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FOOD

「カレークミンクラッカー」レシピ/「歩粉(ほこ)」磯谷仁美さんの、おうちで作れるやさしいお菓子

  • 磯谷仁美

2023.07.01

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シンプルで素朴ながら素材の風味をしっかり感じられるスイーツに定評がある、京都の大人気カフェ『歩粉ほこ』。“やさしい”味わいを、おうちでも再現できる“やさしい”レシピで、店主・磯谷仁美さんに提案していただきます!

#19「カレークミンクラッカー」

歩粉 磯谷仁美さんの「カレークミンクラッカー」

暑い夏、食欲が落ちてくる…なんて方もいらっしゃるかもしれませんね(私は、通年あまり食欲が減るってことがないのですが…)。

スパイスの香りは食欲を刺激してくれるので、今回のカレー粉とクミンを使ったクラッカーをポリポリ食べると、一気に調子も上がってくるものです。ビールやワインと一緒にカンパ~イのおつまみとしても! 小腹の空いた時に軽く2~3かけ食べるのもおすすめ。ほんの~り甘じょっぱいカレー風味はクセになるおいしさなので、2~3かけでは終わらなくなってしまうかもしれませんよ。

材料(作りやすい分量)

  •  A
    • 薄力粉 100g
    • きび砂糖 12g
    • カレー粉 2g(小さじ1弱)
    • クミンホール 小さじ1
    • ベーキングパウダー 1g
    • 塩 0.8g
  • B
    • 菜種油 24g(大さじ2)
    • 無調整豆乳 20g(小さじ4)

下準備

  • オーブンを170℃に予熱する。
  • 天板にオーブンペーパーを敷いておく。

作り方

  1. ボウルにAの材料をすべて入れ、指でぐるぐる混ぜる(ふるわなくてよい)。
    歩粉 磯谷仁美さんの「カレークミンクラッカー」レシピ 01
  2. 1に菜種油を加えて、指で摘むようにしながら、全体的にポロポロとなるまで油が粉類に行き渡るようにする。さらに豆乳を加え、同様にして全体的に水分が行き渡るようになじませる。
    歩粉 磯谷仁美さんの「カレークミンクラッカー」レシピ 02
  3. ポリ袋(18×25cmの袋を使用)に2の生地を入れ、グーにした手の甲を使いながらギュッギュと空気を抜くようにして袋の底に押し広げる。ある程度平らになってきたら、ポリ袋の底部分から14cmのところで折り返して(横幅が18cmのポリ袋の場合)めん棒を使って、14×18cmの大きさに均等に伸ばす。
    歩粉 磯谷仁美さんの「カレークミンクラッカー」レシピ 03
    ポリ袋を端からハサミで切って、袋の上面をめくり、包丁で6×4等分で切り目を入れて、24個にカットする。
    歩粉 磯谷仁美さんの「カレークミンクラッカー」レシピ 04
  4. 準備していた天板にのせ、170℃に予熱したオーブンで30分くらい、クラッカーがパリッとするまで焼く。途中で天板の前後を返す。オーブンから取り出し、天板の上で冷ます。歩粉 磯谷仁美さんの「カレークミンクラッカー」レシピ 05

 



歩粉的おいしさのヒミツ

クラッカーを作るのに薄くのばすのが難しかったりするのですが、ポリ袋に生地を入れて伸ばすと、簡単に長方形を作れて、あとは均等にカットするだけ。作業台が汚れず、片付けも楽ちんです。

粉は、薄力粉でも強力粉でも大丈夫。粉の量の1/5程度を全粒粉に変えても、ザクザク感が増して私は好きなテイスト。

歩粉 磯谷仁美さんの「カレークミンクラッカー」できあがり

カレー粉とホールのクミンという組み合わせが最強!と思っていますが、もしどちらかしかなくても、まぁ大丈夫です。クミンは、から焼きしなくても生地を薄くして焼くので火が入ってくれます。

オーブンからこうばしい香りが立ちのぼってくると、ぐ~っと急にお腹が減ってきます。

甘いものが苦手な方、晩酌好きな方にプレゼントするのもいいですね。

クセになるクラッカー、ぜひお試しくださいね。

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『「歩粉」磯谷仁美さんの、おうちで作れるやさしいお菓子』は、毎月1回更新。
次回は8月1日に更新予定。お楽しみに!

製作・撮影/磯谷仁美 バナー写真撮影/津久井珠美

磯谷仁美 Hitomi Isotani

「歩粉(hoco)」店主

おいしい焼き菓子やデザートと、ぬくもりのある空間が大人気のカフェ『歩粉』の店主。2015年2月まで東京・恵比寿で、スイーツ好きから圧倒的な支持を集めるも、建物の都合で閉店。その後、渡米。偶然が重なり「シェパニーズ」でインターンシップを経験するなど、アメリカンベイキングを学ぶことに。帰国後、2018年に京都・大徳寺そばに現店舗をオープン。著書に『歩粉のお菓子』(文化出版局)、『歩粉のポートランド&バークレー案内』(誠文堂新光社)、『朝食おやつ』(文化出版局)など。

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