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相馬由子

親子で歩きたい首都圏近郊おすすめのフィールド5選

  • 相馬由子

2016.10.24

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外遊びのワークショップなどを開催している「外あそびtete」の東麻吏さんに、子連れでの山歩きの基本について教えてもらうシリーズの第3回は、登山の経験値やレベル別に、おすすめの山やコースをセレクトしてもらいました。

<初級編>

アップダウンがほどんど無い「鎌倉・大仏ハイキングコース」(神奈川県)

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北鎌倉駅からスタートし、大仏で知られる高徳院付近まで歩くコース。アップダウンがほとんど無い約3kmのコースなので、初心者でも安心です。コースの近くには銭洗弁天や鎌倉の大仏などもあり、観光を兼ねて巡っても。途中で疲れてしまったら、カフェ「樹ガーデン」付近から下山することも可能。最後はバスで鎌倉駅まで戻ります。

インタープリターと歩くガイドウォークも「霧ヶ峰・八島ヶ原湿原」(長野県)

国の天然記念物に指定されている、霧ヶ峰の八島ヶ原湿原。湿原の中に巡らされた木道を歩いていくので初心者でも歩きやすいです。インタープリター(自然解説員)とともに、湿原の成り立ちなどを解説してもらいながら、約1時間で歩くガイドウォークも。(冬は積雪があるため4月中旬~11月中旬まで)

<中級編>

6つの自然探究路からレベルに応じたコースを選べる「高尾山」(東京都)

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初心者でも歩きやすい自然探究路から陣馬山まで歩ける上級者向けのコースまで、多彩な登山道が整備されている高尾山。4歳半くらいなら「稲荷山コース」がおすすめ。距離が長めですが歩きやすいコースです。帰りは、一号路と三号路を経てケーブルカーで下山しましょう。



御嶽神社から天狗岩までなら幼児でも「御岳山」(東京都)

標高831mの御岳山駅までケーブルカーで登ることができます。そこから、武蔵御嶽神社までは、自然の中を歩ける散策路が続いているので、幼児連れでも歩くことができます。そこから先のロックガーデンは、険しいアップダウンやクサリ場などもある登山道になるので、ある程度の経験値が必要です。

<上級編>

帰りはケーブルカーを使って下山できる「筑波山」(茨城県)

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標高871mの山頂付近までケーブルカーかロープウェイで登ることができます。そのため、子連れ登山の場合、上りだけ歩き、集中力が切れる午後はケーブルカーかロープウェイを利用して下山するほうがいいでしょう。おすすめは、大人の足ならら40分ほどの「おたつ石コース」。女体山、男体山の山頂を経てケーブルカーで筑波山神社近くへ下山できます。

なお、整備された散策路でも事前に地図などでルートを確認しましょう。散策に適した季節、所要時間など詳細を調べる際には、観光協会などに聞いてみるのも1つの方法です。また、天候がはっきりしない日などは、思い切って予定を変更するという判断も大切。無理をせず、できる範囲で外遊びを楽しんでみて下さい。

※画像提供:外あそびtete

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外あそびtete

登山ガイドの栗田朋恵とフリー編集者の東 麻吏によるアウトドアユニット。子どもと一緒に自然遊びをしたいけれど、どうすれば?という母親や父親に、最初の一歩を踏み出すお手伝いができればと結成。「母による母(父)のための自然あそびワークショップ」を開催している。鎌倉、逗子の親子ハイキングイベントを中心に、ハイキング講座、都市公園でのネイチャーゲームなども。

相馬由子 Yuko Soma

ライター

1976年、埼玉県生まれ。夫と7歳の娘との3人暮らし。編集プロダクション、広告系出版社を経て独立。ウェブ、雑誌、書籍などで編集、執筆を手がける。最近では、子育て、アウトドア、旅、食などのテーマを担当することが多い。合同会社ディライトフル代表。

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