LIFE

神原サリーの愛しの家電語り

超初心者でも安心のスタイリッシュなミシンで“巣ごもりソーイング”を満喫中【神原サリーの愛しの家電語り】

  • 神原サリー

2020.04.30

この記事をクリップする

最新の家電の中から「これはいい!」と愛用しているものをご紹介していくこのコーナー、今回ご紹介するのは大阪にあるミシンメーカーのアックス ヤマザキから3月に発売されたばかりの「子育てにちょうどいいミシン」です。子どもが生まれたのをきっかけに手作りのおもちゃやスタイを作ってあげたいと思う新米ママや、保育園や幼稚園に持っていく袋物などを作りたいと思うパパやママのために考えられているため、シンプルで使いやすいのが特徴です。

私自身はもうずいぶん前に子育てが終了してしまって、もう使うこともなさそうだと思って長年愛用してきたミシンを処分してしまったのですが、このミシンのことを知って思わず予約注文してしまいました。その理由は、珍しい黒一色のスタイリッシュなデザインだということと、価格もお手頃だということ。そして買ってからすぐに使えるように動画が充実していて、スマホスタンドまで付属しているなど、メーカーさんの愛が詰まったミシンだったから。実際に使ってみたら、やっぱり使いやすくてミシンでのホームソーイングに夢中になってしまいました。家にいる時間の長い今、“巣ごもりソーイング”にぜひ挑戦してみてはと思います。

小さくて軽いスタイリッシュなミシンがやって来た!

 

リビングの窓際の棚がミシンの定位置に。ソーイングボックスも黒でそろえました!

元々使っていたミシンもそんなに大きくはなかったのですが、ずっしりとした重さがありボックス式のカバーをかけるとやはりそれなりの存在感があって、押し入れにしまっておいて、使うときに「よっいしょ」と持ち出すのが常でした。「子育てにちょうどいいミシン」(以下、子育てミシン)は、幅29.4×奥行11.5×高さ26.5cm、重さ約2.1㎏と本当にコンパクト。マットなブラック一色でかっこいいのでリビングの棚に置きっぱなしでも全然気になりません。どちらかというと見せびらかしたいくらいインテリア性が高いのがうれしいですよね。せっかくなのでソーイングボックスもブラックのものを新調してしまいました。

さて、ミシンの細部についても説明しましょう。冒頭にも書いたように買ってすぐに使えるようにレシピ集や使い方など動画がとても充実していて、スマホで動画を見ながら作業できるようにスマホスタンドも付属しています。サイトのQRコードもシールも同梱されているから、このスマホスタンドやミシン本体に張っておけば、いつでも確認できるという仕掛け。スタンドはミシンをしまうときや作業の途中には「針ガード」になって、万が一お子さんが触ろうとしても危なくないように配慮されているところも素敵です。

スマホを立て掛けられるスタンドは、向きを変えるとミシンの針ガード(写真右)にもなります

電源はACアダプターでも電源でもOK

どんなに軽くコンパクトでも使うたびに延長コードを探してコンセントにつないで…というふうだと面倒ですよね。子育てミシンにも約1.8mのコードがついたACアダプターが付属していますが、なんと単3のアルカリ乾電池4本でも使えるのです。今回、使ってみて一番便利だと思ったのは、どこにでも気軽に持ち運んで使えるということかもしれません。リビングのテーブルに置いて床にちょこんと座って使うもよし、ダイニングテーブルに置いてフットスイッチで使うもよし。書斎のスタンディングデスクに置いて立ったまま使うことだってできます。

ミシンの底面に乾電池をセットするボックスがあります。フットスイッチを接続して使ってもOK

手動で使うときにはスピード調節レバーを右にスライドすれば動き出します。速さは「SLOW」と「FAST」の2段階のみ。その上には「返し縫い」用のレバーも

ガーゼのハンカチでマスクづくり、クッションカバーで鍋つかみ

このご時世、まず作ってみたいと思ったのはマスク。使い古しのガーゼのハンカチを2枚使って立体タイプのものを作ってみました。黄色のミシン糸が付属していますが下糸は専用のボビンに巻かないといけません。これまで使用していたミシンと少し違うところもあったのですが、
動画を見ながらだとすいすいできて、水平釜式の本体のボビンケースにセットするのもスムーズ。上糸の掛け方ももちろん動画で確認できます。久しぶりのミシンに緊張しましたが、楽しく作業ができました。

 

ウェブサイトで型紙を探してハンカチを裁断

 

柄合わせまで考えなかったので、水玉柄がずれているのはご愛敬。ハンカチの1枚はダブルガーゼ仕様だったので合計3枚合わせで比較的厚手の肌触りのいいものに仕上がりました。ゴムはヘアゴムです(すっぴんで失礼します!)

続いて作ってみたのは、ずっとずっと昔に息子たちのために何か作ったキルティングの端切れと古いクッションカバーを利用して作った鍋つかみ。円形の型紙を作る代わりにお鍋のフタを利用したのは自分でもなかなかのアイデアだとニンマリしながら、縫い進めました。写真立てに同梱されていた壁掛け用の紐をつけてぶら下げられるようにし、裏表どちらも使える仕様に。

なお、子育てミシンの縫い目の模様は4つの送り幅の直線縫い、3つの振り幅のジグザグ縫い、ボタンホール、点線ジグザグ、まつり縫いとひと通りそろっています。

 

お鍋のフタを型紙代わりに

 

電源を入れると手元がLEDで明るく照らされます

少し歪んだ円形も自分で作れば愛着がわくというもの。ましてや気に入って愛用していたクッションカバーのリメイクとなれば、好きになるのが当たり前です。仕事の合間に淹れるコーヒータイムに2枚の鍋つかみ(&鍋敷き)が大活躍することとなりました。

少し歪んでいるところもなんだか愛着がわきます

そのあともティッシュボックスのカバーを作ったり、手を中に入れられるタイプの鍋つかみを作ってみたりと、時間を見つけては小さな縫いものを楽しんでいます。わざわざ布地を買いに行かなくても愛用してきたカバー類や古いカーテン、バンダナやハンカチ、着古したワンピースなど、身近にあるファブリックや衣類などを見直してみると案外たくさんあるものだと気が付いたのも、ミシンのおかげ。

巣ごもりの日々だからこそ、リメイクの楽しみ、始めてみませんか。肩こりなんか忘れてリフレッシュできますよ 。

 

アックス ヤマザキ/子育てにちょうどいいミシン http://www.axeyamazaki.co.jp/kosodate/

※4月末現在、品薄のため次の入荷は5月末ごろのようです

神原サリー Sally Kamihara

家電ライフスタイルプロデューサー

新聞社勤務、フリーランスライターを経て、家電ライフスタイルプロデューサーとして独立。「企業の思いを生活者に伝え、生活者の願いを企業に伝える」べく、東京・広尾の「家電アトリエ」をベースにテレビやラジオ、雑誌やウェブなどさまざまなメディアで情報発信中。商品企画やコンサルティングの仕事も多数。

LEE公式SNSをフォローする

閉じる

閉じる