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【通学路の安全対策】「防災さんぽ」で確認!危険箇所は?親子で防災マップ体験

  • LEE編集部

2022.05.21

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地震や水害に、連れ去り、交通事故・・・子どもがかかわるニュースを耳にすることが多い昨今。
万が一のとき、親が一緒にいなかったら…!?
そこでぜひ試して欲しいのが、よく通る道を親子で歩く「防災さんぽ」。日常生活の延長で気軽にできるので、さっそくGO!

この記事は2022年3月7日発売LEE4月号の再掲載です。


週末の半日で気軽にできる!
いざというとき安心!【親子で防災体験】

教えてくれたのは・・・ 防災士 今泉マユ子さん

防災士 今泉マユ子さん

防災士、管理栄養士、災害食専門員。24歳、17歳の子どもを持つ母。防災食アドバイザーとして全国で講演、ワークショップなどを行う。『親子で学ぶ防災教室 身の守りかたがわかる本』(理論社)など著書多数。
公式サイト:https://office-rm.com/

体験してくれたのは・・・ LEE100人隊No.034 りーぬさん親子

LEE100人隊No.034 りーぬさん親子

13歳男児、10歳&5歳女児の母であるりーぬさん。次女は4月から小学生。通学路が複雑で約40分かかり、兄姉とは年が離れていて別行動なので不安が。

通学路を防災さんぽ_01
子ども用「防災マップ」を手作り

近所の地図を用意して、子ども専用の防災マップを作ってみて。学校や塾などよく行く場所、危険のある場所、避難場所などを記入。

「家族が離れ離れのときの待ち合わせ場所や家族の携帯電話番号、災害時の家族内の約束など、必要な情報をすべてまとめておくと安心」(防災士 今泉マユ子さん)

防災マップ見本

防災マップ見本

普段から危ないと感じている場所と、避難場所やとっさに駆け込める友達の家など安全な場所は、色を分けて記入を。学校への通学路はマーカーで経路も記しておいて。

通学路を防災さんぽ_02
通学路を親子で一緒に歩いてみる

住宅街にも、実は災害時には危険となりうる箇所がいっぱい。歩きながら、そういう場所を見つけたら防災マップに記載を。

「電柱、標識、街灯など地震で倒れるものは多い。路地などで車が来なければ、道の真ん中を歩くのが安全ということも伝えましょう」(防災士 今泉マユ子さん)

通学路で危険なところを一通り見ていく

通学路で危険なところを一通り見ていく

古いブロック塀は、地震で倒壊しやすく、子どもが下敷きになる危険性が!
そのほか、2階のエアコンの室外機が道路側に設置されている家も。プランターや古くなった看板など、震災時でなくても、落下の恐れがあるため、子どもには普段から、頭上も気をつけて歩くように話して。

いざというときに頼れる、安全な場所も確認

いざというときに頼れる、安全な場所も確認

「子ども110番の家」は子どもを保護することになっているので、困ったら助けを求めるよう伝えて。

学校、幼稚園、寺院などの場所は要チェック。トイレマークのあるコンビニ、水飲み場のある公園も。

ここもチェック!

よく見ると路上には公共の消火器が多数。地震から火事が発生することも多いので、できれば防災体験施設などで消火器の使い方も学んでおきたい。



通学路を防災さんぽ_03
緊急時の連絡手段「公衆電話」をかけてみる

緊急時の連絡手段「公衆電話」をかけてみる

回線が混んでいて携帯電話がつながらないときに、覚えておきたいのが公衆電話。
近所の公衆電話の場所の確認と、親の携帯電話など連絡先を記載したもの&テレフォンカードか小銭はランドセルや子どもの持ち物に忍ばせておくのがおすすめ。
公衆電話に慣れない子どもが多いので、かける練習も必ず。

年長の妹は背伸びをしないとボタンに手が届かず・・・

小5の姉は電話できたけれど、年長の妹は背伸びをしないとボタンに手が届かず、つながっても通話時の音量調節などができない。体験して、未就学児は利用が難しいとわかっただけでもOK。

体験しておこう!災害用伝言ダイヤル「171」

  1. 「171」を押す
  2. 録音は「1」、再生は「2」
  3. 決めておいた電話番号を押す
  4. 「1」を押して録音(話す)、または再生(聞く)
  5. 録音は終わったら切る、再生は「9」を押して終了

携帯電話がつながらないときに利用したい、災害時に安否確認ができるダイヤル。
登録するのを父母どちらかの携帯電話か、家の番号か決めておかなくてはならず、ガイダンスに従った操作も慣れが必要。毎月1日・15日などの体験利用提供日に使い方の練習を。


撮影/細谷悠美 イラストレーション/船越谷 香 取材・原文/野々山 幸(TAPE)
この記事は2022年3月7日発売LEE4月号『子どもを守る「防災・防犯」、これだけは!』の再掲載です。

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LEE編集部 LEE Editors

1983年の創刊以来、「心地よいおしゃれと暮らし」を提案してきたLEE。
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