うだる暑さの夏、キッチンに立つ時間はできるだけ短く。そんなときの味方が麺レシピ。中でもレンチンで食べられる冷凍うどん、そのまま炒められる焼きそばにフォーカス! おなじみ素材で新鮮な味、作りおきで手間なしワンランク上の味。この夏はもう、うどんと焼きそばだけで生きていける! 今回は焼きそばを使ったレシピを市瀬悦子さんがご紹介!
具の種類が少ないからこそ、おいしさがきわだち、満足度もアップ。洋風な味付けも、2素材でここまでできる!
レタスのシャキシャキ感がたまらない
豚こまとレタスのにんにく塩焼きそば
材料・2人分
豚こま切れ肉……120g
レタス……1/2個
焼きそば用蒸し麺……2玉
にんにくの薄切り……1/2かけ分
赤唐辛子(種を抜く)……1本
A)
酒……大さじ1
片栗粉……小さじ1
塩……ひとつまみ
酒……大さじ1
塩……小さじ2/3
サラダ油……大さじ1/2
作り方
- 豚肉にAをもみ込む。麺は袋ごと電子レンジ(600W)で1分加熱する。
- フライパンにサラダ油、赤唐辛子、にんにくを入れて中火で熱し、香りが立ったら①の豚肉を炒める。肉の色が変わったら、ひと口大にちぎったレタスを加え、さっと炒める。
- ②に①の麺を加え、酒、塩を振って炒め合わせる。
「麺料理に満足感を求めると、あれこれ具材を増やしがち。でも、メインを2個くらいに絞ったほうがラクなうえ、むしろ味の印象が鮮やかになるんです」と市瀬さん。
ポイントは、種類を絞る分、量は多めにすること。そして、アクセント食材を効果的に使うこと。
「にんにく、しょうが、大葉などの薬味はたっぷりと。洋風に仕上げるなら、カレー粉やレモンや黒こしょうを使うと、味がキリッと締まります。麺類にありがちな“最初から最後まで同じ味”の単調さを、さわやかな風味やほのかな刺激が一新してくれますよ」
市瀬悦子さん
「おいしくて、作りやすい家庭料理」をテーマに、書籍、雑誌、テレビなど多岐にわたって活躍中。著書に『あるものだけで作れる平日ごはん』(主婦の友社)など多数。
【特集】「冷凍うどん」と「焼きそば」があなたを救う!
詳しい内容は2020年LEE9月号(8/6発売)に掲載中です。
撮影/宮濱祐美子 スタイリスト/朴 玲愛 取材・原文/福山雅美
市瀬悦子 Etsuko Ichise
料理研究家
「おいしくて作りやすい料理」をテーマに書籍や雑誌、メーカーのメニュー開発などで活躍。思わず白いご飯が食べたくなる親しみやすい味が人気。著書に『2品献立、はじめました』(大和書房)、『「材料入れて煮るだけ」レシピ』(主婦と生活社)など多数。