LIFE

飯田りえ

こんなギフト欲しかった!忙しいママへ「じぶん時間」のプレゼントはいかが?

  • 飯田りえ

2018.11.03

この記事をクリップする

みなさん、”自分” のための時間を楽しんでいますか?

私はなかなか時間を確保できていません。主人が休みの日に子どもたちを連れ出し、私一人の時間を作ってくれるのですが、大概、仕事をしてしまいます…。仕事は楽しいので自分の時間には変わりありませんが、余暇や休息にはなりません(苦笑)。

特に、子どもが生まれてから未就園ぐらいまでは、四六時中、子どもとべったり。仕事をしている・していないに関わらず、家事や育児、子どもの予定に合わせていると、自分の時間なんて意識しないと本当に取れませんよね。そんな中、上手に自分の時間を確保して楽しんでいるママ友を見ると、羨ましくもあり「偉いなぁ」と思います。

もちろん、子どもとの時間は楽しいですし、家族との時間はかけがえのない大切なもの。ただ、こうして自分の時間を持たず過ごして行くと「自分の好きなもの」「自分の心地いいこと」「自分の憧れていたこと」など、「自分」がだんだんわからなくなってきたのも…事実です。

映画も子ども向けのもの、食事も子どもが食べたいもの、聞く音楽も、休日のお出かけも、はたまたクローゼットの中身は子どもと一緒に動きやすいカジュアルなものばかり…!このままいくと、本当に「私って何が好きだったっけ??」と、自分を見失ってしまいそう。

だからと言って子どもを誰かに預けてまで…となると、ハードルはぐんと上がります。いっその事、誰か私に時間をプレゼントしてくれないかしら。

そう思っていた矢先に、ぴったりなものを見つけました。その名も「MY TIME GIFT」。 なんと ”自分” の時間をギフトできる(ギフトしてもらえる)サービスがあるのです! 今年4月にスタートしたこちらは、伊勢丹新宿店が展開する学びのプロジェクト「cocoiku(ココイク)」のキッズルームで、3時間お預かりしてもらえるというギフト券がありました。この「ココイク」というのが、また独自の理念に基づいた体験プログラムが多彩なのです。

ココイクのプログラムを監修している、ミュージアムエデュケーターの会田大也さん自身も「奥さんにも自分の時間をプレゼントしたかったので企画しました」とのこと。発想からして素敵ですね! このココイクキッズルームを少し見学させてもらいながら、お話を伺ってきました。

ママにも ”定期的な休息” が必要なのです

——このMY TIME GIFT、すごくいいアイデアですね! 自分が欲しいくらい。

会田大也さん(以後、敬称略):ありがとうございます。お子さんが小さい間は常に母子で一緒。そんな中、週1回、月1回でも3時間だけママの”定期的な休息“を持てるように、使ってもらえたらなぁと。定期的でなくても「自分のために時間を使ってね」と言う、夫婦間の ”約束ごと” に使えます。僕自身、妻に自分の時間を楽しんで欲しくて。

——素敵ですね! その”約束ごと”と言うのがポイントですね。

会田:急に「子どもたち預かるから、今日一日好きにしていいよ」って言われて嬉しい反面、「どうしよう…、何しよう…」と戸惑うみたいなことありますよね。事前に自分の予定で時間が取れるなら、あれこれ調べたり予約したり、シミュレーションできます。そう考えている時間も楽しめるじゃないですか。

——すごくわかります! 少しの休息があるからこそ、日々頑張れるし、優しくなれそう(苦笑)。

会田:そうなのです。ママが何かをじっと我慢していても、親子関係に良い影響は与えません。楽しんでいる方が絶対にいい。でも、ママ自身が「誰かに預けてまで自分の時間を作る」となると、一気にハードルが上がります。

——そうなのです。よっぽどの理由があれば誰かにお願いしますが、そうでない限りなかなか自分からは…。

会田:ギフトにしちゃえば「せっかくもらったのだから」と試すきっかけになります。一度使ってもらえると、この時間の大切さが体感してもらえる。そうすると、少しハードルは下がりますよね。子どもにとっても、ママはずっと元気でいて欲しいので、定期的な休息は必要なのです。

自主性を大切にした空間で、初めての母子分離にもぴったり

——キッズルームですが置いてあるおもちゃとか空間にこだわりがあって良いですね! スペースもすごく広いです。

会田:子どもの興味や関心をぐっと引き出すものをセレクトしていて、僕が手作りしたものもあります。長年、美術館で教育普及の仕事をしていたので、子どもが自ら何かを発見し、能動的に動ける教育プログラムをいつも考えています。ここでは自主性を持って過ごせるような時間を心がけていて、保育士も自立を促す「アドラー心理学」を学び、日々のお預かりの時間に取り入れています。

——声がけや見守る姿勢が違いそうですね…! 保育園や幼稚園に入る前の練習にも良さそうです。

会田:初めての母子分離に利用されるご家族もすごく多いです。保育士も0歳児はマンツーマンですし、1〜2歳児は2人につき1人付きますので、初めてでもご安心頂いています。個性の幅が広がる時期なので、子どものやりたいことに沿って過ごしてもらっています。

——保育体制が手あついですね…!ママ友への出産祝いにもピッタリだと思いました。なによりも「自分の時間」がもらえる嬉しさを、ママ同士だからこそわかるので。あと、二人目、三人目の出産ともなると、欲しいものや必要なものってあまりないし、そんな中、”時間” のプレゼントはすごく嬉しいと思う! このギフトのデザインも可愛いのであげたくなる。

会田:そう言ってもらえると嬉しいです。旦那様からはもちろん、祖父母からでもいい、お友達同士でも、誰からでも嬉しいですよね。母の日、誕生日、クリスマスに出産祝い…どのタイミングにもぴったりですよ。

——やっぱり私が一番欲しいです…!

通常のココイクよりも、回数券になっているため少しお得に利用できるそうです、ここなら子どもはこだわりのあるキッズルームで楽しく過ごせ、ママは安心して自分の時間を満喫できますね。店頭、もしくは伊勢丹オンラインストアで購入可能。プレゼントして、あとは利用したいご本人が、事前に予約を入れてもらえればOK。
ココイクでは多彩な教育プログラムやワークショップを開催しているので、次回はその魅力について伝えしたいと思います。

◆MY TIME GIFT利用方法
時間:11時 ~ 18時(3時間のご利用のため、最終受け付け3時)
場所:伊勢丹会館5階=ココイク
料金:1回=3時間 1回券8,640円、3回券21,060円、 9回券58,320円(全て税込)サービス中のお子さまの様子を記載したオリジナルの連絡帳付き
購入方法:ご来店、または伊勢丹オンラインストアで購入可
詳しくはMT TIME GIFTのHPを参照ください


会田大也さん(cocoiku プログラム監修・ミュージアムエデュケーター)
1976年東京生まれ。2003年開館より11年間、山口情報芸術センター(YCAM)の教育普及担当として、メディアリテラシー教育と美術教育の領域にまたがるオリジナルワークショップや教育コンテンツの開発と実施を担当。一連のワークショップは、第6回キッズデザイン大賞を受賞。担当企画展示「コロガルパビリオン」が、第17回文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品受賞。一連の「コロガル公園」シリーズは2014年度グッドデザイン賞を受賞。2014年より東京大学大学院ソーシャルICTグローバル・クリエイティブ・リーダー[GCL]育成プログラム特任助教。

飯田りえ Rie Iida

ライター

1978年、兵庫県生まれ。女性誌&MOOK編集者を経て上京後、フリーランスに。雑誌・WEBなどで子育てや教育、食や旅などのテーマを中心に編執筆を手がける。「幼少期はとことん家族で遊ぶ!」を信条に、夫とボーイズ2人とアクティブに過ごす日々。

LEE公式SNSをフォローする

閉じる

閉じる