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FOOD

枇杷の黒糖かんのレシピ/八田真樹さんの絶品スイーツ

  • 八田真樹

2020.06.16

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6月半ば

先日、関東も梅雨入りしました。
雨の日の紫陽花はどこか幻想的で、心惹かれる風景。
美しい紫陽花の季節を ゆっくりと楽しみたいところです。

 

今回のレシピは『枇杷の黒糖かん』です。
暑くなってくると うれしい  ひんやりスイーツ。
つるんとした喉越しと さっぱりとした やさしい甘みが心地いいスイーツです。

初夏を感じる さわやかな枇杷。
瑞々しい枇杷とコクのある黒糖の風味は、ほっとなごむ 和のおいしい組み合わせです。
完熟した枇杷はそのまま使っても十分おいしいけれど、枇杷は追熟しない果物なので、甘さが もの足りないときはコンポートがおすすめ。

枇杷の香りや風味は残したいので、火を入れるのはさっと短時間で。
ほのかに枇杷の香りがうつった やさしい甘さのシロップもおいしいコンポートです。

 

枇杷のコンポートも黒糖かんも冷蔵庫に入っているとうれしくて、ひんやり冷えるまでが待ち遠しく… 待つのも また、たのしい時間です。

おうちでのんびり過ごすおやつの時間。

たっぷりと作って、ぜひ みなさんで おたのしみくださいね。

 

 

 

 

 

 

枇杷の黒糖かん

【材料】

枇杷のコンポート
・ 枇杷   6~8個
・ 水   300ml
・ 砂糖   40g
・ レモン汁   小さじ1

黒糖かん
・ 黒砂糖   100g
・ 粉寒天   4g
・ 水   500ml

・ 白玉粉   50g
・ 豆腐 (または水)  50g

 

【作り方】

① コンポートを作る。枇杷はおしりの方から皮をむく。ナイフを1周くるりと入れ半分に切る。種とヘタを取る。

② 鍋に水、砂糖、レモン汁を入れよく混ぜる。①を入れ、オーブンシートで、弱火にかける。煮立ったら5分ほど煮る。そのまま冷まし、冷蔵庫でよく冷やす。

③ 黒糖かんを作る。粉寒天と水を鍋に入れ混ぜながら火にかける。沸騰したら、絶えず混ぜながらさらに2~3分煮る。

④ ③を火からおろし、黒砂糖を加えてよく混ぜて溶かす。漉しながら流し缶やバットなどに流し、冷やし固める。

⑤ 白玉をつくる。ボウルに白玉粉と豆腐(または水)を入れ、耳たぶほどの柔らかさのなめらかな生地になるまでよくこねる。

⑥ 手の平で小さく丸める。

⑦ 鍋に湯を沸かし、⑥を入れて茹でる。浮いてきたら1~2分茹で、冷水にとる。

⑧ 器に枇杷、角切りにした黒糖かん、水気をきった白玉を盛り合わせる。お好みでコンポートのシロップをかけても。

 

 

 

製作・撮影/八田 真樹
お菓子研究家。短大卒業後、会社勤めを経て幼い頃から好きだったお菓子の道へ転身。フランスに留学、ル・コルドン・ブルー パリ校卒業。ルノートル、ベルーエ・コンセイユなどでも学ぶ。著書に『フラン』『ケーク・サレ』(共に文化出版局)、『野菜・豆・果物のヘルシーお菓子』(扶桑社)、『板チョコスイーツ』(主婦と生活社)などが

八田真樹 Maki Hatta

お菓子研究家

短大卒業後、会社勤めを経て幼い頃から好きだったお菓子の道へ転身。フランスに留学、ル・コルドン・ブルー パリ校卒業。ルノートル、ベルーエ・コンセイユなどでも学ぶ。著書に『フラン』『ケーク・サレ』(共に文化出版局)、『野菜・豆・果物のヘルシーお菓子』(扶桑社)、『板チョコスイーツ』(主婦と生活社)など。

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