4月半ば
儚く桜の季節が過ぎゆき、新葉が芽吹くころ。
今年はゆっくりとお花見を楽しむことができなかったので、おうちでもう少し桜の余韻をたのしんでくださいね。
今回のレシピは『桜のソイジェラート』です。
豆乳をベースに 桜の塩漬けを混ぜ込んだ あと味軽いジェラート。
ほのかな豆の風味に桜の香り。ほんのりときいた桜の塩気が、やさしい甘さを引き立ててくれます。
ジェラートのレシピは材料も工程もとてもシンプル。
生クリームは八分立てに泡立てて加えるので、ふんわりと軽い口あたりです。
最後にフードプロセッサーで撹拌するので、さらにふんわり。あっという間に仕上がります。
機械に頼らず、手で作るときも工程は簡単。凍ってきたところを途中で取り出し、フォークで空気を含ませるようにかき混ぜて。
冷凍庫にもどし、これを2,3回繰り返しながら、完全に凍らせます。
このとき、少し練るようにして その都度なめらかなシェイク状にするのがポイント。
フードプロセッサーで作るより、手間はかかるけれど、ひと作業ごとに できあがっていく過程を確かめながら作るのも、たのしい時間です。
もうひとつ、このジェラートでおすすめなのが、いちごとの組み合わせ。
桜の香りをのせた 甘酸っぱいいちご。春の香りが広がります。
ぜひ、一緒にお試しください☆
桜のソイジェラート
【材料】
・ 桜の塩漬け 40g
・ 無調整豆乳 200ml
・ コンデンスミルク 50g
・ きび砂糖 50g (お好みの砂糖でOK)
・ 生クリーム 200ml
・ いちご 適量
【作り方】
① 桜の塩漬けは30分ほど水にさらして塩抜きする。(味をみて塩気が強いときは、さらす時間を増やす。)水気をしっかりと絞り、刻む。
② 豆乳、コンデンスミルク、きび砂糖1/2量を合わせて火にかけ軽く温める。
③ きび砂糖が溶けたら②を火からおろし、①を加えて冷やしておく。
④ ボウルに生クリームと残りのきび砂糖を入れ、氷水にあてながら、やわらかい角が立つまで(八分立て)泡立てる。
⑤ ③に④を加え、混ぜ合わせる。保存袋(バットなどでもOK)に入れ、冷凍庫で凍らせる。
⑥ ③を3㎝角に切り、フードプロセッサーでなめらかな固めのシェイク状になるまで攪拌する。冷凍庫でもう一度凍らせる。
⑦ いちごと⑥を盛り合わせる。
製作・撮影/八田 真樹
お菓子研究家。短大卒業後、会社勤めを経て幼い頃から好きだったお菓子の道へ転身。フランスに留学、ル・コルドン・ブルー パリ校卒業。ルノートル、ベルーエ・コンセイユなどでも学ぶ。著書に『フラン』『ケーク・サレ』(共に文化出版局)、『野菜・豆・果物のヘルシーお菓子』(扶桑社)、『板チョコスイーツ』(主婦と生活社)などが。
八田真樹 Maki Hatta
お菓子研究家
短大卒業後、会社勤めを経て幼い頃から好きだったお菓子の道へ転身。フランスに留学、ル・コルドン・ブルー パリ校卒業。ルノートル、ベルーエ・コンセイユなどでも学ぶ。著書に『フラン』『ケーク・サレ』(共に文化出版局)、『野菜・豆・果物のヘルシーお菓子』(扶桑社)、『板チョコスイーツ』(主婦と生活社)など。