暮らし発見

「今着たい」から「ずっと着たい」へ――”良いもの”と、気候危機と、ロンハーマン編。

  • エミッコ

2021.01.24

  • 22

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こんにちは、エミッコです。
実はこの記事を書き始めて、既に13日が経とうとしております・・・(持てる自分時間の全てをコレに費やしていたので、コメントもお返事出来ずですみましぇん・・・涙。)

どんなにまとめようとしても、私の脳ではこれ以上まとまらず (=_=)
そんなこんなで、今日も長くなります!←高らかに宣言

 

100人隊をきっかけに、「良いもの」を意識するように

そう、本日のテーマは「良いもの」と、それによって気付かされたもの、です。

前職柄(?)自分とはゼロが1〜2個違うようなガチの「良いもの」を扱ってきたにも関わらず・・・ワタクシ、100人隊に参加する前の数年は「良いもの」から遠ざかっていました。
それは退職→妊娠→出産→赤子との生活・・・というめまぐるしい変化によるもので、その代わりに活躍してくれたのがプチプラのお洋服。

プチプラなら、体が伸び縮みしても、子供に汚されても、ある程度買い替えられて且つトレンド感も味わえる。―――もちろん根っからのファッションファンとしては「ホントは、良いものも身に付けたい。」という思いはあったけれども、色んな意味でその余裕がない。そんな状況下でのプチプラ服は、「余裕はなくともちょっとオシャレしたい欲」を満たしてくれる心強い存在でした。

―――なのですが。

コンスタントに100人隊のブログを読むようになった頃、気持ちの変化が。
同じように子育てされている方ばかりだけど、「良いもの」を買って、それを色んなシーンで上手く着回されていたり、長く大切にされていたり。
それを拝見しているうちに私も、ちょこっとトレンドを味わう「今だけの満足感」よりも、やっぱり、トレンドに左右され過ぎない「良いもの」と長く付き合うことを選びたい!と思ったのでした。

 

↑ そんな先輩方を見習って、100人隊参加記念(?)に思い切って購入したイレーヴのスカート。
100人隊初ブログもこのスカートについてだったので、思い入れもたっぷり。夏も冬も、来年も再来年ももっと先も、ずっと着続けたい名品です。

 

「ファストファッションのとの付き合い方」を見直して、猛省

そうして「良いもの」に再び憧れるようになった時、改めて自分のプチプラ・ファストファッションとの付き合い方を省みて

「私・・・ほんま全然アカンわ・・・。」

と、ズーーーーーーーーーン。(※落ち込んでいる音です。)

 

思い返してみると、お買い物の基準が「安いし。」なことが多かった。と(やっと)気付いたんです。

「安いし、あったら使うやろ。」「安いし、試しに。」「安いし、探してたものとはちょっと違うけどまあ良いや。」―――などなど・・・(お恥ずかしい限りですが、敢えての告白。泣)

もちろんその結果「あの時の私、大正解!」と長く愛用している物もあるのですが、大半は―――そもそも自分のワードローブを熟慮した上で「今の私にはこれが必要!」とか「どうしてもこれを!」と渇望したわけではなく、「安いし」が先立っての消費行動ゆえに―――結局ワンシーズンしか着なかったり、思ったほど使えなかったり、素材や縫製があまり良くなくてダメになってしまったり。

もしこれが5倍の値段だったら、こんなに簡単に買うだろうか。
もっともっとじっくり考えて、コーディネートも色々考えて、一旦帰って眠れないぐらい悩んで、それでも「絶対使える!」と確信するまで買わないのでは。

と・・・本当に大恥かき太郎なのですが(誰や。)40歳にしてわたくしようやく、そんな当たり前のところに辿り着きました。
それと同時に、「お洋服が大好きなんです!」なんて言いながら、大好きなはずのそれをちっとも大切に出来ていなかったことを、猛省。←リアルに結構落ち込みました。

そして。
今後は、高い・安いは関係なく「未来の自分がこれを身につけているかどうか」をちゃんと頭に描いた上で選ぼう。と誓ったのでありました。

 

ロンハーマンでのお買い物体験で、「おばあちゃんになっても」をリアルに感じる

未来を描いてお買い物を―――と思わせてくれたもうひとつの要因、それがロンハーマンでの素敵なお買い物体験です。

↑ 以前ブログに書いたこのジャンスカも、そんな素敵なお買い物のひとつ。

真っ白なので「お値段 × 汚れ」の兼ね合いで迷っていた私に、「私ね、ダーニングや刺繍でお直しする本を買ったんです。これも、汚れる度にそういう風に手を加えていったら、おばあちゃんになる頃にはめっちゃカッコイイ自分だけの1枚になってますよ!」と当然のようにおっしゃるスタッフさん。

そう。ロンハーマンでは「長く愛する」が当たり前。逆にこのお店で「トレンドなので」と勧められたことは一度もないんです。
事実、いつも感涙級にオシャレなスタッフさん達に「きょ・・今日もホンマに素敵ですね(震)」と申し上げるとよく返ってくるのが、「これ、めっちゃ昔のやつなんですよ~。」という言葉。

あぁ、このマインドが当たり前に根付いているんだな、だから他のお店と一線を画した魅力があるんだな。とますます魅力を感じてしまうわけで。

 



「良いもの」とは。MYミューズ(?)カリスマディレクターの言葉

もうひとつ、私の気持ちを大きく方向転換してくれたのが、ロンハーマンのカリスマディレクター・根岸由香里さんのSNSでのライブ。(「ロンハーマンのディレクター」という響きから勝手にイケイケで強そうな(失礼)方を想像していたのですが、とても穏やかで、でも内に熱さや強さを秘めていらして、ライブ越しでもその人間力が伝わってくるような素敵な方でした。)

そんな根岸さんのライブを拝見していると、どれだけこだわって「良いもの」を作られたり買い付けられたりしているか、どれだけ商品やファッションに愛情を持っていらっしゃるか、が直に伝わってきて。

特に印象に残っているのが「良いものは、10年・20年・・・と時を超えて、必ず次の時代のヴィンテージになる。」というお話。

確かに―――近年の私の「安いし」ベースなお洋服たちは、その多くが3年と持たずに退役。でも、それ以前にちょっと頑張って購入したものは、10年経とうがバリバリの現役。そして未来を思い描いてみても、(生きていれば)70歳でもフツーに着てるだろうな~。と容易に想像出来る、ということに気付かせて貰いました。

 

↑ これも、次の時代まで大切にしたい1着。
というか次の時代の人(3歳)から既に「これも、おっきくなったらちょーだいな。」と予約が。
私、これを着られるバーチャンを目指すつもりだったんですが、娘が着ている姿が見たいから・・・仕方ない、譲るか。(親バカ)

 

ファッションと気候危機と私

そして、ライブを拝見して最も感謝しているのが、これ。

お恥ずかしながら私、根岸さんのライブで初めて知ったんです。今、「気候危機」と言われる問題がどれだけギリギリのところまで来ているのか、ということを。
(ロンハーマンは、そのトップである根岸さんやCEOらが率先して動かれ、店舗から商品に至るまで完全にサステナブルな方向にシフトされたのだそう。根岸さんご自身もとても熱心で、SNSやライブなどでも発信していらっしゃって。)

私達や子供達が、この先も変わらずこの星で存続出来るか否か―――が決まる「締め切り」が、もう数年後には来てしまうという事実。そしてその気候危機には、自分が愛するファッションの世界も大きく影響していたという事実。

それらを、根岸さんや、根岸さんが紹介されていた環境活動家の谷口たかひささんという方のYouTubeで、はじめてマトモに認識しました。

 

・・・先述の通り、自慢できない消費の仕方をしてきた私。
それは単に「もったいない」なんて言葉で片付けられるものではなくて、巡り巡って自分や、何より大切なはずの最愛の我が子の未来を奪い取る行為だった。と知って、愕然。すごくショックでした。

 

でも、根岸さんも谷口さんも、すごくポジティブ。
お二人とも「知らなかった、ということは、知れば変えられるということ。今ならまだ間に合う。」という主旨のお話をされていて。

もうそれを聞いた瞬間に、パンパンだったお洋服のウィッシュリストは一瞬で削ぎ落とされ(とは言えそれでもまあまあ多い。)、その日のうちに再生可能エネルギーを使っている電力会社に切り替え(実は再エネの電気代が安いことが多いなんて・・・もっと早く知りたかったぁあぁぁ!)、マイボトルを買い、なるべくラップや使い捨てのプラスチック製品を買わなくて済むように考えたり、エコ系の洗剤のコスパを計算したり―――もうとにかく、ほんのほんの小さなことでも良いから、したい、したい!何かしたい!!な気持ちに。

 

―――まだ今ならギリギリ間に合う。そんな今知ることが出来たのは、ロンハーマンというお店をよく知ったからで、ロンハーマンに行くようになったのは「良いものを長く」というマインドを持たれている100人隊の先輩方に倣いたいと思ったから。

ほぼファッションにしか興味がない私に、「良いものを長く」から巡り巡って「我が子の未来を守る」ということを気付かせてくれた100人隊には、本当に感謝しかありません。そして、今100人隊の一員としてこのブログ発信出来ることにも、本当に感謝!

まだ本当に入り口の入り口に立っただけで、知らないこと・出来ていないことばかりですが・・・根岸さんの「完璧よりも前進を」という言葉を胸に、ファッションにおいても、生活においても、日々小さな一歩を積み重ねたいなと思っております。

 

↑ 娘と私のマイボトル。
明らかに節約にもなるし、わざわざお金を使って環境を破壊していたなんて・・・今まで面倒くさがっていた自分、ホントあほ!

 

あれ?なんの話や!・・・な感じに仕上がってしまいましたよ。てへぺろ

最後になぜか、先ほどのジャンスカを使ったコーデをポイっと置いて、そろそろ逃げますね!

↑ お父さんがセールで買った、ロベルト・コリーナのカーディガン拝借コーデ。

この「ちょっと拝借。」もこれまで自分になかった考え方なのですが、100人隊の皆さんの影響を受けて。
「服のシェア」もサステナブルなファッションの楽しみ方じゃないか!と気付きました。←「いや、シェアちゃうし!勝手に着てるやん!」というお父さんの声が聞こえてきそう。

(チラ見えしているネオンカラーのエコバッグは、084なっちんからいただいた「ハングバッグ」のもの。超絶コンパクトになるのでマイバッグとしてすごく優秀で、更にコーデのポイントとしても超かわいい!)

 

あ、そして、あの、すいません・・・カーディガンの持ち主が「俺のコーデも載せて良いんやで(=めっちゃ載せて欲しいらしい)」とやたら仰るので・・・最後の最後に・・・

あれ?キツネカフェTとSHOES LIKE POTTERYのスニーカー、どっちもオソロやないか。と今気付いた妻。(しかも金髪だよ。)
そう、販売職を辞めた今、唯一私に接客されてくれるのはお父さんだけなのです。笑

 

追伸:
もし、もしも私と同じように

「内緒やけど実は・・・温暖化とか気候変動とか、どんなことになってるのかイマイチわからへんまま今日まで来てしまったし、今さら人に聞けへんし、どうもピンと来ーへんねん・・・いや、内緒やけどな。」

という方がいらしたら、ぜひ、谷口たかひささんのYouTubeをご覧になってみてください。

2時間という長い動画のはずなのですが、お話しがすごくすごくお上手なので環境問題うんぬん以前に動画としてめっちゃ面白くて、一切の悲観的な要素がなくて、あっと言う間。
そして見終わった頃には「何かしなアカン!」ではなく「あぁ、何かしたい!したいねん!うずうず!」と、超絶ネガティブな私ですら勝手に前を向かされてしまう感がもう。
ほんとスゴいんです。

 

逃っ!

エミッコ

41歳/夫・娘(4歳)/料理部・美容部/人生の7割はファッションのことを考えている気がするファッションラバーです。100人隊を通して「よいものを長く愛する」ということに目覚め、また気候危機の問題を知ったこともあって、現在は“古きよきもの“である古着を今っぽくオシャレに着こなすべく日々研究中。更に今年は「今持っている服を見直し、最大限に楽しく着回す」にチャレンジ予定です。身長158cm。Instagram:@potarina

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