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藤本こずみ

話題のステージアラウンド劇場の魅力とは?/劇団☆新感線『髑髏城の七人』を観劇【後編】

  • 藤本こずみ

2017.08.29

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2017年3月30日に豊洲にオープンした劇場・IHIステージアラウンド東京で、こけら落とし公演として上演されている、劇団☆新感線の代表作『髑髏城の七人』。

1年3ヶ月にわたって、“花”“鳥”“風”“月”、そして先日発表になったばかりの“極”の5シーズン、キャストも脚本も演出も変えながら上演し続けるという前代未聞の企画に夢中になり、Season花とSeason鳥の2作を観劇してきました。

先週の【前編】では作品レポートを公開しましたが、今週の【後編】では劇場についての感想や今後の公演情報をご紹介したいと思います。

 

物語の世界に入り込める劇場システム

 

これまでにない”物語の中に入り込むような感覚”を味わえる、IHIステージアラウンド東京。

オランダに次いで世界で2番目に採用されたという最新機構を体感するのも、今回の楽しみのひとつでした。

そのシステムというのは、ステージとスクリーンにぐるりと取り囲まれた円形客席が、約1300人の観客を乗せて360度回転するという、斬新かつ壮大なもの。

実際に観劇してみると……物語への没入感は想像以上!

個人的には、座席が回っているという感覚はそれほどなく、むしろ目の前のステージがスライドしているような錯覚に陥ったほどでした。

複数のセットを登場人物たちが全速力で駆け抜けて行ったり、視界いっぱいのスクリーンに上下左右に動く映像が映し出されたりと、演出のスケールは圧倒的!

また、私の中で印象的だったのは、最後のカーテンコール。

メインキャストが1人ずつ、それぞれが登場したセットに現れ、その場面が移り変わっていくのですが、この劇場でしかできない演出に心を揺さぶられました。

もちろん、どちらの公演もスタンディングオベーション!

 

Season風、月、極にも期待が高まる!

現在上演中のSeason鳥の千秋楽は、9月1日。

その後には、Season風、月、極が控えています。

Season風の公演期間は、9月15日~11月3日。

2004年版以来、13年ぶりに捨之介と天魔王を1人二役で演じるバージョンが復活し、その役を松山ケンイチさんが演じます。

蘭兵衛役には、向井理さん。他、田中麗奈さん、橋本じゅんさん、山内圭哉さん、岸井ゆきのさん、生瀬勝久さんらが出演。

 

Season月の公演期間は、11月23日~2018年2月21日。

劇団☆新感線では初めてのダブルチーム制で、“上弦の月”バージョンでは、捨之介役に福士蒼汰さん、天魔王役にSeason鳥で蘭兵衛を演じている早乙女太一さん、蘭兵衛役に三浦翔平さん。

一方“下弦の月”バージョンでは、捨之介役に声優・俳優として活躍中の宮野真守さん、天魔王役に鈴木拡樹さん、蘭兵衛役に廣瀬智紀さんが決定。

 

Season極は詳細未定ですが、これだけ豪華な公演に一体どんなラストが待っているのか、今からドキドキしてしまいます。

劇団☆新感線の作品の中でも伝説と呼べそうな今回の『髑髏城の七人』、ぜひ最後まで目撃したい!

ファンの方はもちろん、これまで舞台を観る機会のなかった方にもオススメのこの作品。

家事や育児や仕事で忙しい中でも、劇場に足を運べば、あっという間に物語の世界にトリップできて熱い感動を味わえるはず。

ぜひ公演情報をチェックしてみてくださいね。

 

公式サイト

 

http://www.tbs.co.jp/stagearound/hanadokuro/

http://www.tbs.co.jp/stagearound/toridokuro/

http://www.tbs.co.jp/stagearound/kazedokuro/

http://www.tbs.co.jp/stagearound/tsukidokuro/

 

お問い合わせ

ステージアラウンド 専用ダイヤル 0570-084-617(10:00~20:00)

藤本こずみ Kozumi Fujimoto

ライター

1979年、兵庫県生まれ。雑誌やWEBで、インタビュー、ライフスタイル、占いなどの記事を執筆。趣味は、テレビドラマ鑑賞&リラクゼーションスポット巡り。夫、長男、長女との4人暮らし。兵庫・東京の二拠点生活に挑戦中。

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