリアより。人と自然が共生できるグッドバランスを目指すテクノロジー。
人と自然エリア
人間の社会生活と自然とのアンバランスが起こることで、さまざまな問題が発生しています。海洋資源を活かすテクノロジーでは、ホタテの殻を使ったヘルメット(by甲子化学工業(株))や生分解するスプーン(by(株)カネカ)などなどの展示が。
森林資源を活かすテクノロジーの紹介では、セルロースナノファイバー(CNF)「土に還るデバイス」など、森林資源をカーボンニュートラルな革新素材に転換する最新技術が大集合!植物由来の新素材なので製造・廃棄に関する環境負荷が小さく、鋼鉄の1/5の軽さ&5倍の強度を誇る次世代素材!
廃棄物を活かすテクノロジーでは、食品ごみを利用したセメント「fabula(ファブーラ)」。
ショーケースエリアは以上で、次はワークショップについてです。
【Part.6】
ワークショップスペースにて。いよいよお楽しみの
ワークショップ ロボットプログラミング
14:00スタートのロボットプログラミングワークショップ。球体型ロボット(米国スフィロ社製「ボルト」)をビジュアルプログラミングでコロコロ動かして的に当てて、魚釣りをするゲーム仕様になっていました!
ゴルフのように球体ロボットをカップインすると、その中にも魚がいて獲得出来るルール。ホールカップが坂道になっているので、カップインするまでなかなか苦労していましたが…、
長男も次男も、最後は無事にカップイン!!後味スッキリ。ワークショップスペースにはCNF(セルロースナノファイバー)実装電気自動車の展示や…、
カーボンニュートラルであり、ほぼ植物含有プラから成る車体を持つ「もくまる」は、実際に運転席に座らせてもらうことも出来ました◎
ワークショップの次は2階の「クリエイティブラボ」へ!!
【Part.7】
2階
クリエイティブラボ
2階に上がり、クリエイティブラボへ。子ども達が豊かな表現力を発揮して「ものづくり」に取り組めるよう、工具や各種3Dプリンタ、レーザー加工機が置いてあります。
ものづくりに役立つ道具や技術、知識を学べるエリアです。
↓3Dプリンタが実際に動いているところを見ることが出来ます!
光造形3Dプリンタと、ダンスしてくれるロボット。片足で立てるロボットを初めて見た気がします。
【Part.8】Souvenir
春休みクイズラリーに答えると回せる!
環境ガチャ
クイズに答えることで回せる環境ガチャ。3人とも「茶殻入りボールペン」を引き当てました。TEPIA先端技術館オリジナルの付箋は、来場アンケートに答えると頂けます♩どちらも実用的なもので嬉しいです…!!
ゴールデンウィーク(以下GW)にはGW用クイズラリー体験コンテンツが新たに用意されている他、GW限定の特別ワークショップが開催されるようです…!!体験コンテンツは、レーザー加工機を使ったオリジナルキーホルダー作りや、セルロースナノファイバーを使っただるまさん作り、新しいプログラミングロボット用のビジュアルプログラミングWSが開催!!(体験コンテンツに関しては予約不要とのこと) GW限定の特別ワークショップは要予約(参加費は無料!)で、新マイコンSpaceBlock(スペースブロック)を使ったブロックプログラミング体験/レーザー加工機やグルーガンを使ったバッグ作り体験/森先生と実験&工作「水のふしぎ」の3つがあり、公式HPにて仮予約受付フォームから申し込むシステムです(受付締切が4/23までだったり5/1までだったりするのでHPでご確認ください)。
子ども達は、時代の最先端技術の体験型展示に触れることで、自分を取り巻く環境や人類全体の課題も同時に見えて来たんじゃないかなと思います。ロボットプログラミングが特に楽しかったようで、「また行きたい!」とリクエストも…。クイズラリーにも思ったより真剣に取り組んでいて、何か心に響くものがあれば良いなと願います…。
TEPIA先端技術館は、公式HPやX(旧Twitter)にてワークショップ情報や展示情報などを発信されていますので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね◎
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TB - はな
主婦 / 神奈川県 / LEE100人隊トップブロガー
41歳/夫・息子(13歳・10歳)・娘(8歳)/手づくり部・料理部・美容部/大雑把な山羊座のO型。好きなものは器、アメリカンヴィンテージ、宝塚歌劇、マンガ、ミナペルホネン、オールドマンズテーラー、GU、ユニクロなど。インテリア・ファッションなどLEEで勉強中。両実家とも遠方で3人の子育てに日々奮闘。ドタバタと過ぎて行く日々の中でも「今」を大切に、小さな幸せを拾い集めながら成長して行きたいです。
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