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上紙夏花

台北発!レアスパイス『馬告(マーガオ)』って何?山胡椒?

  • 上紙夏花

2020.01.07

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トウモロコシごはんが新しい味に!

 

今年8月、台湾へのプチ留学から帰国してすぐ、世田谷のとあるごはん屋さんで出合ったのが『馬告』というスパイス。炊き立てのトウモロコシごはんに砕いた馬告がパラリとかかっていました。見た目が胡椒のような感じなので、脳内ではその味を期待して口に運んだわけですが、これが予想外の展開に!

 

「あれ?何だろう?この味知っているような……でも新しい!」と、いままでに味わったことのない感動がありました。

 

 

お店の大将に聞いてみると、私よりも少し前に台湾へ行かれたそうで、そのときに台湾在住の食通の方から教えてもらったのだとか。「マーガオ」と読むのですが、台湾でも販売している場所が少ないく、台湾原住民のレアスパイスなんだとか。馬告は山椒のような刺激にレモングラスの香りを足したような感じで、台湾料理に限らず、和食やフレンチなどでも重宝されているそうです。日本でもインターネットで購入できるようではありますが、12月に家族でまた台湾へ行く機会があったので買ってきました!

 

 

誠品生活南西店の神農生活で発見!

 

ここに行けば「ほめられ台湾みやげが手に入る」といわれている、神農生活で馬告に出合うことができました。神農生活は誠品生活南西店(台北MRT中山站1号出口から徒歩1分)の4階にあります。こちらのお店はオーガニック製品ばかりが取り揃えてあるので、安心して選ぶことができますね。

 

 

こちらの馬告は20g入り。ひとつぶでも結構口の中に香りが広がるので、長く使えそうですね。水餃子やラーメン、チャーハンのほか、鍋料理のときに入れたり、どんな料理にもよく合います。ちょっとこの馬告が香るだけで、おしゃれ感が漂うのが不思議。

 

 

この馬告、実はごはん系以外にも活躍するんです!台湾で出合ったスイーツにもベストマッチ。現地で食べ歩いたスイーツと共に次のページでご紹介しますね!

 

ふっかふかの焼き立てカステラにも

ドドーン!すごいボリュームでひとりで前を通ったときは買う勇気が出なかった、こちらのカステラ。なんともいい香りが漂います。

 

 

双連駅といえば、かき氷屋さんの『冰讚(ビンザン)』が有名ですが、冬はお休みしています。その近くにあるのが、こちらのカステラ屋さん。駅の2番出口を出て、右に進みセブンイレブンを過ぎてすぐ。『双連現烤蛋糕』の原味(プレーン)のカステラは卵の香りがふんわりと香って、甘さ控えめで軽いのでどんどん食べられちゃいます。

 

 

お願いすると、その場でカットしてもらえます。翌朝、朝ごはんに食べてもしっとりしたまんまでした。プレーン以外にもお味はあるのですが、こちらのプレーンに馬告を合わせるとまた素晴らしいハーモニーが!スパイスカステラに大変身です。ああ、また食べたくなってきた(笑)。

 



台湾みやげの代表選手パイナップルケーキ

 

 

パイナップルケージに馬告が合うと聞いてビックリ!半信半疑ながら、試してみることにしました。以前、暮らしのヒントでも紹介しました、手天品のパイナップルケーキ。半分は普通に食べて、残りの半分にひと粒の馬告をプラスして食べてみます。これが最高!甘いものにも合うと活用方法がたくさんありますね。ほかにも、アイスクリームやチョコレートにのせたりして楽しんでいます。

 

いかがでしたか?ソーセージに馬告が入っているものが屋台で売られていたり、レストランにも馬告入りメニューが発見できることもあるので、台湾へ行ったら探してみてくださいね。きっとハマると思いますよ!台湾みやげでリクエストしてもいいですね。ぜひ食べてみてくださいね!

 

上紙夏花 Natsuka Uegami

ライター/ビューティープランナー

1977年、大阪府生まれ。吉本新喜劇の女優を経て、ライターに。現在は化粧品の商品開発やPRを手掛けるほか、ベビーマッサージ講師としても活動している。夫・息子9歳、3歳

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