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「MONKEY MAJIK」も参加!東日本大震災の津波到達地に桜を植樹するプロジェクトとは?

  • 高見澤恵美

2018.04.11

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今年で6年目。東日本大震災での津波の到達地に桜を植える、という試み

今年の春は、桜を堪能できましたか?
年にほんの数日間しか愛でることができないけれど、圧倒的な存在感を誇る、儚げで美しい桜の花。
本日のLEEweb「暮らしのヒント」では、そんな桜にまつわる社会貢献について取り上げます。

さる3月25日、26日に石巻市牡鹿半島で行われた「桜の植樹会」
LEE4月号でも特集記事を掲載した「豊島株式会社」のオーガニックコットンブランド“オーガビッツ”と、さくら並木ネットワークの合同イベントとして、41本の桜が植えられました。

今年行われた「桜の植樹会」での集合写真。

実はLEEとオーガビッツの縁は深く、2010年、はまじがオーガニックコットン畑を見に行ったのが最初。
なんと場所はテキサス(!)だったそう。

その後も、LEE誌面では渡良瀬の和綿畑や尾張一宮のガラ紡工場、岩手県大槌町の復興支援センターなどなど、さまざまな場所を訪れました。

そんなオーガビッツが、ここ数年、力を入れているのがNPO法人「さくら並木ネットワーク」との植樹会です。2013年から支援を開始し、今年で6年目。
東日本大震災での津波の到達地に桜を植樹することで、鎮魂と避難の目印にするという活動です。

今回は「MONKEY MAJIK」のメンバーも植樹に参加!

これまでも協賛するアパレルブランドの方々が植樹してきたのですが、今回はメンバー全員が宮城在住のミュージシャン「MONKEY MAJIK」も参加。
昨秋のツアーをオーガビッツがスポンサードしたことがきっかけとなり、ツアーグッズの売上から苗木が寄付され、なんと、本人たちに植樹してもらうことになりました。
その模様はご覧のとおり、楽器ではなくスコップを持つ姿もすてきです。

「桜は柔らかい気持ちになるし、まちのシンボルになっていったらまた豊かな心で良いまちができるのではないか。桜の成長とともに何度でもまたここに来たい、やっていけることを都度見出しながら、音楽を中心にまたみなさんと幸せになれることをやっていきたいです」(ドラム TAXさん)

LEEの桜も育ってます

ちなみに、誌面でも紹介したことがありますが、仙台市若林区にはこのプロジェクトに参加させていただいたLEEの桜があるんです。

着々と成長中です。

 

オーガビッツではファッションブランドと協力し、支援商品に下げ札を付け、商品1枚の売上につき10円をNPO法人「さくら並木ネットワーク」に寄付するという「さくら並木プロジェクト」を展開しています。

 

大津波の被害を風化させないための取り組みに、買い物で参加できる。
私たちLEE世代にも気軽にできる社会貢献として、ますますの広がりを見せていきそうです。

高見澤恵美 Emi Takamizawa

LEEwebエディター・ライター

1978年、埼玉県生まれ。女性誌を中心に女性の性質や人間関係の悩みに迫り、有名無名千人超を取材。関心あるキーワードは「育児」「健康」「DIY」「観劇」など。家族は夫と4歳の息子。

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