12月
3回目のスイーツは前々回のアイスクリームケーキの形を変えてバウンド型で固めたアイスクリームのテリーヌです。
ナッツをたっぷりとふったビスキュイと、オレンジピールとチョコレートを混ぜ込んだアイスクリームを層に。
チョコレートは刻んでそのまま加えるよりも、一度溶かしてから固めた方が口どけがずっとよくなります。
オレンジピールにコアントローをきかせた、少し大人なアイスケーキです。(子供用にはコアントローを省いてもOK)
アイスケーキは数日前からでも準備できて、食べたいときに食べたい分だけカットできるので、冷凍庫にひとつあると何かと便利。
お客さまの多いこの時期にぜひお試しくださいね。
いよいよもうすぐクリスマス。
皆さんのクリスマスがおいしくてたのしい時間でありますように!
アイスケーキ (テリーヌ)
【材料】 8x15cm バウンド型1台分
・ 卵 1個
・ グラニュー糖 30g
・ 薄力粉 25g
・ アーモンド、くるみ、ピスタチオなど 適量
・ 粉砂糖 適量
・ アイスクリーム 600ml
・ オレンジピール 60g
・ チョコレート 40g
・ コアントロー
【作り方】
* オーブンを170℃に温める。
* アーモンド、くるみ、ピスタチオは刻む。
* オレンジピールは刻み、ひたひたのコアントローに漬けておく。
① 卵黄にグラニュー糖の半量を加え、泡立て器でよくすり混ぜる。(生地が白くもったりとして、泡立て器からリボン状に落ちるくらいまで) (写真a)
② 卵白を泡立てる。気泡がたったら残りのグラニュー糖を加え、角が立つまで泡立てる。
③ ①に②の1/3量を加え、泡立て器で混ぜ合わせる。
④ ③に薄力粉を振るい入れ、ゴムベラでさっくりと混ぜ合わせる。
⑤ ④に残りの②を加え、ゴムベラで混ぜ合わせる。
⑥ 丸口金をつけた絞り袋に⑤を入れる。オーブンシートをしいた天板に長さ7㎝の棒状に並べて絞り、7x14cmの帯形を2枚作る。刻んだナッツをふり、粉砂糖を全体にたっぷりと振りかけ、1~2分そのままおく。もう一度粉砂糖を振りかける。170℃に温めたオーブンで10分ほど焼く。
⑦ チョコレートは細かく刻み、湯煎にあてて溶かす。
⑧ アイスクリームを数秒電子レンジで加熱してから柔らかく練り、オレンジピールを加えて混ぜる。クッキングシートをしいた型3㎝高さくらいまでアイスクリームを入れ、溶かしたチョコレートをスプーンなどで散らして入れる。これをくり返して型の高さ半分までアイスクリームを入れ、ビスキュイをのせる。これをくり返し、冷凍庫で凍らせる。 (写真b)
(写真a)
(写真b)
製作・撮影/八田 真樹
お菓子研究家。短大卒業後、会社勤めを経て幼い頃から好きだったお菓子の道へ転身。フランスに留学、ル・コルドン・ブルー パリ校卒業。ルノートル、ベルーエ・コンセイユなどでも学ぶ。著書に『フラン』『ケーク・サレ』(共に文化出版局)、『野菜・豆・果物のヘルシーお菓子』(扶桑社)、『板チョコスイーツ』(主婦と生活社)などが。
八田真樹 Maki Hatta
お菓子研究家
短大卒業後、会社勤めを経て幼い頃から好きだったお菓子の道へ転身。フランスに留学、ル・コルドン・ブルー パリ校卒業。ルノートル、ベルーエ・コンセイユなどでも学ぶ。著書に『フラン』『ケーク・サレ』(共に文化出版局)、『野菜・豆・果物のヘルシーお菓子』(扶桑社)、『板チョコスイーツ』(主婦と生活社)など。