紅ゆずるさん「ファンの気持ちを絶対に裏切りたくない」…元・宝塚星組トップスターが1stコンサート「紅-ing!!」にかける思いとは?

元・宝塚星組トップスター、紅ゆずるさんが本格始動!2020年2月、1stコンサート「紅-ing!!」が上演決定

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2019年10月に宝塚歌劇団を卒業した、元宝塚歌劇団星組トップスターの紅ゆずるさん。2020年2月には、自身初となるライブコンサート「紅-ing!!」に臨みます。その見どころや、「紅5」など多彩なキャストとのエピソード、現在のファンへの思い、プライベートでの様子などをうかがいました。

宝塚の男役時代に歌っていた曲も、現役中と今ではまったく違うものに

――タイトル「紅-ing!!」(クレナイ-イング)にこめた思いとは?

紅:本当は、新しいものだから「紅NEW」とか、英語で「KURENAI」とか、色々考えたんですけど、やっぱり紅進行形が一番いいと思って決めました。

宝塚をやめちゃうと、ファンの方は「寂しい」って思われるじゃないですか。だけど、今までの紅ゆずるというものがあってこそのこれからなんだよ、ということから、「紅-ing!!」(クレナイイング)で“続行”を表現しました。男役ではないけれども、これからも続きますよ、新たな紅ゆずるというものを目指してこれからもやっていきますよ、ということを伝えたくて。

――特に注目してもらいたい見どころは?

紅:前提として、自分の中では宝塚にすっごく満足して退団したんですね。ファンの方の意見を聞いたら、もちろん「やめないで」とおっしゃると思うんですけど、やっている本人はやり遂げたという気持ちで。自分自身で(トップスターとして演じる作品は)大劇場5作と決めました。この5作というのは、完全にやりきるために決めたものであり、実際、完全に出し切ったという思いが自分の中にあるので、(退団後の今)次にいけるんですよ。

ただ、その“次”のときに、宝塚の男役時代に歌っていた曲を歌ってもらえたら、私がファンだったらすごくうれしいんですよ。現役中に聴くものと、退団してから聴くものとでは全然違うと思う。お客さまにとっても初めてのことだし、私にとっても初めてのこと。それを共有していただきたいんですね。プラスで、新しい曲も色々出てくると思いますし、「紅5」(※1)も、今までとは違って、集まる4人全員が宝塚歌劇団を退団しているんですね。(※1【クレナイファイブ】在団中に、紅さん、美弥るりかさん、壱城あずささん、如月蓮さん、天寿光希さんで結成された男役5人組ユニット。今回のコンサートでは退団した4人<在団中の天寿さん以外>の出演が決定している)

今回は、演者やアーティスト、女優……みんな方向は同じですけれども、ジャンルが異なる人が集まった「紅5」。今までは宝塚の“男役くくり”で「紅5」がありましたけど、男役を卒業してからこうやって結成することが新しいと思ってます。

私が在団中に、美弥、壱城は先に退団していて。退団してから各々が新たな場所でいろいろと感じることもあったでしょうし……そういうことを全部経て、これからもみんなの人生は続いていくわけですから、その現段階での「紅5」もお見せできるんです。

私自身はもちろん性別は女性ですけど、ファンの方は、私の女役というものを見たことがないわけで。まぁ(宝塚在団中に女役の経験も)ありますけど、それは男役をやっている前提での話ですから。今回はその前提がなくなるんです。

今までの宝塚と別に変わらないことをやっているように見えるかもしれないけれど、そこが大きく変わっていて。私の中でも(男役時代とは)心が違うから、また全然違う(表現の)出し方になるだろうし、(ファンの方々の)受け取り方も変わると思うんです。その中に新しさを感じていただきながら、懐かしさも感じていただけるコンサートにしたいと思っています。

今回って現役が出るのであれば話はまた違ってくるんですけど、まったく出ないんですよね。プラス、男性の方が入ってらっしゃいますし、そういう意味でも今までの宝塚とはまた違う。

まったく違うものをやりたいという気持ちはあまりなくて。今段階での私というものをお見せできたらいいと思うし、各々のキャストが、そのときそのときの自分というものを魅力的に見せられたらと思っています。

――「紅5」のみなさんとの関係性で、在団中と変わった部分はありますか?

紅:全然変わらないですね。変わらず、本当に仲良しで。この間も、現役の天寿も一緒に、全員で箱根に旅行へ行ってきたんですよ。仕事が忙しい人もいるので集まりがバラバラで、全員集まったのが夜だったっていう状況でしたけれど、それでもやっぱりすごく楽しかった。いつまでたっても変わらないし、彼女たちからも、私は「ずっと変わらない」と言われていますし……。そこをお互いが確かめる仲というか。苦楽を共にして、なおかつ変化にも気付ける人たちと共に作るものって、やっぱりどこか違うと思うんですよ。

「紅-ing!!」は私中心ではあるものの、みんながそれぞれアピールできる場であったらいいなと思いますし、これからの活動に向けての大きなコンサートでもあるので、各々が充実したものにしてほしいなと思っています。

――紅さんのファンとしても知られる、ゴールデンボンバー歌広場 淳さんがコンサートに参加されます。どのようなことを期待してのオファーでしたか?

紅:歌広場さんという方は大変常識のある方で、自分よりも人のことを先に考える方。すごく頭がいい方ですし、「ファンの方はきっとこういうことが知りたいはず」とか、「きっと紅さんはこういうことが言いたいはず」ということが分かってくださる方だと思うんですよ。私のファンだからとか、宝塚好きだからっていうのではなくて、そのお力をお借りしたかったんですね。

今って、私もファンの方も接する機会が一気になくなってしまったんですよ。直接的な交流が全然ない状況なので、それを歌広場さんに埋めていただきたいなと。ファンの方も(会場では)本当は質問したいけど、なかなか直接ポンポン聞けなかったりするじゃないですか。歌広場さんならば、“歌広場 淳が聞きたいこと”ではなくて、きっとファンの方の気持ちも汲んで聞いてくださったり、私自身の話を引き出してくれるのではないかと思い、ぜひご出演いただきたいと思いました。

退団後も思いは変わらず。ファンの気持ちは絶対に裏切りたくない

――ファンへの思いとは?

紅:「みんな、私のこと応援してやって」とかではなくて……。ファンの方って、手紙を渡してくださるだけでも2時間も3時間もずっと待ってくださるんですよ。そんなことって、普通ある? って思いますし、本当に寒い中で、すごく雨が降っていても、傘も差さずにカッパだけで待ってくださる……。ファンの方が密集していると、傘がさせないんですよ。待ってくださるときに飲食もできなかったりとか……。そういうことに耐えてでも手紙を渡してくださったり応援してくださるということは、並大抵の“好き”じゃ、たぶん無理だと思うんです!

私だって、できるかな? って思ったらできないと思います……。それだけの愛情を向けてくださることは、本当にありがたいことだなと心から思いますし、やっぱりそういうファンの方の気持ちは絶対に裏切りたくないという思いがすごくあるので、これからも大切にしていきたいなと思うんです。

自分は紅ゆずるって名前も(宝塚歌)劇団にお借りしているわけですし、今後、芸能活動をすると決めたからには、宝塚という原点があっての紅ゆずるであるってことを大切にしたい。ここまで育てていただいたのも劇団はじめファンの方々のおかげなので、これからも、一緒にいろんなことを共有していきたいですし、一緒にいろんなことを感じていただけたらなと思います。

その思いから、今回もコンサートを選んだので。映像だったら(ファンの方の気持ちが)分からないじゃないですか? やはり一番大切にしたいことなので、私自身もファンの方の要望やいろんなことに挑戦していきたいなと思います。今までと表現は違うのですが、私を応援してくださっているファンの方は絶対に大切にしていきたいです。

ライター

Writer Profile

Emi Takamizawa

1978年、埼玉県生まれ。女性誌を中心に女性の性質や人間関係の悩みに迫り、有名無名千人超を取材。関心あるキーワードは「育児」「健康」「DIY」「観劇」など。家族は夫と4歳の息子。

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