9月に入りましたね！
夜になると虫の声が聞こえ、秋を感じるようになりました。

この1ヶ月なかなかブログをupできないままでした。涙
8月の沖縄は緊急事態宣言が発令され、短かったはずの夏休みでしたが、
当初の予定より休校が延びてしまい、息子たちと一緒にゆっくりと過ごす夏でした。
夏のイベントが次々と中止になり、いつもとは違う夏で、
華やかな場所や賑いのある場所には行きませんでしたが、
その分、自然の彩りを感じる夏だったように思います。

山や森に出掛けたり、ひたすら虫採りをしたり、魚やカニをつかまえたり。
お花屋さんで買うお花だけではなく、野草にも目が行くようになりました。

両親が来年からお米作りに参加するというので興味津々。
もっともっと自然に触れられる生活がしたいなと考える今日この頃です。

自然の中で過ごすと体力を使い、ほどよい疲れに、
息子たちは昼寝をしたり早く眠りについたり。
（私も幼い頃、夏休みの昼寝が大好きだったことを思い出す。
…当時13時からのドラマを見るのも夏休みを感じるひとときやったなぁ。）

テレビの時間を少なくしてその間に少しずつ読んだ本を紹介させて頂きます。
ひとり時間に楽しめる本、子どもと一緒に楽しめる本を。
ひとり時間の本については熱くなって沢山書いてしまったので2回に分けています。

ひとり時間での読書／前編

▷『専業主婦が就職するまでにやっておくべき8つのこと』著・薄井シンシアさん
LEE3月号「子どもが英語が好きになる方法」の特集で登場されたシンシアさん。
シンシアさんが書かれた本を今年に入って購入し、
繰り返し読んでいたのでLEEで拝見した時はとても嬉しく思いました。
webでの連載もいつもとても参考になり、手帳には心に響く内容を書き留めています。
＜子育ては期間限定＞＜子どもを一人の人間として尊重する＞
＜ルール・リーズン、ルーティーンの「３つのR」＞

育児書を捨てよ、子どもを見よ！

愛読していたのは『専業主婦が就職するまでにやっておくべき8つのこと』。
私は長男の出産を機に臨月まで働いていた東京での会社を退職し、
沖縄へ移住をしたので、会社員生活から専業主婦となり数年。
本を探し、手にした時はまだコロナ禍の前。
次男が幼稚園に慣れ、書道の教室を開室し、
少しずつ自分が社会と繋がることに挑戦していた頃。
仕事をすることの意味や社会との繋がりの嬉しさを感じると同時に、
これまでの数年、何かもっとできることがあったのかなと振り返ってみたり、
ずっと働いていたらどうなっていたのかなと想像してみたり。
過去は変えられないのに、自分の軸を見失っていたような感覚になりました。

それがこの本に出会い、その感覚が一変、
主婦として子育てに集中した自分を認められるようになりました。
知らない土地で知り合いが一人もいない状況から
赤ちゃんを抱いて必死に街を探検し、様々な教室に申し込み、出会いを重ね、
子どもを連れ出し一生懸命に遊ぶ。
積極的に幼稚園の活動や行事に参加して、沢山の温かな方々に囲まれ、
私も息子も沢山の優しさに包まれた生活ができています。
コミュニケーションを図り、社会との繋がりが沢山あり、
息子たちもその繋がりを感じてくれている。
その出会いの数々が今教室ができている生活に繋がったことは間違いなく、
この数年の私の役割はこのことだったんだと思えるようになりました。
背中を押してもらえるお言葉が沢山。
子育ては期間限定と仰っておられるシンシアさんのお言葉に、
これからの自分の目標や、息子たちに見せたい姿、
そしてどんな自分になりたいのかを考えられるとても大切な一冊です。

この夏はシンシアさんが紹介されていたwebでのこちらの言葉を胸に過ごしました。
＜夏休みをエンジョイしてください。It is the time to be a child.
子どもでいられる時期ですよ！＞
＜今こそ、子どもたちにご自身の動じない姿勢や強さを見せ、
思う存分一緒に笑ってください。＞

世界中で日常が一変したこの数ヶ月。
初めて経験する長い自粛期間に自分自身も戸惑い、不安になり、
またどのように息子たちを育てるのがベストなのかを深く考えるようになりました。
大きく感じたことは、何か起きた時にどうその物事を捉えるかが重要ということ。
辛い状況や苦しい状況をいかに糧にするか。その状況を乗り越える知恵があるか。
（自分に言い聞かせてます笑）
息子たちに伝えなければと思いました。
なので冒頭にも書きましたが夏休みは自粛期間の疲れが取れる様にと
周りに人がいない自然の中へ連れ出しました。

昨年までは宿題や習い事の合間に遊びの時間を入れるような過ごし方でしたが、
今年は習い事がなく、遊びの合間に宿題を取り入れるというようなスタイル。
虫採りやカニや魚をつかまえて図鑑を必死に調べ、絵を描き。
食物連鎖だとか、エコとエゴの話、命を守る行動、豊かさとは何か。
そんな話ができるようになったり、
雨の匂い、風の匂い、緑の匂いを感じたり、安全な場所や危険な場所を察知したり。
学習ノートのページ数は確実に昨年よりはぐんと減ったけれど笑、
机の上では学べないことを経験し、絵の数や興味のあることを調べる時間は増え、
キラキラした眼差しや興味津々な姿が沢山見受けられました。

自分自身も、この状況で何ができるかを考え、自分なりに行動しました。
興味のある分野のオンライン講座に参加してディスカッションをしたり、
今後の生き方をじっくり考えたり。
自然の偉大さや美しさを改めて肌で感じました。

今の状況にきちんと向き合うことを深く学び、
シンシアさんの前進される姿に大きなパワーを頂きました。
これからもその生き方を学び続けていきたいです。

後編へ続く