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365日役立つ! 感動のひき肉BOOK

冷めてもしっとり!「トマト肉みそ」、やさしい味わい「ゆで汁を使った中華がゆ」レシピ/長谷川あかりさん

  • 長谷川あかり

2024.02.10

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“うま味”を最大限に生かして

長谷川あかりさんの
少ない調味料でできる毎日のひき肉レシピ

「冷蔵庫にはいつもひき肉。わが家の食卓は、ひき肉なしでは回らない!」と話す長谷川さん。理由は何より、じわっと広がるそのうま味。ひき肉愛あふれたレシピで、きっとあなたもひき肉のとりこ!

冷めてもしっとり!「トマト肉みそ」、やさしい味わい「ゆで汁を使った中華がゆ」レシピ/長谷川あかりさん
長谷川あかりさん

教えてくれたのは

長谷川あかりさん

AKARI HASEGAWA

料理家/管理栄養士

簡単なのに気分が上がり、しかも新鮮なおいしさ。SNSにアップされるレシピがいつも話題に。「わが家のチルド室にはいつだって、小分けひき肉がスタンバイ!」

トマト肉みそ

冷めてもしっとり!「トマト肉みそ」レシピ/長谷川あかりさん

調理時間20分

「鶏ひき肉とトマトのうま味重ね。冷めてもしっとりしているのは、片栗粉をなじませているから。焼いた厚揚げやゆで野菜、麺に添えてもおいしいですよ」(長谷川あかりさん)

材料・作りやすい分量

  • A)
    • 鶏ももひき肉、鶏むねひき肉……各200g
    • 長ねぎ(青い部分)……1本分
    • 水……1.5L
    • 塩……ひとつまみ
  • トマトのざく切り……大1個分(200g)
  • しょうがのみじん切り……30g
  • B)
    • みそ……大さじ3
    • みりん……大さじ2
  • 片栗粉……大さじ1
  • 塩……適量
  • 米油……小さじ2

作り方

  1. 鍋にAを入れ、菜箸で軽くひき肉をほぐし、強めの中火にかける。沸く直前で弱火にし、ひき肉を10分ゆでる。ザルに上げ、ひき肉とゆで汁を分ける。ねぎは取り除く。
  2. ひき肉に片栗粉と水大さじ2を混ぜてなじませる。
  3. フライパンに米油としょうがを入れ、弱火にかける。しょうがの香りが立ったらトマトと塩小さじ1/3を加えて、トマトの形がなくなるまで煮詰めるように炒める。
  4. ②を加えてトマトとなじませ、Bと塩少々を加えて強めの中火で2分ほどしっかり炒め煮して水分を飛ばす。

※冷蔵庫で4日間保存可。



ゆで汁を使った中華がゆ

やさしい味わい「ゆで汁を使った中華がゆ」レシピ/長谷川あかりさん

調理時間45分

「ひき肉のだしをたっぷり吸ったおかゆは、じんわりやさしいのに、ちゃんと食べごたえがあるんです」(長谷川あかりさん)

材料・2人分

  • 米(洗わずに)……50g
  • ひき肉のゆで汁……4カップ
  • 塩……小さじ1/3
  • ごま油……小さじ1 1/2

作り方

  1. 鍋にごま油を中火で熱し、米を加えて炒める。透き通って少し白っぽくなってきたら、ゆで汁を加える。煮立ったらフタをし、弱火で40分煮込む。塩で味を調える。
長谷川あかりさん

ひき肉ってうま味が濃いから、調味料をいろいろ使わなくても満足感ある味わいになるんです。粒が小さいひき肉は味なじみがよく、そのまま使えば、加熱時間も短くて済むのもいいところです。小分け冷凍もしやすいし、まさに、日常の料理には欠かせない存在ではないでしょうか。そのうま味を生かして、私はひき肉でだしをとることも多いです。粒それぞれから、じわっとうま味が広がるので、少量でも驚く味わい深さになるんですよ。

人気料理家による
レシピ集

Staff Credit

撮影/宮濱祐美子 スタイリスト/西森 萌 取材・原文/福山雅美 撮影協力/UTUWA
こちらは2024年LEE3月号(2/7発売)「別冊付録 365日役立つ! 感動のひき肉BOOK」に掲載の記事です。

長谷川あかり Akari Hasegawa

子役タレント、俳優として活動後、引退して大学に進学し管理栄養士の資格を取得。SNSのレシピ投稿が人気に。著書に『クタクタな心と体をおいしく満たす いたわりごはん』(KADOKAWA)、『つくりたくなる日々レシピ』(扶桑社)。

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