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古川晶子

新婚1ヶ月で夫が単身赴任、そのときどうする? 東京〜沖縄の長距離引っ越しレポ

  • 古川晶子

2020.04.04

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沖縄短期移住はじめます

はじめまして、ライターの古川晶子です。LEE本誌では毎月「ハピうまニュース」を、不定期でファッションページを担当しています。

下記のプロフィールにも記載したように、新婚1ヶ月で夫が東京から単身沖縄へ転勤。約1年の単身赴任生活を経て、私も今年の3月から沖縄に短期移住することに。

暮らしのヒントでは、短期移住者から見た沖縄や、本誌の「ハピうまニュース」ではご紹介しきれなかったおすすめ商品など、いろいろとご紹介できればと思っています。

今回は、なぜ最初から夫の単身赴任についていかなかったのか、後から合流する理由や、多少なり新型コロナウイルスの影響を受けることとなった、東京から沖縄の長距離引っ越しについてレポートしたいと思います。

新婚1ヶ月で沖縄へと旅立った夫

夫に転勤の辞令がでたのは結婚直前。恐らく最長3年ほどの期間になるだろうとの話でした。これから新婚生活スタートというタイミングだったためショックでしたが、実はそれほど悩むこともなく“ついていかない”ことを選択しました。

周囲からは「一緒についていかないの⁉︎」と驚かれたものの、ついていかないと決断したのには、大きく2つの理由がありました。

1.仕事の幅を狭めてしまう気がした

2.交際中に遠距離を経験していたため抵抗がなかった

編集&ライターとして東京でまだまだ学びたいことややりたいことが多く、加えて遠距離生活に慣れていたことが主な理由。

また、夫の会社より月に1度、東京と沖縄間の交通費の手当があり、金銭面に負担なく会えることも単身赴任のハードルをぐっと下げてくれました。正直、この手当がなかったらもう少し悩んでいたと思います。楽観的な夫からの「単身赴任でいいよー」という返答もあり、さほど迷うことなく単身赴任生活をスタートさせました。

なぜあとから合流することにしたのか

沖縄行きが決定してから、「THE東京」なスポットへ遊びに行くように。東京タワーに登ったときには、約10年前に兵庫から上京した当時を思い出しセンチメンタルな気持ちに。短期とはいえ心残りがないよう東京を満喫しました。

それでは、なぜあとから沖縄へとついていくことになったのか。
大変恥ずかしながら、想像していたよりも寂しかったのです……。交際したいた頃の遠距離中は、別の職種で普通に会社へと出社していたため“毎日誰かしらと顔を合わせて話す”環境にありました。しかし、主に自宅で作業をするライター業だと“1日誰とも顔を合わせて話さない”ことも多く、それが思いの外こたえたのです。

とはいえ、夫が単身赴任するまで沖縄に行ったこともなかったため、「沖縄で暮らしている自分」が全くイメージできず、友人に相談するも「沖縄の日差しも海も似合わないタイプだよね」と言われる始末(実際その通りなので反論なし)。東京か沖縄か、ものすごく悩みました。



2択の解決方法! メリット・デメリットの書き出し

そこで、2つの選択肢で迷ったときにいつも実践している解決方法「メリット・デメリットの書き出し」を、行うことに。

やり方は簡単で、とにかく思いつくかぎり東京と沖縄それぞれのメリットとデメリットを書き出していくだけ。頭のなかでぐるぐると考えているよりも、なにが自分にとって重要なのかそうでないのかがはっきりと明確になるので、高校生のころからあらゆるターニングポイントにおいて活用している方法です。

今回も書き出したことで、「わりと金銭面を気にしているのか」「仕事は沖縄でも続けられるんじゃない?」など、客観的に自分のことを見つめながら考えることができました。そうすると、想像していたよりもずっと沖縄で暮らすことに前向きだったことに気がついたのです。これまた楽観的な夫の「じゃあ一緒に暮らそうかー」の一言で、沖縄へ短期移住することに!

●引っ越し1ヶ月前
甘くみていた長距離引っ越しに焦る

ここからは、実際に長距離の引っ越しについてレポートしていきます。

沖縄に短期移住しようと決断したのは昨年12月。そこから特に急ぐ理由もなかったため、夫と私の仕事が落ち着く3月初旬に引っ越しをすることに決めました。これまでに、短期間で準備を進めてまるで夜逃げのように慌てて飛び出る、といった引っ越しも経験していたため、比較的のんびりと構えていた私。

今回の引っ越し代は夫の会社が負担してくれるため、引っ越し業社3社に見積もりをしてもらい、そのなかで最も安い業者に自動的に決定するというシステム。

そんな条件のもと決定したのが、搬出から搬入まで、10日間を要する業者……! ちなみに他の2社は約4日間との返答だったため、倍以上かかることに驚きとともに正直がっくり。加えて、船便を利用するため、海の荒れ具合によってはもう少し期間がのびる可能性もあるとのこと。

このことをきっかけに、今までの短距離引っ越しとはワケが違うことにようやく気がついたのでした……。

●引っ越し1週間前
新型コロナウイルスの影響で夫が来ない

引っ越し先となる夫の住まいに家財道具が揃っているため、古いものは東京で処分していくことに。10年選手の洗濯機や約2mの本棚など、1人で持ち運びができないものは、タイミング良く引っ越し1週間前に入った夫の東京出張時に処分しようと計画していました。

しかし、直前になり、新型コロナウイルスの影響で夫の出張はキャンセルに……!

慌ててリサイクルショップに出張買取に来てもらいましたが、値段がつかないものがほとんど。結局、有料にて家財道具を引き取ってもらいました。ただ、時間が限られているなかでバタバタと処分しに行くくらいなら、多少お金がかかっても、最初から出張買取を選択しておけばよかったかもと感じました。

●引っ越し前日
ウーバーイーツをフル活用

引っ越しで準備で大変だから〜と理由をつけて、贅沢にタピオカまで頼んでしまいました。

ちなみに、引っ越し前日にほぼ梱包を終えたため、前日はアプリからデリバリーを依頼できる「ウーバーイーツ」をフル活用しました。昼食はファーストフード、引っ越し作業で疲れたからとおやつにタピオカ、夜は中華料理と計3回利用。

これが本当に便利!

引っ越し準備中の外食は億劫、かといってギリギリまで食器や鍋が梱包できないのはイヤという悩みを見事解決してくれました。ウーバーイーツが利用できるエリアでの引っ越し時にはとってもおすすめです!

●引っ越し当日&翌日
東京と沖縄の気温差14℃

引っ越し当日は午後から搬出、その後立会いが必要だったため、都内のビジネスホテルに1泊してから飛行機で沖縄へと向かいました。荷物が届くまで約10日間を要するため、スーツケースには仕事道具や常備薬など、沖縄で調達するのが難しいものを中心に詰め込みました。

ちなみにこの日は、東京の最高気温が10℃、沖縄の最高気温が24℃と、なんとその差14℃……!

服装に悩んだ結果、沖縄到着後にアウターを脱いでもOK&飛行機でも楽チンなロング丈のシャツワンピースにしました。このあと荷物が到着するまでの間、シャツワンピースが羽織りにもなってくれたので大正解でした。

それから10日後に無事荷物が到着し、役所関係の手続きも済み、晴れて那覇市民となりました。これから期間限定の沖縄ライフを満喫したいと思います!

古川晶子 Shoko Furukawa

ライター

1989年、兵庫県生まれ。主にファッションやライフスタイルの編集・執筆を担当。結婚1ヶ月で夫が沖縄へと転勤。単身赴任生活1年を経て、自身も沖縄へ短期移住することに。趣味はお笑い鑑賞。

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