「冷蔵庫を開けても何も思いつかない」あなたへ 料理家がリアルに作っている「料理がしんどい日」のごはん
【切って蒸すだけ!】冷凍豚バラ肉使用!「蒸し豚野菜」レシピ/本多理恵子さん
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本多理恵子
2021.08.08
この状態では、ハンバーグや肉じゃがなど、決まった材料が必須の“名のある料理”はもはや不可能。「そんなときに登場させるのが、どんな材料でも応用できるメニュー。家にそのときあるものをとりあえず切って蒸すだけ! マヨと使い残しの調味料をなんでも混ぜれば、タレの完成です」(本多理恵子さん)
蒸し豚野菜
材料・2~3人分
- 豚バラ薄切り肉……250g
- 白菜……1/8個
- 長ねぎ……1/2本
- きのこ(しめじ、えのきだけ、しいたけなど)……両手に山盛り1杯程度
- 水……50㎖
- ごま油……大さじ1
- ポン酢しょうゆ……適量
- 〈ナンプラーマヨネーズタレ〉
- ナンプラー、マヨネーズ……各大さじ2
- 〈スイートチリマヨネーズタレ〉
- スイートチリソース、マヨネーズ……各大さじ2
作り方
- 豚肉は食べやすい大きさに切る。白菜は細切りにする。長ねぎは斜め薄切りにする。きのこはすべて石づきを取り除き、しめじとえのきだけはざっとほぐし、しいたけは薄切りにする。
- 鍋、またはフライパンに①を白菜と長ねぎ、きのこの順にのせ、豚肉をおおうようにのせる。水とごま油を回しかける。
- フタをして中火にかける。蒸気が出てきたら弱めの中火にし、肉に火が通ったら、ポン酢、それぞれ混ぜ合わせた好みのタレをつけながら食べる。
豚薄切り肉を冷凍しておけば何かと使えます
本多さんが冷凍庫に常備するのが豚バラ薄切り肉。「薄切り肉は火の通りも早く、広げて冷凍すると使う分だけ折れるので便利。冷凍きのこも常備しています」(本多理恵子さん)
閉まらないくらいたっぷりでOK
余りがち調味料をマヨと混ぜればタレに
タレはマヨネーズにスイートチリソースなどを混ぜて。「なんでもマヨに混ぜればおいしいタレに」(本多理恵子さん)
教えてくれたのは
本多理恵子さん
鎌倉でカフェを経営しながら、手ぶらで見るだけの料理教室を主宰。2007年以来、のべ1万2000人の生徒が訪れる人気の教室として話題になる。著書に『料理が苦痛だ』(自由国民社)など。https://rietta.me
【特集】「冷蔵庫を開けても何も思いつかない」あなたへ 料理家がリアルに作っている「料理がしんどい日」のごはん
2021年9月号【「冷蔵庫を開けても何も思いつかない」あなたへ 料理家がリアルに作っている「料理がしんどい日」のごはん】より
撮影/宮濱祐美子 スタイリスト/朴 玲愛 取材・原文/福山雅美
本多理恵子
料理家
鎌倉でカフェ&料理教室を開業。のべ1万2000人の料理が苦手な人たちを、画期的なレシピで救う。第6回料理レシピ本大賞エッセイ賞受賞の『料理が苦痛だ』(自由国民社)が話題に。近著の『ごはん作りの絶望に寄り添うレシピ』(エムディエヌコーポレーション)も好評。