『フルーツ水羊羹』
新年おめでとうございます。
東京はお天気に恵まれ、爽やかな三が日となりました。
この一年、晴れやかに、健やかに、穏やかに日々過ごせますよう・・・心より願っています。
皆さん、お正月はいかがお過ごしでしたか。
100人隊の皆さんが続々とお正月料理の投稿をされていて、美しく、美味しそうな写真を見ているだけでワクワク。
数々の素敵なクリップにくぎ付けになってます♪
さて、今年最初のレシピは『フルーツ水羊羹』です。
優しい風味の白あんの水羊羹に、酸味のあるフルーツを合わせてさっぱりとした後味に。
なぜ、1月に水羊羹かというと、私が子どものころから 実家のお節には 水羊羹が入っていて、子ども心に「何故、水羊羹?」と思いながら 食べていた思い出があるのです(笑)
調べてみると、古では お節のデザートのような形で 水羊羹が入れられていて、夏よりも 冬によく食べられていたとか。
お砂糖が貴重だった時代、羊羹は お正月のような ハレの日に食べられる 特別なお菓子だったようですね。
今回は 果物の寒天寄せと2層にして、華やかに仕上げました。
爽やかなお天気で始まった2021年。
希望をもって、気持ちも晴れやかに。日々の積み重ねを大切に、楽しく過ごしたいなと思います。
そして、皆さんのおうち時間がちょっと楽しくなるようなレシピをお届けできたらうれしいです。
今年もどうぞよろしくお願い致します。
フルーツ水羊羹
【材料】
8x10cm 流し缶 2台分
・ 粉寒天…… 2g
・ 水…… 250ml
・ 砂糖……15g
・ いちご、りんご、ブルーベリー、みかん 各適量 *好みのフルーツで
・ 白あん…… 350g
・ 砂糖…… 20g
・ 塩…… ひとつまみ
・ 粉寒天…… 4g
・ 水…… 500ml
【作り方】
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- 粉寒天と水を合わせて火にかけ、混ぜながら沸騰させたまま2分ほど煮る。
- (1)を火からおろし、砂糖を加えて溶かす。
- 水でさっとぬらした流し缶(ラップを敷いたバットなどでもOK)に(2)を5mmほど流し入れる。
- (3)が固まってきたらフルーツを並べる。残りの(3)を注ぎ、冷やし固める。
- 水羊羹用の粉寒天と水を合わせて火にかけ、混ぜながら沸騰させたまま2分ほど煮る。
- 白あんに(5)を少しずつ注ぎ、そのつど溶きのばすようによく混ぜる。砂糖、塩を加えてよく混ぜる。
- (4)の上に(6)を注ぎ入れ、冷やし固める。
*2021年1月5日アップ時点で、寒天・水・砂糖の分量に間違いがありました。上記は修正済みの分量です。お詫びして訂正いたします。
製作・撮影/八田 真樹
お菓子研究家。短大卒業後、会社勤めを経て幼い頃から好きだったお菓子の道へ転身。フランスに留学、ル・コルドン・ブルー パリ校卒業。ルノートル、ベルーエ・コンセイユなどでも学ぶ。著書に『フラン』『ケーク・サレ』(共に文化出版局)、『野菜・豆・果物のヘルシーお菓子』(扶桑社)、『板チョコスイーツ』(主婦と生活社)などが。
八田真樹 Maki Hatta
お菓子研究家
短大卒業後、会社勤めを経て幼い頃から好きだったお菓子の道へ転身。フランスに留学、ル・コルドン・ブルー パリ校卒業。ルノートル、ベルーエ・コンセイユなどでも学ぶ。著書に『フラン』『ケーク・サレ』(共に文化出版局)、『野菜・豆・果物のヘルシーお菓子』(扶桑社)、『板チョコスイーツ』(主婦と生活社)など。