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FOOD

ムラヨシマサユキさんの家で作ってみたい「こどものおやつ」

「ミックスフルーツのショートケーキ」レシピ/ムラヨシマサユキさん

  • ムラヨシマサユキ

2021.12.09

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ミックスフルーツのショートケーキ

「ミックスフルーツのショートケーキ」レシピ/ムラヨシマサユキさん

ふんわりきめ細かなスポンジに、甘さ控えめの生クリームとフルーツをたっぷり。

「スポンジは、壊れにくい強い気泡をたくさん作ることで、ふんわりします。強い気泡というのは、きめ細かく均一なもの。そんな気泡を作るために、卵と砂糖をきっちり泡立てます。もういいかな?と思うところから、もうひと頑張りしてみて! すると、粉やバターを加えて混ぜても、簡単には割れない気泡ができて、スポンジがふわっと立ち上がります」(ムラヨシマサユキさん)

材料・直径15㎝のスポンジ型1台分

  • 卵……2個
  • 砂糖……60g
  • 薄力粉……60g
  • A)
    • バター(食塩不使用)……10g
    • 牛乳……大さじ1
  • 〈シロップ〉
    • 砂糖……大さじ2
    • 水……50㎖
    • レモン汁(あれば)……小さじ1/2
  • 好みのカットフルーツ……250g
  • 生クリーム……200㎖
  • 砂糖……小さじ2

準備

*湯煎用の湯(40〜50℃)の用意をしておく。
*オーブンを160℃に予熱しておく。
*カットフルーツは食べられない皮やヘタを取り除き、3~4㎝角に切る。

作り方
1. 型にオーブンシートを敷き込む

型よりも大きめに切ったオーブンシートを、くしゃっと丸めてから水にぬらす(ぬらすことで、型に自然に沿うようになる)

型よりも大きめに切ったオーブンシートを、くしゃっと丸めてから水にぬらす(ぬらすことで、型に自然に沿うようになる)

水気を軽くきって、隙間なく敷く

水気を軽くきって、隙間なく敷く

2. 卵と砂糖を混ぜ、湯煎で温める

ボウルに卵と砂糖を入れ、ハンドミキサーの低速モードで混ぜ合わせる。湯煎にかけ、人肌(40℃)程度に温まるまで混ぜる

ボウルに卵と砂糖を入れ、ハンドミキサーの低速モードで混ぜ合わせる。湯煎にかけ、人肌(40℃)程度に温まるまで混ぜる

3. バターと牛乳を湯煎で溶かす

Aを耐熱容器に入れ、②を湯煎にかけた後の湯で湯煎して溶かす。またはラップなしで電子レンジ(600W)に15秒かける

Aを耐熱容器に入れ、②を湯煎にかけた後の湯で湯煎して溶かす。またはラップなしで電子レンジ(600W)に15秒かける



4. 卵液が温かいうちにしっかり泡立てる

②をハンドミキサーの高速モードで3〜5分泡立てる

②をハンドミキサーの高速モードで3〜5分泡立てる

持ち上げたときにリボン状に折り重なって落ちる程度が目安。もし温度が下がったら、再び湯煎にかければOK。仕上げに低速モードで1分間混ぜ、気泡を均一に整える

持ち上げたときにリボン状に折り重なって落ちる程度が目安。もし温度が下がったら、再び湯煎にかければOK。仕上げに低速モードで1分間混ぜ、気泡を均一に整える

5. ふるいながら薄力粉を加える

薄力粉をふるいながら加える。粉の重みで気泡をつぶさないよう、1カ所に集中させずに全面をおおうようにふるう

薄力粉をふるいながら加える。粉の重みで気泡をつぶさないよう、1カ所に集中させずに全面をおおうようにふるう

6. 粉気がなくなるまでさっくり混ぜる

ゴムべらで、粉気がなくなるまで混ぜる。ボウルの底から大きく、気泡と粉をひっくり返し続けるイメージで混ぜていく

ゴムべらで、粉気がなくなるまで混ぜる。ボウルの底から大きく、気泡と粉をひっくり返し続けるイメージで混ぜていく

粉気が見えなくなるまで繰り返したら、ゴムべらでボウルの底に線を描き、粉気がないことを確認する

粉気が見えなくなるまで繰り返したら、ゴムべらでボウルの底に線を描き、粉気がないことを確認する

7. 溶かしたバターと牛乳を加え、さらによく混ぜる

勢いよく注ぐと気泡をつぶしてしまうので、ゴムべらに当てながらやさしく

勢いよく注ぐと気泡をつぶしてしまうので、ゴムべらに当てながらやさしく

ここでも底から大きく上下を返すように混ぜる。30〜40回を目安に混ぜるときめが整い、つややかになってくる

ここでも底から大きく上下を返すように混ぜる。30〜40回を目安に混ぜるときめが整い、つややかになってくる

8. 低い位置から静かに型に流し込み、焼く

生地を型に入れる。最後にボウルに残った生地もゴムべらで集めて加えるが、この部分は気泡がつぶれてふくらみにくいので、熱が伝わりやすい型の端に加える

生地を型に入れる。最後にボウルに残った生地もゴムべらで集めて加えるが、この部分は気泡がつぶれてふくらみにくいので、熱が伝わりやすい型の端に加える

仕上げに竹串で全体を混ぜ、大きく残った気泡をつぶして大きさを均一にする。10㎝ほどの高さから、型を2、3回トントンと落とし、中の空気を抜く。160℃に予熱したオーブンで30分焼く

仕上げに竹串で全体を混ぜ、大きく残った気泡をつぶして大きさを均一にする。10㎝ほどの高さから、型を2、3回トントンと落とし、中の空気を抜く。160℃に予熱したオーブンで30分焼く

9. 焼き上がったら型の中で冷ます

パーンとふくらんでいた状態から少ししぼみ、ふちにシワができたら焼き上がり。型ごと10㎝程度の高さから1回落とし、内部の水蒸気を外に出す

パーンとふくらんでいた状態から少ししぼみ、ふちにシワができたら焼き上がり。型ごと10㎝程度の高さから1回落とし、内部の水蒸気を外に出す

10. ひっくり返して完全に冷ます

焼き上がったらすぐに型から出して上下をひっくり返して冷ます。返さないと、温度差と生地自体の重さにより、中央部分が凹んでしまう

焼き上がったらすぐに型から出して上下をひっくり返して冷ます。返さないと、温度差と生地自体の重さにより、中央部分が凹んでしまう

11. 生クリームと砂糖を泡立てる

生クリームと砂糖をボウルに入れ、底に氷水を当てながら泡立てる

生クリームと砂糖をボウルに入れ、底に氷水を当てながら泡立てる

持ち上げたときに積み重なってすじがすぐに消えない程度の八分立てにする。生クリームは乳脂肪分が高めならリッチな、低めならあっさりした味わいになる

持ち上げたときに積み重なってすじがすぐに消えない程度の八分立てにする。生クリームは乳脂肪分が高めならリッチな、低めならあっさりした味わいになる

12. スポンジを半分の厚さに切る

オーブンシートを外す。片側から1/3程度まで、包丁で切り込みを入れる。反対側からも包丁を入れ、厚さがずれないよう少しずつ切り進めていく

オーブンシートを外す。片側から1/3程度まで、包丁で切り込みを入れる。反対側からも包丁を入れ、厚さがずれないよう少しずつ切り進めていく

13. 切り口と上面にシロップを塗る

シロップの材料を混ぜ、スプーンで少しずつすくって、スポンジの切り口にしみ込ませる

シロップの材料を混ぜ、スプーンで少しずつすくって、スポンジの切り口にしみ込ませる

ケーキの上面になる部分にもシロップをしみ込ませる。はけがあるとより簡単。シロップはスポンジと生クリーム、水気のあるフルーツの間をつなげる役割

ケーキの上面になる部分にもシロップをしみ込ませる。はけがあるとより簡単。シロップはスポンジと生クリーム、水気のあるフルーツの間をつなげる役割

14. スポンジの下段にクリームとフルーツをのせる

皿にスポンジの下半分を置き、生クリームの1/3量をのせ、ふちを残して塗り広げる

皿にスポンジの下半分を置き、生クリームの1/3量をのせ、ふちを残して塗り広げる

フルーツの半量程度を中心を空けてバランスよく並べる

フルーツの半量程度を中心を空けてバランスよく並べる

15. 生クリームをのせ、サンドする

さらに生クリームの1/3量をのせ、スプーンなどで平らにならす

さらに生クリームの1/3量をのせ、スプーンなどで平らにならす

もう1枚のスポンジを切り口を下にしてずれないようにのせ、手のひらで軽く押さえてなじませる

もう1枚のスポンジを切り口を下にしてずれないようにのせ、手のひらで軽く押さえてなじませる

16. 残りのクリームを塗り広げる

残りのクリームをのせ、スプーンなどでならす

残りのクリームをのせ、スプーンなどでならす

17. フルーツを飾って冷蔵庫で休ませる

残りのフルーツを彩りよく飾り、乾かないように大きめのボウルなどをかぶせて冷蔵庫で2時間以上休ませてなじませる

残りのフルーツを彩りよく飾り、乾かないように大きめのボウルなどをかぶせて冷蔵庫で2時間以上休ませてなじませる


撮影/宮濱祐美子 スタイリスト/西森 萌 取材・原文/福山雅美
2021年12月号【ムラヨシマサユキさんの家で作ってみたいこどものおやつ】より

ムラヨシマサユキ

料理研究家

製菓学校卒業後、パティスリー、カフェ、レストラン勤務を経て、料理研究家に。初心者でも理解しやすい緻密なレシピが大人気。『お菓子はもっとおいしく作れます!』(主婦と生活社)、『ムラヨシマサユキのシフォンケーキ研究室』(グラフィック社)、『ムラヨシマサユキのクッキー』(西東社)など著書多数。

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