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FOOD

氷とうふのレシピ/八田真樹さんの絶品スイーツ

  • 八田真樹

2019.08.06

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8月です。

長い梅雨がようやくあけて、今年の夏は一気にやってきました。

連日厳しい暑さが続いています。体調には十分気をつけてくださいね。

 

8月最初のレシピは『氷とうふ』です。

その名のとおり、氷に見立てた寒天で 豆腐を閉じ込めた氷とうふ。

氷のような透明感が目にも涼やかなスイーツです。

 

氷とうふの歴史は古く、江戸時代の料理書「豆腐百珍」に登場。

冷房機器などない時代、目で涼を感じることができる氷とうふは 夏に人気の料理だったようです。

 

私も涼やかな見た目に魅かれて、早速 再現。

そのうち豆腐に留まらず、果物や野菜など あれも、これもと寒天で固めだし・・・”氷”シリーズのレシピが着々と増えました。

氷結(?)製法にハマるきっかけになったのが、この氷とうふです。

 

本来、シンプルに豆腐を固めるだけですが、今回は なめらかな口どけの豆乳プリンを そっと閉じ込めたレシピ。

豆乳プリンはごくやわらかく固めるので 寒天は控えめに。

崩れやすいのでそっと扱ってくださいね。

 

思いのほか、シンプルな工程で簡単に作れるのもうれしい氷とうふ。

 

古へ想いを馳せつつ、食卓の上の涼を ぜひ おたのしみください☆

 

 

 

 

氷とうふ

【材料】

・ 豆乳(無調整)    200ml
・ 牛乳    100ml
・ 生クリーム    100ml
・ 砂糖    60g
・ 粉寒天    2g
・ ラム酒    小さじ2

・ 粉寒天    6g
・ 水    800ml
・ 砂糖    50g

・ 黒蜜   適量

 

【作り方】

*型は水でさっと濡らす。
*豆乳、生クリームを合わせ、軽く人肌に温める。(a)

① 豆乳プリンをつくる。鍋に牛乳、粉寒天を入れ、よく混ぜながら火にかける。煮立ち始めたら弱火にし、絶えず混ぜながら1~2分煮て、寒天を完全に煮溶かす。

② ①を火からおろし、砂糖、(a)を加えてよく混ぜる。ラム酒を加える。

③ ②を11x14cmの型に流し、冷やし固める。固まったら好みの大きさに切り分ける。

④ 寒天液をつくる。粉寒天と水を合わせて火にかけ、絶えず混ぜながら沸騰させ、2分ほど煮る。火からおろし、砂糖を加えて溶かす。

⑤ 16x20㎝の型に、④を1㎝ほど流し入れる。固まったら③を上におき、残りの④をそっと注ぐ。③の高さ1㎝上まで④を注ぎ、冷やし固める。

⑥ ③の周りが1㎝になるように切り分け、黒蜜をかける。

 

 

 

 

製作・撮影/八田 真樹
お菓子研究家。短大卒業後、会社勤めを経て幼い頃から好きだったお菓子の道へ転身。フランスに留学、ル・コルドン・ブルー パリ校卒業。ルノートル、ベルーエ・コンセイユなどでも学ぶ。著書に『フラン』『ケーク・サレ』(共に文化出版局)、『野菜・豆・果物のヘルシーお菓子』(扶桑社)、『板チョコスイーツ』(主婦と生活社)などが。

八田真樹 Maki Hatta

お菓子研究家

短大卒業後、会社勤めを経て幼い頃から好きだったお菓子の道へ転身。フランスに留学、ル・コルドン・ブルー パリ校卒業。ルノートル、ベルーエ・コンセイユなどでも学ぶ。著書に『フラン』『ケーク・サレ』(共に文化出版局)、『野菜・豆・果物のヘルシーお菓子』(扶桑社)、『板チョコスイーツ』(主婦と生活社)など。

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